1. トップ
  2. スキンケア
  3. 【美容】ヒルで血抜き・更年期を乗り越える術……漫画家・まんきつ先生の美容法に迫る! マンガ『そうです、私が美容バカです。』大ヒット記念インタビュー!

【美容】ヒルで血抜き・更年期を乗り越える術……漫画家・まんきつ先生の美容法に迫る! マンガ『そうです、私が美容バカです。』大ヒット記念インタビュー!

  • 2024.5.5
  • 298 views

昨年ドラマ化されたサウナ漫画『湯遊ワンダーランド』の原作者である漫画家、まんきつ先生の最新刊『そうです、私が美容バカです。』(マガジンハウス)が今年1月に発売され、現在ヒット記録を更新中。美容沼にハマった作者の不器用なほどひたむきな姿に「そこまでやる!?」「面白すぎる」「意外とタメになる」と、あらゆる角度で何通りにも楽しめると大好評。体当たりの美容体験談は、同世代のグロー読者にとっても目が離せないエピソードばかり。真剣に、真っ直ぐに、美容を追求するまんきつ先生の姿から、きっと勇気と元気と笑いをもらえるはずです!


徹底して何もやらない美容チートデーがあっていい

――漫画の第1話では、まんきつさんが美容に目覚めるきっかけとなった元カレのエピソードが出てきます。彼からかなり辛辣な言葉を投げかけられてましたが、これって実話なんですよね?
「そうなんです。実際の言葉は漫画よりもっと酷かったので、メディア掲載ギリギリOKの表現に直しています。なんでそんなふうに言われたのか、自分では全然わからないんですよ。多分その時、わたしが生理前のPMSが酷くて、“全ての喧嘩を買ってやるぜ!”みたいな状態だったんでしょうね。もう、こればっかりはしょうがないです(笑)」

『そうです、私が美容バカです。』(マガジンハウス)1話より

——本の中で「美容の敵は、面倒臭いと思う気持ち」と語られていますが、まんきつさん流のやる気の出し方があれば教えてください。
「ちゃんとサボる日を作るのも大事だと思っています。毎日きちんと決めたことをやろうとするとストレスになるじゃないですか。わたしも生理前などメンタルが落ちて何もやりたくない時は、ぶっちゃけ顔も洗わないんですよ。犬がいちばん大事なので、目ヤニがついたままで犬の散歩だけは行きますけれど(笑)。もう、肌がカサカサになろうがしょうがない。徹底して何もやらないと、逆に“明日はちゃんとやろう”という気持ちになったりします」

辛い更年期のお助けアイテムは、やっぱり「命の母」

――更年期ケアで実践されていることはありますか?
「まだ始めたばかりなので効果は言及できないですが、病院で処方された漢方薬の加味逍遙散(かみしょうようさん)を飲んでいます。でも、しんどいですよ。こんなに気分に波があるなんて。今日も気分がドーンと落ちてしまったので、小林製薬の「命の母 ホワイト」を飲んでテンションを爆上げしています。実はここ2〜3週間、ちょっと元気がなかったんですけど、よくよく考えたら「命の母 ホワイト」が切れていたからなのかもしれません」 ――美容のために積極的に食べているものはありますか?
「梅エキスと納豆です。ムメフラールという物質が梅エキスに入っていて、それがシミ予防になるらしいんですよ。梅エキス自体はものすごく酸っぱいので、私は昆布茶に1さじ溶かして梅こぶ茶にして美味しく飲んでいます。納豆は、断面積が多いぶん納豆菌がいっぱい付着しているので挽き割り納豆を選ぶようにしています」

若返り効果を狙って、血抜き美容を実践中です

――今いちばん気になっている美容法について教えてください。
「気になっていて最近始めたのが、血抜き美容です。献血などで血を失うとそのぶん体内で新しい血液が作られるのですが、同時に血液の浄化、血行促進、老廃物の排出などが促され、筋肉や皮膚も修復されて“若返り”のような効果があるそうなんです。だから献血をしたかったのですが、超低血圧のわたしは献血基準を満たせず、なんとか血を抜く別の方法を探していて“血吸いヒル”に辿り着きました。3匹1万5000円ほどで購入したヒルたちは、腕に乗せると自分で好きな場所に移動して3倍くらいの太さになるまで血を吸うんですよ。ヒルの唾液腺から分泌されるヒルジンのおかげで痛みもないし、ちゅーちゅー吸っている姿が結構可愛くて、母乳を与えているみたいな気持ちになります。(腕を指して)今度こことここを吸わせたら、吸い跡の赤い斑点が北斗七星みたいになるかな、ってロマンチックなことを考えています(笑)」

――GLOWのテーマ「輝きはいつだって自分の内側にある」にちなんで、まんきつさんが自分を輝かせるためにしていることを教えてください。
「いくら外側をケアしても、結局は内側が元気じゃないと輝けないと思うので、やっぱりメンタルを整えるという意味でわたしはすごくサウナに助けられていると思います。それと人生の中でいちばん大事なものが犬だとしたら、2番目が睡眠なんです。サウナに行くとその日はよく眠れるので、サウナと睡眠は密接に関わり合っているな、と思います」

共通の話題で盛り上がれる美容は、やっぱり楽しい

――美容医療や整形が珍しくなくなった今、久しぶりに会った友達の顔が明らかに以前と違っていた場合、さすがに「顔、変わった? 」と聞くのはデリカシーに欠けるような気がして、どう反応すべきか迷ってしまいます。まんきつさんだったら、どんなふうに声掛けしますか?
「そうですねぇ、わたしだったらまず最初に“きれいになったね”とか“可愛くなったね”と伝えると思います。その上で“ファンデーション変えた?”とか、”メイク法変えたの?”とか、聞いてみるかもしれません。そしたらあんまりその話題に触れてほしくないお友達の場合でも気まずくないと思うし、本当は話したかったお友達なら、“実はね…”と話すきっかけになるかもしれないですよね」 ――それでは最後に、肌も心もゆれがちなGLOW世代に応援メッセージをお願いします。
「わたしはサウナを好きになってから、性格がちょっとだけ明るくなりました。読者の皆さんも、美容でもお料理教室でも散歩でも推し活でも、何でもいいから没頭できる趣味を1つ見つけると、それがいい意味での逃げ道になると思います。趣味があれば、子どもが育って手が離れても寂しくないですし、同じ趣味の仲間とキャッキャ語り合える喜びもあるはず。そういう小さな楽しみが日常にたくさんあると、生きていく上で大きな助けになるんじゃないかな、と思います」

【まんきつ先生PROFILE】

1975年生まれ、埼玉県出身。漫画家。サウナ好きが高じてサウナを舞台に描いた漫画『湯遊ワンダーランド』(全3巻・扶桑社)が2023年にTVドラマ化。25歳から美容にのめり込み、試した美容法は数知れず。最近は梅エキスにハマっている。


『そうです。私が美容バカです。』 まんきつ著

an·an webでの連載時から「おもしろすぎる」「タメになる」と大好評の美容漫画が待望の単行本化。薬局で買えるスキンケア、痩せ見えの最強部位、白髪&薄毛対策、たるみごまかし法など、実際に試してみて良かったことだけを描いた全16話に加え、本気でオススメしたい商品を大量描き下ろしでご紹介。極めつけは、史上最強のアンチエイジング「切開リフト」体験記も。美容ビギナーもマニアも漫画好きも全方位が笑顔になれる美容漫画の誕生です。

取材・文=土谷沙織 ※この記事で紹介しているのはまんきつ先生が実践している美容法です。すべての方におすすめするものではありません。

元記事で読む
の記事をもっとみる