みなさんは春の衣替え、もうすんでいますか? 春の衣替えのリミットは、ずばりGWが明けるまでといわれています。その理由は、衣類を食べる害虫がGW明けごろに卵を産み落とす可能性があるから。食べこぼしや皮脂汚れは害虫のエサになるため、虫食いの原因に。また、ニットやダウンジャケットを汚れたまましまうと、繊維が傷んで保温性が低下してしまいます。衣類を長もちさせるためにもGW明けまでに「しまい洗い」を終わらせましょう!
そして、ここでは、お洗濯マイスターの大貫和泉さん直伝、おうちでダウンジャケットを上手に洗う方法をわかりやすく、ご紹介! まだダウンジャケットをしまっていないという人は、時間のある休日にぜひ試してみてください。
※「洗濯可能」かどうか洗濯表示を確認してしてから洗ってください。
干すときの「振りさばく」「ほぐす」の手ワザでふんわり!
羽毛へのダメージを最小限にするには手洗いがベスト。脱水後に振りさばいて、羽毛のかたよりをなくしてから干しましょう。表面が乾いたら手で中の羽毛をほぐすと、ふわっとした仕上がりに。
【1】 前処理をする
洗いおけに衣類がつかるくらいの水をはり、おしゃれ着用洗剤を入れて洗剤液を作る(水4ℓに対して10mlが目安)。食器用スポンジに洗剤液をつけて汚れている部分をたたく。
【2】洗濯ネットに入れる
ファスナーやボタンを閉め、洗濯ネットの大きさに合わせて、そでが外側に出るようにたたんで入れる。
【3】押し洗いする
洗剤液の中に衣類を沈め、やさしく押し洗いする。押す回数は洗濯ネットの1つの角につき10回、中央を10回、計50回が目安。
【4】絞る
洗い終わったら、ネットごと丸めてかるく押し、洗剤液を絞る。
【5】2回すすぐ
水を替え、【3】→【4】と同じ要領で2回すすぐ。柔軟剤を使用する場合は2回目のすすぎのときに入れる。
【6】洗濯機で1分間脱水する
すすぎが完了したら、洗濯機の「おしゃれ着コース」などの弱流水コースで1分間脱水する。
タオルドライでもOK
バスタオルにはさんでたたみ、上からかるく押して水けを取る。
7 振りさばいて、陰干しする
脱水が終わったら、肩部分を持って振りさばく。ハンガーにかけ、風通しのいい場所に陰干しする。
8 手でほぐす
表面が乾いてきたら、下から上へ向かってかるくたたきながら空気を含ませ、中の羽毛をほぐす。