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【シン・TKG】化け物か…黄身の旨味がとんでもなく凝縮してる!「焦がし卵かけご飯」で脳がバグった話

  • 2024.5.3

卵かけご飯といえば、死ぬ前に最後に食べたい料理に挙げる方がいるくらい、日本人には馴染みの深いものですよね。ふつうは生卵をかき混ぜて、ご飯にかけてお醤油を垂らしたらいただくのがお作法。でも、YouTubeチャンネル『飲食店独立学校/こうせい校長』で見たそれは、なんと卵を「焦がし」ていました!焦がすというのがピンとこないのですが、こうせい校長がそういうなら間違いないはず。ということで、チャンレンジしてみました。


「焦がし卵かけご飯」は、YouTubeで『飲食店独立学校/こうせい校長』を運営している岩野上幸生さんのレシピ。料理人歴は20年目、飲食店経営歴は14年目という現役の料理人です。
さっそく作っていきます。

こうせい校長の「焦がし卵かけご飯」の材料と作り方

【材料】※4人分(4杯分)
・卵...10個(パックのまま)
・みりん風調味料...3g
・砂糖...1g
・塩...1g
・かつおだし(顆粒)...2g



【作り方】※調理時間:60分+冷凍2日
1.卵をパックごと冷凍庫に入れ、1日置いて凍らせます。


※凍らせると膨張して殻にヒビが入りますが、大丈夫です。

2.卵をパックから取り出して流水につけながら殻を外し、ボウルに入れます。


※こうすることでサルモネラ菌の感染を防ぐことができます。

3.30〜45分くらいで卵白がほとんど溶けてきたら、卵白を外して卵黄だけを別のボウルに取り分けます。


※卵白は使わないので、別の料理で使いましょう。

4.卵黄を泡立て器などでつぶします。



5.みりん、砂糖、かつおだしを加えます。



6.つやが出て滑らかになるまで、完全に混ぜ合わせます。


7.卵焼き器に油(分量外)を薄く塗り、卵黄を移して平らにならして強火にかけます。卵が膨らんで香ばしい香りがしてきたら火からはずして粗熱を取り、粗熱が取れたらラップをして、フライパンごと冷凍庫で一日寝かせます。


※火を通しすぎると卵焼きになってしまうので、気をつけましょう。

8.ヘラで卵焼きを外し、見た目をよくするために、端を切り落として一人前ずつ切り分けます。


※フライパンが傷まないように、シリコン製のヘラで取り出すのがおススメです。4辺を切り落としますが、1辺切るごとに包丁を拭くときれいに切れます。切り落とした端はおやつにしてください。

9.黄身が溶けてくるまで常温で放置し、ご飯(分量外)を茶碗に盛り付け、焼けている部分を上にして乗せればできあがりです。



卵黄が溶けるのを待てない場合は、卵をご飯に盛り付けた状態で300Wで1分ぐらいレンジで温めると、トロっとします。


※電子レンジを使う場合は、加熱しすぎに注意しましょう。



卵を10個も使う割にはできあがりが思ったより小さく感じますが、食べてみると卵黄の旨味がとんでもなく凝縮されていることが分かります。とにかく濃厚で、「今何を食べてるんだ?」と脳がパニックになるほどの旨さで、温かいご飯に溶けだした部分が生の卵黄にはありえないほどのトロトロ具合です。これだけでも旨いのですが、ちょっとしょうゆを垂らすと卵黄の甘みが増して、究極の卵かけご飯という称号を与えたくなるほどです。

こうせい校長が使用していた卵焼き器は9×14cmという超小型のものですが、今後使用することを考慮して今回は13×18cmの卵焼き器を購入しました。そのため卵焼き器全体に黄身をならすと薄くなってしまうので、片側に寄せて厚みをキープしています。こうせい校長の説明によると、凍らせることで卵黄の成分が結合してゲル化し弾力性のある構造になるそうで、幸い卵黄にすごい粘度があって流れずに済みました。

完成まで2日以上かかりますし冷凍庫に卵焼き器を入れるスペースを確保する必要がありますが、とにかくできあがりがとんでもなくおいしい卵黄になります。この卵かけご飯を「はい」と出されて、見た目だけで卵黄だと分かる人はまずいないと思いますし、その後の反応にはきっと満足するはずです。ぜひ作ってみてください!

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