家の壁が毎日盛り上がってくる！？「な、なんで」トイレはまだら模様に。不気味な現象の数々、実は？

誰もいないはずの部屋から音が聞こえたり、何かが見えてしまったり、そんな怪奇現象を体験したことはありますか？特に自宅で1人でいる時に恐怖体験をすると、帰宅するのも嫌になりますよね。今回は筆者が独身時代、ジワジワと迫る恐怖体験に遭遇したお話です。

脱衣所の壁紙に違和感

ある日、お風呂から上がって体を拭いている時に、脱衣所の壁が少し盛り上がっていることに気づきました。

「築30年近い賃貸マンションだし、壁紙も劣化したのかな？」と思っていると、なんと翌日は盛り上がりが一回り大きくなっていたのです。

数日後、トイレで用を足している時、ふと天井を見上げました。

すると天井の壁紙もボコボコとまだらに盛り上がって、一部は黒ずんでいました。

びっくりしてトイレ中を見回すと、側面の壁紙が今にも剥がれ落ちそうになっていたんです。

不気味な模様で気持ち悪くて「この家呪われてるの！？」と怖かったのですが……。

当時は、仕事が忙しく放置していました。

それから2週間ほどたった頃です、

トイレの天井から、ポタポタと水が落ちてきたんです。

よく見ると、どうやら換気扇から水が落ちているようです。

そういえば、脱衣所の壁が盛り上がっていることに気がついてしばらくした頃、換気扇も動かなくなっていました。

「ヤバいっ！」と思いすぐに、大家さんに連絡し状況を説明して、業者の方に来てもらいました。

水回りを点検してもらうと、なんと上の階の方のお風呂の水が漏れていて、私の家の天井に溜まっていることが発覚！

上の階の方に話を聞くと、ちょうど3ヶ月ほど前に浴槽の栓をつなぐチェーンが壊れて、上部に穴が空いた状態で使用していたとのこと……。

どうやら、その穴から水が少しずつ漏れていき、わが家の天井が水浸しになったようです。

その後、メンテナンスに入ってもらい、トイレの不気味なまだら模様の壁紙ともおさらばできました。

私も上の階の住人も、異変に気づいた時にすぐに大家さんに連絡していれば、こんな事態にはならずに済んでいたはずだったのですが、私ももっと早めに連絡するべきだったと反省しました。

何はともあれ、怪奇現象の原因が分かってホッとしました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：広田あや子