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まさか今!? 子育て世代の親が急に倒れて困ったこと&事前にできる3つの対策

  • 2024.5.2
出典:ぎゅってWeb

育児や仕事に忙しいみなさんにこそ伝えたい!急に親の介護が必要になった40代の私が感じた、「困ったこと」や「事前にできる対策」について紹介します。まだまだ大丈夫と油断せず、今からできることをしておくことをオススメします。

その日は突然やってきた

40代前半の私。介護問題なんてまだまだ先かと思っていたのですが、その日は突然やってきました。一昨年、母が癌で亡くなり、独居になった父。寂しそうではありましたが、後期高齢者になったばかりで体はいたって健康。

血圧も低く、階段なんて一段飛ばしで歩くような父だったので、「まぁ、あと5年は安心だな」と周囲は思っていました。ところが、ある日の夜中に「お父さんが倒れて、救急車で運ばれた!」と姉から電話があったのです。

親が元気なうちに…事前にできる3つの対策

1.安否確認サービスを取り入れておく

独居ゆえ父の発見が遅れたため(それでも近所に住む姉がよくぞ発見してくれたと思います。夜に電灯が点いていなかったので、念のため確認に行き、倒れていた父を発見しました)、脳出血の後遺症で利き手側が半身不随に。

めちゃくちゃ元気で草むしりと散歩が日課→いきなり「要介護4」になってしまいました。「まだ大丈夫」「うちの親は元気だから」と思わず、早めに安否確認できるシステムを取り入れておきましょう

出典:ぎゅってWeb

安否確認システムを取り入れておけば、早期発見で後遺症も軽かったのでは…と後悔が残っています。特に独居で遠方に住んでいる場合は、最悪の事態も考えられるので注意が必要です!

セコムの「高齢者見守りサービス(親の見守り)」は、ペンダント型の通報器があり便利だと思いました。また、安否確認を兼ねた弁当宅配サービスもあり、コープの「お弁当宅配」を検討していたのですが、本人が「自分で作れるし、まだいらない」と言うので、取り入れていませんでした。

他にもいろいろな安否確認サービスがあります。自治体が行っているサービスもありますので、家族にあったサービスを探して検討してみてくださいね。

また、可能であれば元気なうちからスマホを持たせて、使えるようにしておくとよいと思います。父はスマホを持っていなかった&コロナ禍ということもあり、病院での面会もなかなかできずに心配しました。

2.通帳とハンコの組み合わせや暗証番号を聞いておく

元気なうちは聞きづらいですよね。わが家は、母が亡くなった時に父が手続きに苦労した経緯があったので、暗証番号は父の方から教えてくれていました(どんなに助かったことか!)。

それでも、複数ある通帳とハンコの組み合わせが分からず、施設に入るため口座から引き落とす手続きができずに大変でした。聞きづらくても、会って自由に話せるうちに、通帳とハンコの組み合わせや暗証番号は聞いておきましょう

ちなみに知人の義両親は、「財産目録・通帳とハンコの保管場所・暗証番号・墓の場所・その他お葬式や相続に必要な事柄」を書いた紙を定期的にプリントアウトして渡してくれるそうです。これは助かりますね!

「ママ友で、急に親が倒れて大変だった人がいて…」など身近な例を挙げたり、手続きに困った人や助かった人の話をしてから切り出すと、親にも話しやすくなると思います。

また、いきなり暗証番号などを聞かず、「うちのお墓は?」と墓やお寺について聞いたり、「いざという時、連絡する範囲は?親戚の連絡先はどこに書いている?」など関連することを聞き始めてからお金関係について聞くと、スムーズに聞ける気がします。

「まだ早いとは思うけど何が起きるか分からないから、子どもたちのために私も書き始めたの。お父さんも念のために書いておいてね~」とエンディングノートをプレゼントするのもアリだと思います。

3.実家のことは親の意志を聞き、なるべく親のお金で片付けておく

実家は田舎なこともあり、敷地が広く、庭の草むしりが大変でした。父は日課にしていたのですが、子どもたちがやり続けるのは無理だろうという結論になり、父の許可も得て、木を伐採し防草シートを敷いてもらうことになりました。

出典:ぎゅってWeb

一括見積もりしてもらえる比較サイトから2つの業者と、ホームページで見つけた地元の業者1社の合計3社に見積もりをしてもらいました。実家には元鶏小屋や石灯籠などの廃材もあり、木もうっそうと生えていたので、廃材の処分・木の伐採と処分・防草シート等を依頼。

比較サイトからの2社の見積もり結果は、それぞれ121万円と125万円。地元の業者は218万円でした。値段的には比較サイトの方が安かったのですが、話してみたところ地元業者の方がデメリットもちゃんと説明してくれたり、10年以上と謳われている高耐久シートを使用してくれることもあり、信頼できそうな地元業者にお願いすることにしました。

ちなみにお断りすることになったある業者には、捨てゼリフを吐かれてビックリ。「やっぱりお願いしなくて良かったね…」と子どもたちで喜び合いました。何かを業者に依頼するとき、見積もりは複数社にお願いし、信頼できる業者にお願いした方がよいと思います。

でも、それもすべて親の意志を聞くことができ、親のお金で作業をお願いできたからできたこと。また機会があれば書きたいと思いますが、家財の処理にもたくさんお金がかかったので、親の意志を確認でき、お金で片付けられることはどんどんやっておくとよいと思います。

まだまだ育児や仕事で忙しい私たち世代。親が急に倒れたときの負担を、少しでも取り除けるとよいですよね。

<ライター/マミー>

2児の母。住宅ローン(新築)完済のやりくり上手。「合理的」「簡単」大好き!家事や節約に役立つアイテムなどをご紹介☆

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