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最年少&アマチュア優勝?! リ・ヒョソン選手の更新した数々の記録とは?【国内女子ツアー豆知識】

  • 2024.5.7

国内女子ツアー第10戦、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップでは、リ・ヒョソン選手が通算8アンダーでツアー初優勝を飾りました。しかも、最年少優勝記録アマチュア優勝など数多くの記録を塗り替えて。そこで、改めてどのような記録を打ち立てたのか振り返ってみましょう。

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◆今後破るのは難しそうな史上最年少優勝記録

最終18番パー5で一か八かの2オンに成功。3メートルのイーグルパットを沈めて、通算8アンダーでホールアウト。後続がスコアを落としたことで、なんと日本ツアー初優勝を飾った韓国のリ・ヒョソン選手。今回、彼女が今大会で打ち立てた記録を振り返ります。

まずは、最年少優勝記録です。これまではJLPGAツアーでは14年KKT杯バンテリンレディスでの勝みなみプロが打ち立てた15歳293日が記録でした。リ選手は15歳176日だったので、新記録となります。同時に、畑岡奈紗プロが持っていた公式競技の最年少優勝記録17歳263日(16年日本女子オープン)、渋野日向子プロが持っていた大会最年少優勝記録20歳178日(19年)も塗り替えました。

さらに、ヒョソン選手は初日のスコアが3オーバーで71位タイと出遅れていました。これまでは、初日が51位タイからの逆転優勝が記録でしたが、それを大きく更新したことになります。

逆転優勝記録は他にもあります。公式競技では、これまで5打差逆転が最大ストローク差でした。達成したのは、89年レディーボーデンカップでの平瀬真由美プロ、96年日本女子プロ選手権での塩谷育代プロ、07年LPGAツアー選手権リコーカップでの古閑美保プロ、09年LPGAツアー選手権リコーカップでの横峯さくらプロ、14年日本女子オープンでのテレサ・ループロ、16年日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯の鈴木愛プロです。今回、ヒョソン選手は7打差を逆転したので、公式競技における最大ストローク差逆転記録となりました。

ちなみに、JLPGAツアーでは、02年廣済堂レディスゴルフカップで藤野オリエプロが11打差を逆転、98年東洋水産レディス北海道で大場美知恵プロ、19年デサントレディース東海クラシックで渋野プロがそれぞれ8打差逆転劇を演じており、7打差逆転は4位タイとなります。

◆9人抜きの優勝は4位タイ

ヒョソン選手は3日目の順位が10位タイだったので、9人をごぼう抜きしたことになります。この9人抜きの記録は、4日間大会では4番目の記録です。1位は11人抜きの比嘉真美子プロ(13年ヤマハレディースオープン葛城)で、2位タイは岡本綾子プロ(91年ヤマハカップレディスオープン)とループロ(14年日本女子オープン)の10人抜きでした。

参考ですが、3日間大会ではなんと19人抜きの記録が1位で3人いました。97年イエローハットレディスでの前田真希プロ、06年中京テレビ・ブリヂストンレディスの李知姫、19年デサントレディース東海クラシックの渋野プロです。

JLPGAツアーでアマチュアが優勝したのは、ヒョソン選手が8人目となりました。アマチュア優勝を達成者は以下の通りです。清元登子プロ(73年トヨトミレディス)、宮里藍プロ(03年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン)、キム・ヒョージュプロ(12年サントリーレディス)、勝プロ(14年KKT杯バンテリンレディス)、畑岡プロ(16年日本女子オープン)、クリスティン・ギルマン プロ(18年センチュリー21レディス)、古江彩佳プロ(19年富士通レディース)。

韓国では18歳にならないとプロに転向できないこともあり、ヒョソン選手はあと3年間アマチュアとしてプレーするようです。

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