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【台湾旅の服とバッグの中身】 より快適に旅するために選んだもの:エッセイスト柳沢小実さんの台湾旅行記 第1話

  • 2024.5.4

リンネルの創刊から誌面を一緒に盛り上げてくれている、エッセイストの柳沢小実さん。旅行がライフワークで、旅に関する著書も多い小実さんが、久しぶりに台湾へ行ってきました。今回は、旅に役立つ服装やトラベルグッズについて今お気に入りのものを教えていただきました。

【柳沢小実さん】
エッセイスト。リンネルの創刊当時より、インテリア、丁寧な暮らし方、旅について、多数取材。暮らしや旅についての著書は30冊以上。最新刊『わたしのごほうび時間 大人のゆったり旅』(大和書房)が発売中。

4年ぶりの台北へ

かき氷や喫茶店に関する著書をもつ台北在住の文筆家、ハリー・チェンさんに教えていただいた愛玉子の屋台。変わらず通っている一軒。

自分でもちょっとどうかしていると思うほどの頻度で旅をしていて、その中で最も滞在日数が多い国が台湾です。恋に落ちて、通いまくって十数年。現地に日本人や台湾人の友達もできて、いまでは友達に会いにちょっとそこまで、という感覚です。

4年ぶりの台湾は、航空券やホテルが大幅に値上がりして旅費がおよそ倍になりましたが、いつ誰と行っても楽しめる安心感は変わらない。強い日差しを浴びて湿度の高い空気に包まれると、力が入っていた心と体がほわーっと開けてきます。そしてパワフルで温かな人々に影響されるのか、おのずと心の扉もなくなって。一生つき合っていきたい国だとあらためて感じました。

台湾旅の服装とバッグ

友達家族とランチをしてご自宅に招いてもらいました。
photo by PETER HUANG

今回の旅の目的は、数人の友達を訪ねて台北市内と台北郊外の大渓エリア&新荘エリアを歩くこと。
電車やバス、タクシーなど交通が発達しているので、旅を意識しすぎず普段通りの服装です。forte_forteのブラウスやドライ素材のTシャツ(GU)にSteven Alanのワイドパンツ、そして足もとはMaison Margielaのスニーカー。買物で荷物が増えることを想定して、バッグは斜めがけできるショルダートートを選びました。

ORCIVALのショルダートート。合皮なので、ラフに使えて雨にも強い。防犯のために、内側にスナップボタンを縫いつけてあります。

ポイントは、ショルダートートに付属している細いストラップを、旅の間だけ市販の太めストラップに付け替えている点でしょうか。ほんのひと工夫で、荷物が増えたときの負担が全く違う。これはリュックやトートバッグも同様です。

↓ 本来のストラップは下写真のように細いものでした

旅の定番アイテムはある程度固まっていても、それが絶対ではなく、よりよいものを取り入れようと常にリサーチを続けています。そして、気になるものを見つけたらすぐに次の旅で使ってみる。その繰り返しで、持ち物をアップデート。

これからご紹介するのは、ここ一年半で新たに仲間入りしたアイテムです。

旅の新定番① スナップタイプのアクセサリートレイ

ホテルの部屋で、時計やアクセサリーなどをどこに置いていますか。
テーブルの上に直接置く? テレビ台に無造作に? 私もこれまではそうしていましたが、何かの拍子に小さいものをなくしそうでずっとストレスに感じていました。
そこでアクセサリートレイを導入。四隅のスナップをとめると立体的になるタイプは持ち運びにも便利です。海外の通販サイトで数百円で購入。

平たい状態で持ち運び、使うときは四隅のスナップをとめて立体的に。

旅の新定番② CotopaxiのサコッシュとTICKET TO THE MOONのエコバッグ

左:コトパクシ「Lista 2L Lightweight Crossbody Bag」
右:TICKET TO THE MOON 「Eco Market Bag」

アメリカ生まれのサステナブルなアウトドアブランド、Cotopaxi。
リサイクル素材を使ってフィリピンのフェアトレード認証工場で生産し、一部商品の色合わせはスタッフの裁量によるもの。
つまり、二つとして同じものはありません。海外でもたまに使っている人を見かけますが、まだそこまで有名ではないので、持っている人がいるとシンパシーを感じます。それが小さなブランドの魅力でもありますね。

薄型サコッシュ「Lista 2L Lightweight Crossbody Bag」を使うシーンは、移動中にリュックとセットにしたり、街歩きの際にパッカブルショルダーと併用したり。中にパスポートやお財布などの貴重品とリップを、背面(身体側)ポケットにはスマホを入れて、パッカブルのアウターやエコバッグを外付けして身軽に出かけています。

サコッシュとセットで使っているのは、ハンモックを手掛けるブランドTICKET TO THE MOON の「Eco Market Bag」。
くたっとしたパラシュートナイロン生地の、パッカブルなショルダー型エコバッグです。耐荷重17kgで、本体の重さは57g。ストラップがしっかり太いから、多少重さのあるものを入れても肩に食い込みません。
巾着からの出し入れがしやすい点もポイント高し。しかもお値段もとってもお手頃な1,210円。旅やアウトドア、ライブなどで活躍してくれています。

旅の新定番③ モバイルヘアアイロン

最後は、旅用に購入した長さ16㎝、重さ81gのモバイルヘアアイロン。給電方式はコンセントとUSBで、飛行機への持ち込み可。モバイルバッテリーにつなげば出先でも使えます。家で使っているものはかさばって重いので、旅のために用意して正解でした。

基本的に用途が同じものを複数持つことはほぼないのですが、軽さや小ささ、画期的な使いやすさを満たす場合は特別にOKとしています。

左が家で使っているもので、右が旅用。これだけの違いがあるならば、もう一つ持つのもアリですね

これらが私の台湾旅の服装&バッグと、超最新旅アイテム。
非日常な状況下では、ちょっとした使い心地が快適さを左右します。信頼できるアイテムとともに、素敵な旅を!

text&photo : Konomi Yanagisawa

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