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プルーンの濃厚な甘味と酸味が特徴の伝統菓子"ファーブルトン"

  • 2024.5.4

ファーブルトンとはフランスのブルターニュ地方の伝統菓子です。その甘味と酸味は、生ハムと合わせると甘じょっぱく、シードルのお供として最高です。シードルやスパークリングワインと相性抜群なおつまみを、料理研究家の「マイマイ」こと真藤麻衣子さんに教えてもらいました。

プルーンの濃厚な甘味と酸味が特徴の伝統菓子"ファーブルトン"

■“ファーブルトン”のつくり方

プルーンの濃厚な甘味と酸味がシードルの甘酸っぱさとみごとに調和。生ハムのコクと塩気を添えてシードルの甘味を引き立たせるのも楽しい。


◇材料 (直径20cmの丸型)

卵:2個
砂糖:60g
小麦粉:70g
生クリーム:60ml
牛乳:200ml
ラム酒:40g(あれば)
プルーン:12粒
バター:20g(有塩)


(1)下ごしらえ
オーブンを200℃に温め始める。ボウルに卵を割り入れて泡立て器で軽くほぐし、砂糖を加えて白っぽくなるまでよく混ぜる。

(2)小麦粉をふる
①に小麦粉をふるい、ムラなく混ぜる。

(3)クリームを加える
②に生クリーム、牛乳、ラム酒を順に少しずつ加え、なめらかになるまで混ぜる。

(4)型に入れる
型の内側に刷毛や指で溶かしバター(分量外)を薄く塗り、小麦粉(分量外)を薄くふるう。③の生地を流し入れ、プルーン、小さめに切ったバターを入れる。

(5)オーブンで焼く
200℃のオーブンで10分焼き、170℃に下げて30分焼く。お好みで生ハムを乗せても美味しい。

完成
完成

――教える人

「真藤舞衣子 料理研究家」

会社員を経て、京都の大徳寺塔頭にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。


この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

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