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ショックを乗り越える! 子どもが「発達障害」と診断されたときの心構え

  • 2016.2.22
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こんにちは。海外在住プロママライターのさとうあきこです。

近年、子どもの発育や発達の様子を細かく診察し判断することで、早期に発見される病気や障害が増えてきました。

なかでも『発達障害』は、多くの教育現場に従事する人や、パパやママといった子どもと密な関係を持つ人にとっては身近な問題となりつつあります。

でも、「発達障害とは何なのか?」、診断を受けたとき、「どう対応したらいいのか?」などは十分に知られていません。

●発達障害とは何か?

発達障害の多くは生まれつきです。

文部科学省による調査データでは、学童期に発見される発達障害などで特別な配慮を必要とする児童は全体の6.3% におよぶとされています。

その障害は言語・行動・人間関係などにあらわれます。

障害の程度やあらわれ方には非常に大きな違いがあり、症状も変わってきます。しかも、発達障害が発症する原因は特定されていません。

ご存じのように子どもの発育には個人差があります。

同時に、持って生まれた性格の違いや生育環境の違いもあるため、軽度の発達障害は発見されにくく、対応が遅れる ことも少なくありません。

●発達障害の分類

発達障害のすべてを完全に分類することは難しいでしょう。それでも、発達障害を理解する手掛かりとなるいくつかの発達障害例があります。

よく耳にするのは、『自閉症』『アスペルガー症候群』『広汎性発達障害』『注意欠陥多動性障害』『学習障害』などです。

それぞれ、発達障害のあらわれ方が異なることから診断が下されます。

その結果、症状に合わせた治療を行う ことができるため、より日常生活を送りやすい状態に導きやすいといわれます。

●発達障害だと診断されたら

自分の子どもや、時には自分自身が発達障害だと診断されたらどう対応すればいいのでしょうか?

もちろん、専門家のアドバイスや治療に沿った適切な対応を行うことが大切ですが、まずなによりも重要なのが、本人とその周囲とがこの病気を受け入れること です。

発達障害と診断された子どもの多くの親たちが、この診断結果を受け入れられず苦しみます。

この最初のハードルを越えられないと、治療という次の段階への進みが遅れてしまいます。

●発達障害と向き合うために

発達障害は珍しい病状ではありません。しかし、正しい知識を持っている人が少ないのも事実です。

発達障害であると診断され、今後の治療方針や生活に不安を覚えるのは当然のこと。

そして、この不安を解消するのが、適切な治療へと導いてくれる専門家と、それを受け入れ、時には拒否することもできるだけの正しい知識です。

●まとめとして

発達障害の認知度がまだ十分ではないため、発達障害だといわれただけでショックを受けてしまう人が多いのが現実です。

しかし、発達障害を認めることで、これまで、「勉強ができない」とか、「いじめられやすい」とか、「友だちができない」と悩みのタネにしてきた子どもの言動に、正しい診断と治療を加えることで、問題を小さくストレスも小さく できます。

不安やストレスを抱え続けず、早めに専門家に相談してみることをおすすめします。

【参考リンク】

・理解する ~発達障害って何だろう? | 政府広報オンライン(http://www.gov-online.go.jp/featured/201104/contents/rikai.html)

●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)

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