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ゲーム課金で平均33万円…中には100万円超のトラブルも 原因の意外な盲点は親が与えている?

  • 2024.5.6
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知らないうちに高額請求が届く…子どもの「ゲーム課金」にご注意ください!

札幌市のクラーク記念国際高校です。対戦型のゲームで行う競技「eスポーツ」の専攻コースがある先進的な学校です。

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福島啓友教諭は「社会や保護者の理解がどんどん進んできているなと感じます。生徒数も右肩上がりです」と話します。

若者を中心に人気の「eスポーツ」。

日本国内における市場規模は、ここ数年で急拡大していて、来年には210億円を超えると予想されています。

その一方で、ゲームにまつわる問題も…。

コロナ禍以降、ゲーム依存やゲーム課金のトラブルが増えているというんです。

特にいま問題視されているのが「ゲーム課金」。

未成年の子どもが親に無断でオンラインゲームに課金してしまい、知らないうちに高額請求が届くトラブルが全国で相次いでいます。

無断課金を防ぐにはどうすればいいのか。「ゲーム課金」の危険性を考えます。

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スマートフォンの普及で、誰もが手軽にインターネットにアクセスできる時代。

通学や通勤途中など、ちょっとした時間にゲームをする人が増えています。

道具や衣装といったゲーム内で利用できるアイテムなどを購入する「ゲーム課金」。

いま、親に無断で課金する子どもが増えています。

国民生活センターによりますと、2022年度の1年間に保護者から寄せられた子どものオンラインゲームに関する相談は、約4000件。

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多くが、保護者に無断で課金していて、そのうち半数が小学生によるものでした。

課金額の平均は、約33万円で、中には100万円を超えるケースもありました。

「課金の壁」をちょっとした工夫で乗り越えてしまうことは実はとても多いんです。

指紋を登録して課金 親はどう防ぐ?

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ITジャーナリストの高橋暁子さんは「子どもが友だちから、『自分の指紋を認証で登録しておけば、次は自分の指紋だけで課金ができるんだよ』という情報を得て、指紋を登録して課金していた」と実際のケースについて指摘します。

生まれた時からインターネットやスマートフォンが身近にある環境で育った「デジタルネイティブ世代」の子どもたち。

あらゆる制限をかいくぐって課金する可能性があると言います。

子を持つ親は、どんなことに気をつければよいのでしょうか。

ひとつは、カードの明細書やアプリストアの領収メールを毎回確認して、なるべく早く気がつくこと。

そして、問題なのはあくまで無断での高額課金。

「『どうしてもしたいときは相談してね』『いざというときは話を聞くよ』と伝えておくことで防げることも多いです」とITジャーナリストの高橋さんは話します。

さらに、子どもがゲームに課金する原因として多いのが、 「親の使い古しのスマホを使わせている」 ケース。

「勝手に課金」は取り消しできる?

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親の使い古しのスマホを子どもに与える家庭は少なくありません。

しかし、これが課金の落とし穴。

なぜかと言うと、 スマートフォンに登録されたままの親のクレジットカードなどを利用 するリスクがあるんだそうです。

また、子どもが勝手に課金してしまった場合、そのお金はどうなるのでしょうか?

大川哲也弁護士によると、「民法では保護者の同意がない未成年者の契約は原則、取り消すことが可能」だそうです。

しかし、親のクレジットカードを利用した場合、未成年者が利用したことを立証するのが難しく、取り消せない場合もあるとのことでした。

課金させないために親ができることもおさらいしておきましょう。

▼決済の際は毎回パスワードなどを入力
▼クレジットカードなどの利用明細は毎回確認
▼スマートフォンの利用を制限する機能を使う
▼子どもが親に相談しやすい環境づくり

子どもに防犯目的でスマホを持たせることもあると思いますが、使い方など、しっかり家族で話し合って対策をしましょう。

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年4月18日)の情報に基づきます。

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