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三田佳子さん(82歳)が400勝のレジェンド金田正一さんからプレゼントされたものとは?

  • 2024.5.6

NHK大河ドラマで2度主演を務めた唯一の女優、三田佳子さん。2014年7月号にご登場いただいてから9年。その間、2度の大病を乗り越え、82歳とは思えないほど若々しく美しい。とはいえ「75歳を過ぎたら、頑張っても美もオーラも出ません」と清々しいほどきっぱり言い切りました。今回は三田さんの美の秘密をインタビューを通してお伺いしました。

年を取ると見た目が寂しくなるからヘアスタイルは華やかで明るいほうがいい

お話を伺ったのは…女優・三田佳子さん(82歳)

《Profile》みた・よしこ
‘41年生まれ。高校を卒業した’60年、東映に入社し映画デビュー。独立後は舞台、テレビにも活躍の場を広げ、NHK大河ドラマに2度主演、NHK紅白歌合戦では2度司会。近年の主な出演作は、ドラマ「プロミスシンデレラ」「ゆりあ先生の赤い糸」、映画『約束のネバーランド』『天間荘の三姉妹』。NHKドラマ「老害の人」(5/5~放送予定)、映画『湖の女たち』(5/17公開)に出演予定。オフィシャルブログ「佳子のガラパゴス遊歩」も好評。

昨冬放送のドラマ「ゆりあ先生の赤い糸」では、主演の菅野美穂さん演じるゆりあの義母の役でした。「よかったわ」と周囲から声をかけられることが多くて、嬉しかったですね。放送終了後、菅野さんとご飯を食べに行き、「私の着物を着ていただけないかしら」とお願いしたものの、忙しくてなかなかお持ちできなくて。先日お電話をいただいたとき、「忘れてないからね。次に会うときに持って行くね」とお伝えしました。

役柄のイメージに合うウイッグをつけて挑みましたが、ウイッグといえども、何度も何度も納得いくまで調整して、自分の頭と顔に合わせています。そうするとね、いつもの私と全然違うから、クランクインの日に「三田さん、地毛ですか?」と他の俳優の方々から聞かれて、「ウイッグなのよ」と答えると、みなさん驚かれていました。

何よりファッションが好き最近はもっぱらカジュアルで

最近はおばあちゃん役ばかりで、それが私のイメージになっていますが、ファッションが何より好きで、普段は結構オシャレを楽しんでいるんですよ。今日もブルネロ・クチネリのニットとパンツでスタジオ入り。お店で見て、いいなと思って買おうとしたら、高額でびっくり。気をつけなければいけないと思っていますが、とても気に入っています。

若い頃は鈴木紀男さんなどのオートクチュールばかりでしたけど、ある日、知人に「三田さんは自分で崩したファッションはできないでしょ?」と言われたのが悔しかったのと、子どもたちと一緒に歩くと、ファッションのギャップを感じて。その両方の理由で50代終わりからファッションが若返り、既製品を楽しむようになりました。

体型が変わってないものですから、最近、あまり着てなかったオートクチュールのスーツやワンピースをレストランに行くときなどに着るととても新鮮です。TPOに合わせて違う自分を表現できて楽しいですね。髪の毛は細くて量が多かったけど、3分の1の量になっちゃったわね。今は赤を基本にメッシュを入れています。いろいろな色に挑戦してみたけど、年を取ると見た目が寂しくなるから、ヘアスタイルは華やかで明るいほうがいいわね。だから赤髪は気に入っています。特別なヘアケアはしてませんが、毛先が細くなると長年通っている「マックスブロンド」でカットしてもらいます。普段は出かける前に、カーラーで巻いて形を整えます。ヘアスタイルが整っていると、元気になりますから。

スキンケアは、ずいぶん前からクレンジングと化粧水はシスレー、美容液と乳液はディオールを使っています。各々効果を調べたわけでなく、肌なじみがいいから使っています。人に頼むこともありますが、大抵自分で百貨店に買いに行きます。カサカサしたときはシートパックもしますが、時々ね。若い方はみなさんキレイにされているでしょう?

あまりにも何もしないのは肌に失礼かなと思って、70歳過ぎてから、半年に1回「ハツコ エンドウ ビューティー スタジオ&エステティック銀座」でエステを受け、ネイルもペディキュアも寝たままやってもらいます。

今はシワを取ったりできるでしょ?私もプチ整形をやりたいけど、血液がサラサラになるお薬を飲んでいるから、できないって先生に言われました。残念だけど仕方ないから、撮影のときはメークさんにキレイにしてもらいます。メーク術も大事だから。

三田さんの美の秘密

20歳の記念にブラジルで購入した原石のネックレス

撮影でブラジルに行ったとき、ひと目で気に入り、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買った原石のネックレス。こういうプリミティブなものが大好きで、今もよくつけます。

亡き母からの贈り物はいつもセンスのいいものばかり

50年ほど前、今は亡き母が買ってくれたガラスのジュエリーケース。とてもシンプルで素敵でしょう?いつもセンスのいいものをくれました。宝石を入れて大切に使っています。

スポーツ界のレジェンド金田正一さんの健康棒

ロッキー山脈から取り寄せたというヒッコリーの木から作られたストレッチ棒。背中に回して左右に動かしたり、前方に構えて持ってスクワットをしたり、健康の要です。

大家・圓鍔勝三さんの金の文鎮は日々の生活で役立っています

タヒチで結婚式を挙げたのですが、彫刻家・圓鍔勝三(えんつばかつぞう)さんの個展で「南の子」という作品に出合い、ご縁を感じて購入。その際いただいたふくろうの文鎮。意外に重宝しています。

《衣装クレジット》
ジャケット¥104,500 シャツ¥57,200 スカート¥90,200 イヤーカフ¥72,600 リング(左手薬指)¥220,000 リング(左手小指)¥137,500 靴¥74,800(すべてYohji Yamamoto)リング(右手薬指)¥12,600(ABISTE)ロングネックレス¥37,400 ネックレス¥48,400 イヤリング¥18,700 (すべてLa Chiave/DRESSUNREVE)

2024年『美ST』5月号掲載
撮影/下村一喜 ヘア・メーク/森田光子 スタイリスト/村井 緑 取材・文/安田真里 編集/和田紀子

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