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つい、がんばりすぎる人が【燃え尽き症候群】にならないためにできること。ストレスを減らす考え方 & 人生が変わる3つの方法

  • 2024.5.8
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がんばりすぎたあと、なんか調子が戻らない、無気力になっている……など、そんな経験ありませんか? そんなあなたは、もしかして燃え尽き症候群かも! 今回は、労働者の健康管理改善に携わる医師の池井佑丞さんに、燃え尽き症候群にならないための考え方や習慣を教えていただきました。

池井佑丞さん

医師。健康経営クラウドサービス企業・リバランス代表。内科や産業医、訪問診療に従事するかたわら、プロキックボクサー、トレーナーとしても活躍。さまざまな企業で、労働者の健康管理に携わる。著書に『燃え尽きさんの本』(かんき出版)

5つの「不」をなくして、 ストレスを減らす考え方へスイッチ!

やる気があってもストレスが多すぎる環境では、いずれは燃え尽きてしまいます。そうならないための、ストレスを減らす対処法を、身につけておきましょう。

不調
睡眠不足や体調不良などが原因で起こる不調。しっかり眠って、心身のどこかが明らかに不調なら、病院を受診するなどして、解消しましょう。

不満
理不尽、不条理なできごとに、不満を感じる場合。どうしようもないことは「仕方ない」とあきらめる、いつまでもイライラしない工夫が大切です。

不安
嫌われたくない、失敗したくないと思うほど、不安を感じます。「失敗してもなるようになる」と考えて不安がどんどん大きくならないようにして。

不幸
病気や怪我、事故やトラブルなど、不幸なできごとが起こるときもあります。そんなときは、足もとの幸せを見つめ直しましょう。

不機嫌
誰かと話してリフレッシュしたり、趣味の時間を持ったり、気持ちを切り替えて自分が機嫌よく過ごせる方法を知っておくことが大切。

「決めつけた価値観」になっていませんか?

・「〇〇に違いない!」と決めつけてしまう

・わずかな出来事から結論をつけがち

・いいことも起こっているのに、ささいなネガティブなことに目が行く

・起こしてしまったミスなどを大きく捉え、できていることは小さく捉える

・関係ないことも自分のせいと考え、自分を責めてしまう

・0か100か決めないと気が済まない。完璧を求めてしまう

・否定的な予測をして、行動を制限する。その結果失敗する

燃え尽きないためにできることは? 相談が苦手でも一人で抱え込まないで

支え合ったり、視野を広げてくれるセコンドを探そう

「燃え尽きやすい人は、相談するのが苦手な傾向があります。何かあっても『一人でがんばらないと』と思ったり、弱みを見せられないのです。しかし、うまく燃え続けるためには、周囲の存在が重要です」

これは、格闘技でいうとセコンドのようなもの。そして、その相手は一人ではなく、めざすところに自分を導いてくれる先輩や、一緒にがんばる同僚、疲れたときに「大丈夫?」と声をかけてくれる家族など複数いるのがベター。一人では、偏りがちな価値観も、人の意見を聞けばフラットになるし、相手の体験談を聞くと、自分の人生のストックになります。そういう人がまわりにいないなら、思い切って環境を変えることも必要です。燃え尽きない環境を、自分から求めていきましょう。

燃え尽きがちな人生を変える3つの方法

#01 時間配分の見直し
なににどれだけ時間を割くのか、どのような時間を過ごすのかを見直す。仕事ばかりに時間を費やすのをやめたり、家事の効率化をはかり自分の時間をつくれないか考えて。

#02 環境を変える
今のままでは行き詰ってしまうと感じている場合。思い切って、引っ越したり転職したりして、環境をガラッと変えると、価値観も変わって人生が開けることがあります。

#03 新しい人と出会う
違う価値観を持つ人と付き合い、相手の考えも受け入れてみることで、発想力も豊かに。新しい習い事を始める、職場で新たな交流をしてみるなど、出会いを広げてみましょう。

text:Ema Tanaka illustration:Kayo Yamaguchi
リンネル2024年4月号より
※画像・イラスト・文章の無断転載はご遠慮ください

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