1. トップ
  2. ヘア
  3. 「寝癖がつきやすいならパーマがお勧め」は本当?癖毛の対処法を美容師に直撃

「寝癖がつきやすいならパーマがお勧め」は本当?癖毛の対処法を美容師に直撃

  • 2024.5.5
寝癖直しに時間がかかることも
寝癖直しに時間がかかることも

髪の太さや癖の有無など、人の髪質は千差万別です。中には、起床時に寝癖がひどく、直すのに時間がかかる人もいるようです。ところで、ネット上では「寝癖がつきやすい人はパーマをかけるのがお勧め」という内容の情報がありますが、本当なのでしょうか。美容師の原木佳祐さんに聞きました。

パーマをかけることでスタイリングが容易に

Q.そもそも、寝癖がついてしまうのはなぜなのでしょうか。ネット上では「寝癖がつきやすい人はパーマをかけるのがお勧め」という内容の情報がありますが、本当なのでしょうか。

原木さん「寝癖がついてしまうのは髪質や癖の出方のほかに、『髪の長さ』『寝相』『入浴後に髪を十分に乾かさなかった』など、さまざまな要因があります。

いずれにしても、『毎日寝癖直しをする時間がもったいない!』『もっと簡単に髪のスタイリングがしたい!』と思っている人は、パーマをかけることで毎日のスタイリングがぐっと楽になると思いますよ!」

Q.癖毛の主な種類について、教えてください。それぞれどのような対処法があるのでしょうか。

原木さん「日本人の場合、多くは『波状毛』と『捻転毛』、そしてこれらの特徴を併せ持つ『縮毛』が代表的な癖毛の種類ですね。

『波状毛』は大きくうねる癖がついており、ぬれていても乾いていても、癖が見られるのが特徴です。うねりが大きい場合はほぼ真っすぐに見えることもあり、うねりを直したいだけであればブラッシングやストレートアイロンをサッとかけるだけでも問題がないこともあります。

『捻転毛』はコイル状にくるくると円を描いてうねる癖の毛で、波状毛とは違い、ぬれた状態だと落ち着いて見えます。乾くとボリュームが出て、癖の影響でパサついて見えることもあり、癖そのものよりも、ボリュームが出過ぎて困るという悩みを抱える人が多いですね。

癖の強さにもよりますが、ストレートパーマや縮毛矯正などの施術を行っていただくと、癖やボリュームが落ち着きやすくなると思います。

そして、波状毛と捻転毛の要素を併せ持っているのが、『縮毛』です。細かくうねる癖とコイル状にうねる癖の影響で、髪を伸ばすとアフロヘアのように見えることがあります。日本人の中ではかなり癖が強い髪質に分類されるため、縮毛矯正で毛先を真っすぐにすることで、うねりの癖を改善しましょう」

* * * 癖が強い人は「ストレートにしたい」と思いがちですが、自分の癖を生かしてパーマをかけてみるのもお勧めなのだそうです。朝の寝癖直しに費やす時間を短縮させたい人は、ぜひ美容師に相談してみてくださいね。

オトナンサー編集部

元記事で読む
の記事をもっとみる