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「子どものためだと思っていたのに…」リビング一面“おもちゃ地獄”だった元汚部屋ママがやめたこと

  • 2024.5.5
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こんにちは。片付けについて発信しているありママです。よくInstagramのコメントやDMで、「おもちゃが散らかって片付かない」という声をたくさんいただきます。子どもがおもちゃを片付けてくれなくてイライラしたり、捨てると子どもが怒るからなかなか捨てられない、というのはママの悩みの種ですよね。私自身も汚部屋時代はおもちゃがどんどん増えて、リビング一面におもちゃが広がっていました。当時は、おもちゃで散らかるのは子どもがいるから仕方ないと思っていました……。しかし、私が片付けをしていく中で「おもちゃが家に溢れていて片付かない」のには理由がある!と感じたので、今回はその理由と対策をお伝えしたいと思います。

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おもちゃを与えすぎている!?

私は子どもが生まれてから「知育」というワードに非常に反応していました。ある有名なスポーツ選手のお母さんが「生後6ヵ月からジグソーパズルに取り組ませていて右脳を鍛えていた」という情報を知ったときは、私もすぐジグソーパズルを買いました(笑)。インターネットを中心に、テレビや雑誌、ママ友から色々な情報が入ってくるので、「今与えなければ子どもの能力に関わってきてしまうのでは?」と焦って、たくさんのおもちゃを与えました。おまけに、おもちゃを与えることで子どもがおもちゃに興味を示し、自分自身の自由な時間ができるのでは……という思いもあって、大人の事情で増やしていました。しかし、最初のうちは興味を持って遊んでくれるのですが、1週間も経つとおもちゃに興味を示さなくなりました。飽きたからまた新しいおもちゃが必要なのか?と思い、ネットで調べた「おすすめのおもちゃ」をまた買い与えました。こうしてどんどんおもちゃは増えていき、あっという間にリビングがおもちゃでいっぱいになってしまいました。

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与えすぎると実はデメリットが……

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与えることで、子どもの能力や知能は上がったのか?……は正直わかりません。しかし、アメリカのトレド大学の研究論文によると、少ない数のおもちゃで遊ぶ子どもの方が、たくさんのおもちゃで遊ぶ子どもに比べて、一つのおもちゃを使って長時間遊ぶことができたという結果が出ています。多すぎる量のおもちゃは、子どもの遊びの質を低下させることに繋がるのです。どんなに素晴らしいおもちゃでも、与えすぎると1つのおもちゃで長く遊ぶことはなくなり、おもちゃ本来の能力が発揮されず、子どもの集中力も養われなくなっていくということです。ちなみに、これは我が家の場合ですが、子どもがおもちゃを壊してしまった時に、「また新しいのを買ってもらえばいいじゃん」という会話を姉妹でしているところを聞いてしまいました。何でも次々に買ってあげるのではなく、モノを大切にする心を育てなくては……ということを痛感しました。他にも、おもちゃが多すぎると片付けが大変になり、片付けをしなくなってしまうというデメリットもありますよね。

親が気を付けるべきことは? 与えすぎていた我が家のルールは…

では、どうしたらいいのか?それは、まず大人がおもちゃを買い与えすぎないということだと私は思います。みんながおすすめしているものや、子どもが欲しいと言ったものを何でも買い与えずに、厳選して与えることが大切です。我が家の場合は、普段からおもちゃを与えすぎていたので、誕生日とクリスマスの年に2回、子どもが興味のあるものや本当に欲しいといったものだけ買うように心掛けるようにしました。先日、おもちゃ売り場で4歳の娘から「このぬいぐるみが欲しい」と言われたのですが、「じゃあ、そのぬいぐるみは誕生日に買おうね」と伝えました。娘からは「誕生日に売り切れるとイヤだから今買う!」と色々と言われましたが(笑)、一貫して「おもちゃは誕生日とクリスマスにしか買えない」ということを伝えました。子どもは「じゃあ誕生日にね!」と言い、何とか衝動買いをすることなく終わりました。そして何日かしたある日、CMを見て「誕生日はアクアビーズを買ってもらう!」と、欲しいおもちゃが違うものに変わっていたので、買わなくて良かったです(笑)。欲しいと思ったものを衝動買いし、安易にものを増やさないためにも、おもちゃは年に2回だけを貫きたいです。ずっと「欲しい」という気持ちが残っているなら、それは子どもが本当に欲しいものだと思うので買ってあげたいと思います。でも自分が気を付けていても、祖父母がおもちゃを買ってくれることってありますよね……。我が家の場合はそうならないように、私の実家や、義実家にも「今おもちゃが家にたくさんあって、片付けているからいらないよ」ということを伝えています。また、祖父母からはお金で貰い、ものではなく外食費や旅行などの経験に使わせてもらっています。……そこまで気を付けても、保育園や地域の行事でおもちゃをいただいたり、飲食店のお子様セットのおまけについてきたりと、買わなくても外からは入ってくるので、おもちゃはたくさん買わなくても十分だと思っています。

部屋にたくさんあるおもちゃはどうする?

「今あるおもちゃはどうやって減らすのか?」かというと、子どものおもちゃの使用状況をよく観察して、使っていないものは手放していきます。ベストな方法は、子どもと一緒に捨て活をして、「いるか、いらないか? 好きなおもちゃはどれなのか?」などを子どもに判断してもらうことだと思います。子どもに聞いてみると意外と自分でいる・いらないを判断することができたというご家庭もありました。我が家の場合は子どもが「全部好きだから、全部捨てちゃだめ」と言われたことがありました。しかし、それだとおもちゃ地獄からは抜け出せないので、親の判断で使っていないおもちゃや、学齢と合わないおもちゃを選び、段ボールや中身が見えない袋に入れてから、子どもの目に付かない高いところに「1ヵ月」という期間を決めて置きました。その期間中に子どもから「あのおもちゃはどこにいったの?」と聞かれたら、箱から取り出して子どもに渡しました。ちなみに我が家は1割くらいは子どもから言われて戻しました……。子どもから何も言われず、忘れているようだったら処分します。その方法をやってみて、今のところ大きな失敗はありません。もし、1ヵ月の期間で心配であれば、お子さんに合わせて2ヵ月、3ヵ月……と期間を伸ばしてやってみてください。これはやってみないとわかりませんし、捨ててから「どこにいったの?」と言われることもあるかもしれません。しかしその時に、「なぜ手放したのか?」をお子さんにちゃんと説明できれば納得してもらえると思います。「おもちゃがたくさんあると、お部屋が散らかって、怪我をするかもしれないよね」……など子どもに説明できるようにしておくといいでしょう。

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不要なおもちゃは捨てる?

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不要になったおもちゃはどのように処分しているかというと、壊れている箇所があったり、古くて衛生上良くないものは家庭ごみに出して処分します。まだ綺麗で使えるおもちゃは、友達が遊びに来たときに「この中から欲しいおもちゃがあったら持って行っていいよ」と言ったら、喜んでもらえました。その他にもリサイクルショップに引き取ってもらうこともありました。査定価格は低かったですが、必要な人に使ってもらえることが一番ありがたいですよね。フリマアプリで出品したこともありましたが、大きなものは梱包が大変で手間がかかったのでおすすめはしません……(笑)。また、最近は「保育園や児童館に寄付をした」という方もいらっしゃるようです。おもちゃが足りていなくて寄付してほしい施設は多いようで、寄付を募っていなくても、先生に聞いてみたら「ありがたいです」と気持ちよく受け取ってもらえたという声も多く聞きました。私も娘の園に聞いたら、必要としているということでお渡ししました。このように、まずおもちゃを与えすぎないということを意識して、子どもが興味を示していないものは段階的に減らしていくと、おもちゃはだいぶスッキリしてきます。そして子どもが1つのおもちゃでじっくり遊んでくれるようになったらさらに最高ですよね。子どもはどんなおもちゃに興味を持っているのか、まずはじっくり観察してみてくださいね!

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