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【目玉焼き温故知新】シェフ三國がエスコフィエの目玉焼きを再現♪チーズ!ベーコン!生クリ!あぁ旨い♡

  • 2024.5.7

「近代フランス料理の父」として知られるジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエは三國シェフやその恩師である村上シェフのみならず、多くのシェフが尊敬する偉大なシェフです。そのエスコフィエ氏が考案した目玉焼きを三國シェフが教えてくれるとなったら、作らないわけにいかないですよね。ということで、さっそく作ってみました!




ジョルジュ・オーギュスト・エスコフィエは、フランスのシェフ。 料理業界そのものからスタッフシステム、アラカルト方式など、今のレストランのほとんどすべてに多大な影響を与えた人物だといいます。 19世紀末から20世紀初頭にかけて、今の言い方で言えばシェフ、レストラン経営者、料理研究家として活躍。レストラン経営と料理考案・レシピ集の著述を通じて、伝統的なフランス料理の大衆化・革新に貢献したことで知られています。

三國シェフの「目玉焼きのロレーヌ風(Œufs à la Lorraine)」の材料と作り方

【材料】 ※1人前
・卵…1個
・ベーコン(薄切り)…2枚
・グリュイエールチーズ…たっぷり
・生クリーム…大さじ1

グリュイエールチーズがない場合は、ピザ用チーズで代用可能です。



オーブンは200℃に温めておきます。(トースターでも可)
グリュイエールチーズは板状にスライスしておきます。
ベーコンは食べやすい大きさに切っておきます。

【作り方】※調理時間:12分
1. 耐熱容器の内側にベーコンを敷き、その上にチーズを敷きます。


※真ん中に卵を入れるスペースを空けるようにチーズを敷くのがコツです。

2. 卵を真ん中に割り入れます。



3. 卵黄を覆うように生クリームをかけ、オーブンで10分焼きます。


※トースターの場合は900Wくらいの高温にして、表面を確認しながら焼いてください。


4. オーブンから取り出して、出来上がりです。



この料理、塩もこしょうも使っていません。ですが、ベーコンとチーズの塩味が丁度よく、トロトロになったチーズと卵のバランスがとてもおいしい目玉焼きになりました。三國シェフのレシピには「チーズたっぷり」とありましたが、確かにチーズは多いほどおいしくなる気がします。黄身をつぶして白身やチーズ、ベーコンと一緒に食べることで、濃厚でおしゃれでとんでもなくおいしい目玉焼きになります。オーブンでは黄身に完全に火が入ってしまうように思いますが、生クリームで黄身の乾燥を防ぐという見事なエスコフィエの技には脱帽です。

エスコフィエはフランス料理を大衆化したことや、調理法を体系化したことで知られていますが、コースメニューとして提供することや、シェフがかぶっているあの高い帽子を考案した人でもあります。「料理の手引き」という、もはやフランス料理の教科書である本を書いたのも彼ですし、もしエスコフィエがいなかったら、わたしたちが普段食べているフランス料理はなかったかもしれないと考えると、尊敬しかありません。

目玉焼きをオーブンで焼くという発想はありませんでしたが、ありがたいことにこの料理はオーブントースターでも作ることができます。トースターの火力によって調理時間は変わりますが、「目玉焼き=簡単」というイメージがありますので、この味が10分程度でできるのなら、わたしはものすごく満足です。黄身に火を入れすぎないことがポイントですので、トースターで作るときは黄身の状態をじっと見ているのがよいと思います。グリュイエールチーズがなくてもピザ用のチーズでとても簡単にできますので、ぜひ作ってみてください!

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