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新郎は華麗なるアーティスト一族出身! 映画業界のカップルが米ユタ州の別荘で挙げたリュクス・ウエディング

  • 2024.5.5
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ユタ州パークシティは、夏に雨が降ることはまずない地域。にもかかわらず、エマ・モルツさんとウォレン・エルゴートさんがこの地で挙げた8月の結婚式には、雨が降りました。エマさんの両親が建てたばかりの別荘の庭で行われたお祝いには133人が駆けつけましたが、建物の中に入って、嵐が過ぎ去るのを待つことになったのだとか。「まるで新築祝いのパーティのようでした」とエマさん。

やがて晴れ間が広がり、牧草地でのセレモニーができるまでになったかと思うと、再び小雨が。でも、この後は大きなテントの下での披露宴だったので、心地よい雨音が聞こえる中でのパーティになったそう。ダンスフロアは少し濡れていましたが、エマさんはサテンの靴を脱ぎ、ビートルズの「I’ve Just Seen a Face」に合わせてファーストダンスを踊りました。

25ans Wedding

「みんなに楽しんで欲しかったんです」「それが私の最優先事項でした」と語るエマさんが、母親のカースティンさんとともに、すべてのプランニングを担当しました。

ウォレンさんとエマさんのどちらも映画業界に携わっていて、住まいも仕事もニューヨークとロサンゼルスにあるため、ゲストの多くはそのふたつの街から参加する予定でした。そこで、ゲストが快適に過ごせるように、さまざまなもの―日焼け止め、スナック、街のベスト・レストランや観光スポットのガイド、高地での乾燥を防ぐための電解質ドリンクパウダー等―を詰め込んだウェルカムバスケットを用意したのだとか。また、結婚式当日には、移動型の酸素バーを設け、モルツ家の別荘が立つ標高約2,600メートルの地で具合が悪くなったりしないよう、万全の対策をとったそう。

25ans Wedding

これには、家族も皆協力しました。花嫁の父であるトッドさんは、キャンプカウンセラーのようなことをしていたため、ゲストをハイキングに連れて行き、夏のパークシティの魅力を紹介しました。また、ウォレンさんの父であるアーサーさんと姉のソフィーさんはどちらも著名なフォトグラファーなので、当然ながら写真撮影を担当。ハリウッドでの俳優活動で知られる弟のアンセルさんも写真を撮ったのだとか。

25ans Wedding

ディナーのメニューは、老舗ステーキハウス「ピーター・ルーガー」のソースをかけたビーフステーキに、野菜のロースト、サラダと、実質本位。「ものすごくシンプルでした」とエマさん。「家で一緒に料理するときに作るようなメニューです」

とはいえ、ウエディング・ケーキに関してはこだわりがあったというふたり。イタリア発祥のカフェ、「サンタンブローズ」の「プリンセスケーキ」を忠実に再現するため、ウォレンさんがニューヨークの支店でプリンセスケーキを一つ買い、ドライアイスを詰めて飛行機で運び、ケータリング業者に渡したのだとか。その甲斐あって、「誰もがこれまで食べた中で最高のウエディング・ケーキだと言っていました」とエマさん。

デスティネーション・ウエディングのコツ

―ゲストのもてなし方と、知らない場所で孤立させない方法―

余裕を持って知らせる。:「前もってはっきりしたスケジュールを送ることが大切です」と語るのは、最近そうではない結婚式に招待された、『タウン&カントリー』誌のある編集者。「ドレスコードに合う品を買うために、時間が必要な人もいます」

負担に見合うようにする。:ゲストにとっては出費が倍にもなるのが、デスティネーション・ウエディング。初めて訪れる場所かもしれないので、ゲストが楽しめ、その負担に見合うようにしましょう。ウエディングプランナーのサラ・ランドンさんによると、「旅行プランを渡すよりも、おすすめを提案するのがベストです」

移動を楽にする。:デスティネーションまでは飛行機で2時間、車で1時間かかる?「遠い場所で挙式する場合、ゲストが足止めを食らうようなことがあるのは不親切です」とランドンさん。「旅行会社に頼むか、移動の際の詳細な情報を送りましょう」

万全の準備をしておく。:昼間のビーチで結婚式をするなら日焼け止めとパラソルを、夜は冷える場所なら毛布を、朝まで踊ってもらいたいならヒールのないフラットシューズを用意しましょう。そして、ゲストが帰りたくなったらすぐに帰れるように、ホテルへの移動手段を確保しておきましょう。

※この記事は2024年5月5日時点のものです。

Translation: mayuko akimoto Photos:SOPHIE ELGORT From: TOWN&COUNTRY

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