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彼の親からの言葉「会って話したい」問題は解決に向かう?

  • 2024.5.4

このお話は、著者・おとさん(@oto_ppu)によるエッセー作品です。国籍の違いから、恋人と破局しかけ、それを乗り越えた体験を描いています。おとさんの決断で、国籍問題を乗り越えられた2人。次は、おとさんが恋人の両親に会うことになりそうです。ここで将来の結婚相手として認められなければ、今までの努力も水の泡となります。もめないように準備しておいてくれるという恋人ですが…。『国籍問題で破局しかけた話』第31話をごらんください。

おとさんが国籍を変えると言ったことで、結婚相手として認められたことには少し引っかかるものの、これも2人で決めたこと。一番大切なのは、ずっと2人が一緒にいることと気づいたからには、困難も乗り越えて行けるでしょう。

恋人が、辛抱強く両親と話し合ってくれたことも、おとさんへの愛情の深さを感じますね。

国籍に関する、それぞれの考え方を描く作品

このストーリーは、生まれながらに日本に住む韓国人として生活してきた、おとさんの国籍に関するお話です。信頼する彼と同棲を決める道のりの中で「国籍を日本に移してほしい」という周囲の声に困惑するおとさん。悩みながらも自らの国籍と向き合います。

日本に国籍を移す「帰化」とは、法務省によると以下のようなことを指す言葉です。

帰化とは、その国の国籍を有しない者(外国人)からの国籍の取得を希望する旨の意思表示に対して、国家が許可を与えることによって、その国の国籍を与える制度です。日本では、帰化の許可は、法務大臣の権限とされています(国籍法第4条)。

もともとおとさんには国籍へのこだわりはありませんでしたが、韓国籍であるというだけで結婚に反対されてしまう現実に傷つき、反発するワンシーンも。国籍がどこの国にあったとしても、おとさんの心も姿も変わらないのです。

誰もが自分のルーツに誇りを持ち、認め合える世界が理想ですが、家庭や個人によって考え方に違いがあるのも事実。お互いの考え方を受け入れ、相手の立場を大切にする関わり合いができるといいですね。国籍をめぐるおとさんやご家族の描写をきっかけに、価値観について考えさせられる作品です。

著者:もも

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