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「計画通り…!」幼馴染に婚約者を奪われた…→まんまと秘策にハマった幼馴染の哀れな末路とは!

  • 2024.5.5

「私、あなたの彼とつきあうことになったの」 このセリフを、何度聞いてきたことか。私は今まで付き合ってきた人を、毎度幼馴染に略奪されてきました。

自分は告白されただけだからと言って、幼馴染は困った顔をしますが、そんな偶然何度も起こるはずがありません。それに、私が振られた直後に付き合うことを報告してくる辺り、もう確信犯だとしか思えなくて……。

幼馴染だからって、許せることばかりじゃありません。しばらくは会いたくもないし、連絡もしてほしくない。そう彼女には伝えました。

いっときは静かな時間が流れていたのですが、3年後不幸なことにまた幼馴染と街で偶然出会ってしまったのです。

ついには婚約者まで!

そのとき私は、婚約者と一緒に挙式用ドレスを選んできた帰りで、半年後に結婚する予定でした。それを言うと「幼馴染なのに何で教えてくれなかったの」「式には招待してよ!」 と言い出した幼馴染。私は「今まで私にしてきたことを忘れてしまったのか」とあ然としました。

幼馴染は私の婚約者のことを、根掘り葉掘り聞いてきましたが、一切質問には答えませんでした。そして、過去のことは許すから、もう私に関わらないでほしいと伝えたのです。……しかしそんな私の忠告は無意味でした。

その後、彼女は婚約者がシェフとして勤めるレストランまで押しかけて、グイグイ彼に迫っていったのです。

罠にはまったのは…誰?

案の定、数カ月後に彼女は私の婚約者を略奪することに成功。またいつもどおり、謝罪の連絡をしてきました。これまでずっと私の大切な人を奪ってきた幼馴染……。今までは許せない気持ちでいっぱいでしたが、今回はすこし違いました。

あっさり彼を差し出す私に、違和感を覚えた幼馴染。しかし、今回は他の人に渡したくないと強く思ったらしく、3日後には、婚姻届を提出してきたとわざわざ報告してきました。

「婚約者まで私にあっさり奪われたね〜」
「花嫁の座もいただきます♡」
「いつも通り略奪ありがとう」
「ご愁傷さま♡」

彼女は気づいていなかったのです。私は彼を奪われたのではなく、彼を彼女に奪わせたのだということに……。

婚約者の本性に気づいた、そのときに…

じつは彼女が彼の職場に押しかけたころには、私の気持ちは彼から離れつつあったのです。なにしろ彼は、とんだグズ男だったのですから。

彼の旺盛な執着心によって、私は常にかなりの束縛をされました。また彼には1000万もの借金があり、その肩代わりをする人物を探していたようです。私の稼ぎでは無理と断ると、夜の仕事をして払えばいいと平気でいってくるなど、彼はもう本当にとんでもない人なのでした。

私は彼の借金を知って別れ話を切り出したのですが、全然応じてくれませんでした。彼はプライドが高いので、女性から捨てられるのは許せないのだそう。そうとなれば、自分が捨てられるように仕向けなくてはなりません。そこでちょうどよく現れたのが、幼馴染でした。

その後、彼女は彼がクズ男だと知り、助けてほしいと私にすがってきました……。しかし、私たちの間に友情などありません。でも、初めて彼女と友だちで良かったと、心から思えました。私から彼を引き離してくれて、ありがとう。

その後2人の夫婦関係がどうなったのか、私にはわかりません。風の便りでは、彼女が夜の仕事も始め、彼の代わりに借金の返済をしていると聞きました。しかし何年かするとこつ然と姿を消し、それを執念深く彼が追っているということです。

私は彼女のおかげで、生活に落ち着きを取り戻せました。引っ越し、転職をしたことで、心機一転。新しい環境を楽しみつつ、平穏な暮らしをこのまま続けられるよう努めています。

隣の芝生は青く見えるものといいますが、人の恋人を奪うのは友人としてあるまじき行為。今回の友人の行為は自業自得としかいえませんね。ただ、幼馴染である友人に心を奪われる男性にも非があります。今後は自分のことを大切にしてくれる人に出会えたらいいですね。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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