シャンクがよく出る人は、フェースの開閉を意識しよう！

ボールが右斜め前方に勢いよく飛んでいくミスショットをシャンクと言いますが、手首の角度を変えず、クラブヘッドを真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出す意識が強い人に多いようです。バックスイングではクラブフェースを開き、ダウンスイングでは閉じる動きを心がけると、シャンクを防げます。

バックスイングは開き、ダウンスイングは閉じる！

シャンクはクラブヘッドのネック部分にボールが当たるミスショットですが、その原因は、ダウンスイングでヘッドが遅れて下りてくることにあります。フェースが開き、ネック部分が先行して下りてくるので、そこでボールをヒットしてしまうというわけです。ヘッドが遅れないダウンスイングを行なうには、手首の角度が変わってもいいので、バックスイングではインサイドにフェースを開きながら上げ、ダウンスイングではフェースを閉じる動きを身につけましょう。ヘッドが走るようになり、ヘッドが遅れた状態でインパクトを迎えることはありません。

開いたフェースを閉じよう

バックスイングでフェースを開きながら上げたら、ダウンスイング以降ではフェースを閉じていく動きを身につけると、ヘッドが遅れずに下りてくるので、シャンクを防げます。

手首の角度キープはＮＧ

手首の角度をキープして、ヘッドを目標に向かって真っすぐ出そうとすると、ヘッドが走りません。フェースが開いた状態で遅れて下りてくるので、シャンクが出ます。

フェースを開いて閉じる動きはコレ！

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意識的に開いたフェースを閉じることにより、両手が前に出過ぎることも、ヘッドが遅れて下りてくることも防げます。

どうしてもヘッドが遅れる人は左ワキを締めよう

スイング中に左ワキを締めることにより、フェースの開閉がスムーズにでき、ヘッドが走るようになります。

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阿河徹
●あが・とおる／１９７６年生まれ。米国にてゴルフスイング理論、ゴルフ経営学を学ぶ。ＵＦＧＴＦ資格取得。帰国後、内藤雄士ゴルフスクールにてレッスン活動を行う。２０１２年独立後、男女ツアープロのコーチとしてツアーに帯同。50人以上のプロゴルファー、３万人以上のアマチュアゴルファーを指導している。

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構成・文＝山西秀希
写真＝鈴木祥
協力＝井山ゴルフ練習場