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一人暮らしに合った暖房器具は?選び方や電気代を節約するコツを紹介

  • 2024.5.2

一人暮らしにおすすめの暖房器具をご紹介。エアコンなどの暖房は電気代も気になるもの。一人暮らしなら効率よく暖められて電気代も節約できる暖房器具を使用したいですよね。今回は、一人暮らしにあった暖房器具の種類や選び方、節電のコツを紹介します。


一人暮らしに使いやすい暖房器具の選び方

一人暮らし用の賃貸物件だとエアコンが元から備わっている場合も多いです。しかし、部屋の広さや窓の数、部屋が位置する方角などによってはエアコンだけでは寒い場合もあります。

また、エアコン以外ではどんな暖房器具が便利なのでしょうか? 一人暮らし用の暖房器具を選ぶポイントを紹介します。

(1)どれくらいの広さを暖めたいのかチェック

一人暮らしに使いやすい暖房器具はさまざまな種類があります。選ぶ時はどの程度の広さを暖めたいのか考えましょう。
部屋全体を暖めるならエアコンやファンヒーターが向いています。部屋のどこにいても暖かく過ごせますが、帰宅後など部屋が冷えている時は暖かくなるまで時間がかかるのが難点です。

一方で自分がいる場所だけ暖めるのであれば、こたつやホットカーペットなどが適しています。短時間で暖かくなりますが、ほかの場所へ移動すると寒さを感じやすいので、部屋の中であまり動かない人におすすめです。

(2)光熱費がどれくらいかかるのかチェック

一人暮らしの人にとって光熱費はできる限り節約したいですよね。暖房器具は電気代がかかるものも多いため注意が必要です。
部屋全体を暖めるエアコンやパワーが強くて即暖性があるヒーターなどは電気代が高くなりがちです。石油ストーブやガスストーブなら灯油代やガス代がかかります。

また、暖めたい広さによって、効率よく使える暖房器具は異なります。暖める範囲に適した暖房器具を選べば光熱費節約につながりますよ。

(3)安心して使えるか、安全性をチェック

暖房器具は熱を発生させるため、使用中に思わぬ事故やケガにつながる場合があります。安心して使えるかどうかも選ぶ上で大切なポイントです。
電源を入れたままうっかり寝てしまったり外出してしまったりする可能性があるなら、自動オフのタイマー機能付きだと安心です。

また、石油やガスを使用する暖房器具は火災につながる恐れもあるため、物件によっては使用を禁止している場合もあります。賃貸なら契約書を確認しておきましょう。使用可能な場合も換気を必ず行い、メンテナンスをこまめにする必要があります。

(4)収納しやすさもチェック

暖房器具はシーズンオフの時にどうやって収納するかも考えておきたいもの。コンパクトなサイズのファンヒーターなら、クローゼットのちょっとした隙間にも収納しやすいでしょう。
また、こたつはシーズンオフの時に普通のローテーブルとして使えるタイプもあります。ヒーター部分が薄いものならローテーブルとして使う時も気になりませんよ。

そのほか、温風と冷風が出せるファンヒーターはオールシーズン使えて便利です。暖房器具を選ぶ時は、シーズンオフの時にどうしたいのかも考えておくことをおすすめします。

一人暮らしで使える暖房器具の種類

一人暮らしで活用できる暖房器具にはどんな種類があるのか紹介していきましょう。部屋の広さやどこを暖めたいのか、光熱費などを考えながら選ぶことが大切です。

(1)エアコン

部屋全体を効率よく暖められるのがエアコン。エアコン付きの物件なら購入費用が要らないので一人暮らしの人にも嬉しいですね。ただし、自分で設置しなければならない場合は高額な初期費用がかかってしまいます。

夏は冷房、冬は暖房とオールシーズン使え、温度設定できるので快適な室温に調整できるのが大きなメリットです。
エアコンは設定温度になるまで電力を多く消費するので、夜間だけつけるなど短時間の使用を繰り返すと電気代がかかります。こまめにオフにするよりもつけっぱなしの方がコスパがいい場合もあります。

(2)ストーブ(電気・石油・ガス)

ストーブは即暖性に優れた暖房器具。電気ストーブは電気でハロゲンやカーボンなどの発熱体を加熱して部屋を暖めるタイプです。小型のものも多いので狭いスペースに置きやすく、空気も汚しません。

石油ストーブは灯油を入れて使用するタイプ。エネルギー効率がよく、電気やガスがストップしてしまった時にも使えるので災害時に安心です。ただし、灯油の補充や購入の手間があり、集合住宅では使用禁止の場合もあります。

ガスストーブはガス栓やカセットボンベを使用するタイプ。ガス栓がないオール電化のお家では使いにくいでしょう。また、灯油だと点火時にニオイがしやすいですが、ガスなら気になりにくい特徴もあります。灯油とガスのストーブは使用時に必ず換気することが大切です。

(3)ファンヒーター(セラミック・石油・ガス)

ファンヒーターは暖めた空気をファンで送り出す暖房器具。寒い部屋を素早く暖めてくれます。セラミックファンヒーターは電気を使用するタイプで、パワーが大きくないためトイレや洗面所など狭い空間におすすめ。

石油ファンヒーターは灯油と電気を使用するタイプで、パワフルに部屋全体を暖めますが、光熱費がかかりやすいです。寒冷地や広い部屋に向いているでしょう。
そして、ガスファンヒーターはガスを使用するタイプで、灯油と同様に広い部屋を効率よく暖めますが、光熱費がかかりやすくガス栓がないと使えません。

(4)パネルヒーター・オイルヒーター

パネルヒーターは薄型でコンパクトな暖房器具。内部にあるパネルから発生する熱で暖めるタイプです。即暖性に優れていますが狭い範囲しか暖められないので、トイレや洗面所の寒さが気になる時によさそうです。

オイルヒーターは中にあるオイルを温めて、じわじわと部屋を暖かくするタイプ。素早く暖めることはできませんが、時間をかけると部屋全体を暖かくすることもできます。ただし消費電力が高いのがデメリットです。
どちらのヒーターも温風がでないので静かで、乾燥せず換気も不要。火傷するほど本体が熱くならないのでペットがいる場合にも安心です。

(5)こたつ

こたつは消費電力が少ない暖房器具。こたつのある場所しか暖かくならないので、くつろぎタイムの居場所が決まっている場合におすすめです。また、エアコンなどほかの暖房器具と併用すると部屋全体が快適になります。

一人暮らしの場合はこたつをローテーブルにすることも多いでしょう。通年使えるタイプならシーズンオフに片付けなくても済みます。ただし、布団の収納場所だけ確保しておきましょう。

(6)ホットカーペット

床に座って過ごすことが多い人におすすめなのはホットカーペット。フローリングのひんやり感を軽減してくれます。また、温かい空気は部屋の上に逃げてしまうので、エアコンをつけていても寒いと感じる場合にはホットカーペットがあると快適です。

ホットカーペットは体が触れていない部分の熱が無駄になってしまうので、一人暮らしなら一畳用などコンパクトなタイプが使いやすいかもしれません。

(7)電気毛布

電気毛布は消費電力が少なく、好きな場所で使えるのがメリット。就寝時やソファでのくつろぎタイム、PC作業時などで寒いと感じる場合にサッと使えて便利です。
部屋全体ではなく自分だけを暖めるので、一人暮らしにもぴったりのアイテム。もちろん、エアコンなどの暖房と併用するのもおすすめです。

暖房の電気代を節約するコツ

暖房を使う時の電気代をなるべく節約するためには、設定温度や出力を上げ過ぎないようにすることがポイント。
そのためには、以下にご紹介する対策を行うのがおすすめです。上手に暖房器具を使って、電気代を抑えられるようにしましょう。

(1)窓の寒さ対策をする

窓からは外の冷たい空気が入り込み、部屋の暖かい空気が逃げてしまいがちです。そのため、窓の寒さ対策をして室内の温度が下がらないようにしましょう。

シンプルにカーテンを吊るすだけでも効果がありますが、遮熱機能のある厚手のカーテンを使ったり、レースカーテンとの2重にしたりするとより効果がアップ。カーテンの丈を長めにして、隙間から冷気が入り込まないようにするのもおすすめです。

また、窓ガラスにプチプチやアルミ素材などの断熱シートを貼る、隙間テープを使って隙間風が入らないようにするなどの対策方法もあります。

(2)床の寒さ対策をする

床からも冷気が伝わりやすく、特にフローリングなら冷たさを感じる場合が多いです。そのため、窓と同様に床の寒さ対策もしておくのがおすすめ。ラグやホットカーペットを敷くのはもちろん、さらにその下に断熱シートを敷くことで、床の冷たさを軽減することができます。

(3)サーキュレーターや扇風機を併用する

エアコンやファンヒーターなどを使用している時は、室内の温度が一定になるようにサーキュレーターや扇風機を活用するのがおすすめ。暖かい空気は高いところにいってしまうので、風を送って循環させることで室内全体を暖かくすることができ、設定温度を無駄に上げずに済みます。

サーキュレーターは角度を調節して壁や天井に当たるようにするのがポイント。体に直接風が当たらなければ、寒さを感じることもありません。

(4)加湿して体感温度を上げる

同じ室温でも湿度が高い方が体感温度は上がります。そのため、暖房器具を使用する時は加湿もセットで行うようにしましょう。加湿器を使用するほか、洗濯物の室内干しでもかまいません。

ただし、湿度が上がりすぎると窓の結露が酷くなる場合があります。最適な湿度は40~60%といわれているので、湿度計を見ながら調節するのがおすすめです。

(5)ブランケットや暖かいルームウェアで調整する

一人暮らしなら、自分自身さえ暖かくしておけば暖房の設定温度を上げずに済みます。そのため、防寒グッズを使って対策するのも有効です。ブランケットを使ったり、暖かいルームウェアを着たりして調節するようにしましょう。
最近ではかわいくて暖かいルームウェアも豊富ですよね。お気に入りを見つければ、より快適に過ごせるはずです。

一人暮らしにぴったりな暖房器具で電気代を節約しよう

今回は、一人暮らしの暖房器具の選び方や電気代を節約するコツについて紹介しました。一人暮らしでは効率よく部屋を暖められる暖房器具を選ぶことが大切。それぞれの光熱費はどれくらいかかるのか確認し、どの程度の広さを暖めたいのかを考えて選ぶことが大切です。

また、窓や床の寒さ対策をしたり防寒グッズを活用したりして、設定温度を上げ過ぎないように工夫すると電気代を節約することができます。ご紹介した選び方や節約のコツを参考に、使いやすい暖房器具を見つけてくださいね。

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