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実際に住むまで気付きませんでした… 注文住宅を建てた主婦が後悔した「照明の失敗談」

  • 2024.5.7

理想の雰囲気を演出したり、心地よい空間をつくったりするためには、家づくりでの照明計画はとても大切なポイント。ハウスメーカーで注文住宅を建てた筆者は、実際の暮らしを想像しながら照明を考えたつもりでしたが、思いのほか後悔する点がありました。生活してみてわかった、照明の失敗談をご紹介します。

照明の失敗1.センサーライトの位置が良くない

©木村孝子

筆者宅の廊下照明はセンサー式のダウンライトにしているのですが、センサーの位置の問題で、必要ないタイミングに照明が点灯してしまうことに後悔しています。

玄関からLDKにつながる扉の真正面に廊下照明のセンサースイッチがあるのですが、扉を開けていると、10mほどの距離でもセンサーが反応。廊下の先は子ども部屋で、現在は家族全員の寝室として使っているため、特に夜は不必要な点灯にストレスを感じています。誤作動とは言えませんが、図面上で想定できなかったのが後悔ポイントです。

通常のスイッチにすればよかった

©木村孝子

センサーライトは消し忘れが防げて便利だと思い導入しましたが、廊下に関しては通常のスイッチにすればよかったと考えています。

廊下は足元灯がちょうどよい

廊下のダウンライトを通常のスイッチにした場合、足元を照らしてくれる”足元灯”を追加するとちょうどよいかもしれません。

夜中にトイレなどで起きた場合、ダウンライトの光はまぶしく感じます。しかし、万が一地震などの災害が起きたら、真っ暗なのも危険。

足元灯ならば、まぶしさを抑えて足元の明かりは確保できます。筆者宅も電池式のセンサー式足元灯の導入を検討中です。

照明の失敗2.屋外照明が階段を照らしてくれない

©木村孝子

筆者宅は玄関から駐車場をつなぐアプローチに階段が数段あります。後悔しているのは、照明の位置が微妙で階段を照らしてくれない点です。

駐車場と玄関の間には2か所の照明があります。1つは駐車場からアプローチを照らすスポットライト、もう1つは玄関ドアを出たすぐ上にあるダウンライト。駐車場から家に入るとき、2つの照明の間にある階段部分は明かりが届きません。夜帰宅するたびに、階段でつまずかないか不安です。

後付け可能なセンサーライトの導入を検討

子どもたちが成長して夜に帰宅するようになったら、簡単に後付けできる屋外用のセンサーライトの導入を検討しようかと考えています。

外構でカバーも可能

建物側につける照明だけでは限界な場合、外構工事で設置する外灯でカバーしてもよいでしょう。安全面の向上だけではなく、防犯対策にもなるため、屋外照明はよく検討すべきです。

筆者宅は外構計画が遅くなってしまい、住み始めてからも未完成。可能であれば、家の打ち合わせと同時に外構計画をするのがおすすめですよ。

シミュレーションをして後悔のない照明に

これから家づくりをする方は、電気図面を見ながら照明のシミュレーションをするとよいでしょう。

設計士さんに任せきりにするのではなく、実際の生活を想像することが大切です。明かりの届く範囲や人の動線をよく考えて、後悔のない照明にしてくださいね。

文・木村孝子
整理収納アドバイザー・住宅収納スペシャリスト・ライター。元汚部屋の住人。大量のものを手放したのちに手に入れた感動から、整理収納を本格的に学ぶことに。ズボラでも無理なく片付く仕組みづくりを伝えるべく、活動中です。
©koni film/Adobe Stock

文/木村孝子

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