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「味変」の可能性を探る"なんちゃって味噌らぁ麺"|須永辰緒のMUSIC&RAMEN⑨

  • 2024.5.5

自他ともに認めるラーメンマニアかつ、レコード番長の異名を持つ人気DJ須永辰緒さんが、ラーメンレシピとともに、そこに込めたテーマや思いをもとに組んだ音楽のプレイリストをご紹介する連載「須永辰緒のMUSIC&RAMEN」。第九回は七回目と八回目で紹介した牡蠣だしスープをベースにして、“味変”を試みた遊び心満載のラーメンです。そんな一杯に添えるのは、ラーメン愛に溢れた楽曲です。

「味変」の可能性を探る"なんちゃって味噌らぁ麺"|須永辰緒のMUSIC&RAMEN⑨

■「“味変”を考える。塩が味噌に?」

料理というものは、良質な食材を正しく調理すれば美味しいものが作れます。懐石料理などの、厳格に、そして緻密に作られた美味しさは、その最たるものと言えます。
しかし一方でラーメンの美味しさには、正解は無いと思っています。

7杯目、8杯目で作った牡蠣で旨味を補強したスープですが、このスープをベースに劇的な味変を考えました。中央の大葉に載せたのは「味噌玉」ですが、薄めに調整した塩ラーメンにこの味噌玉を徐々に溶かすことで味噌ラーメンに変身させてしまおうかと。
たまたま知人に自家製の美味しい味噌を頂いたので、せっかく牡蠣もあるし石狩鍋のようなラーメンにできないかな?と着想したものです。臨機応変!
そう考えるとやはりラーメン作りって自由で楽しいですよね。

そんな楽しいラーメンに寄り添うのはラーメンをテーマにした曲です。「新宿地下ラーメン」という週替わり(不定期)で全国からラーメンが出店する店舗が小田急デパートにありますが、そこで耳にした『ラーメンウォーアイニー』という曲を始めラーメン愛に溢れた応援歌を集めてみました。

※プレイリストの再生にはSpotifyのアカウントが必要です。

□“なんちゃって味噌らぁ麺”のつくり方


◇材料 (1人分)

中華麺:140g
基本のスープ:350cc(鶏だしと魚介だしを合わせたもの※)
生牡蠣:300g
六助の塩:小さじ1/2杯
★ 味噌玉:(直径4センチほど)
・ 味噌:適量
・ 魚粉:適量
・ 出汁粉:適量
白絞油:100cc
にんにく:一片(みじん切り)
★ トッピング:
・ 穂先メンマ:適宜
・ 白髪ねぎ:適宜
・ 大葉:適宜


※だしのつくり方は「鶏塩そば」のレシピを参照。

(1)生牡蠣を煮る
牡蠣を鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れる。火にかけて、沸騰寸前になったら弱火にして、10分ほど煮る。

(2)香味油をつくる
白絞油でみじん切りしたにんにくを揚げる。香りが移ったら焦げる前に火を落としザルで濾す。

香味油をつくる
香味油をつくる

(3)味噌玉をつくる
味噌玉の材料を混ぜて球状に丸める。

味噌玉をつくる
味噌玉をつくる
味噌玉をつくる
味噌玉をつくる

(4)麺をゆでる
麺を表示通りの時間でゆでる。

麺をゆでる
麺をゆでる

(5)スープを丼に注ぐ
鍋に基本のスープと①の煮汁を100ccを入れ、加熱する。丼に塩を入れ、スープが温まったら丼に加える。その後、②も適量加える。

スープを丼に注ぐ
スープを丼に注ぐ

(6)麺を入れる
④がゆであがったら器に麺を入れる。

麺を入れる
麺を入れる

(7)仕上げ
トッピングをのせて、①で煮た牡蠣も加えれば完成。

仕上げ
仕上げ
完成
完成

文:須永辰緒 写真:竹之内祐幸

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