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2024年にハネムーンで行きたい! 世界の新ハイデザインホテルBEST6

  • 2024.5.2

『タウン&カントリー』誌による毎年恒例のホテルアワードから、2023年2月以降にオープンした、ハイデザインホテルを6つご紹介します。一生の思い出になるハネムーンや記念旅行の行先リストに加えてみて。

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ヴィラ・マブルーカ:モロッコ

25ans Wedding

イヴ・サンローランとピエール・ベルジェが1990年に購入したのは、ジブラルタル海峡を望む崖の上に立つ、1940年代のモダニズム建築。彼らがマラケシュ、パリ、ニューヨークに所有する家とは異なり、風通しがよく、光に満ちあふれた、都会の解毒剤のような静養所を、デザイナーのジャック・グランジュに作ってもらったのだとか。その後、イギリス人デザイナーのジャスパー・コンランが2019年にこのヴィラを購入すると、レストラン、6,500種の植物、エメラルドのタイルが美しい2つ目のプールを加えた、客室12部屋のホテルへと変貌させました。オリジナルのコンセプトはそのままですが、今や誰でもここに泊まることができます。

アン・プラス・ヴァンドーム:フランス

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ラグジュアリーなファッションブランドは、欲望を作りだす名人。高級時計・宝飾ブランド、ショパールのオーナーであるショイフレ家は、6年以上の歳月を費やし、パリで最もシックな街区に立つ18世紀の邸宅を魅力的な15部屋のホテルに変身させました。もっとも、このホテルにはショパールの文字はなく、錬鉄製のゲートにわずかに「C」の文字があるのみ。フロントデスクもなく(2階へ直通)、ゲストのためのパブリックスペースもなく(その点スリルも)、いつでもどこでも食事が楽しめる(最高!)のだとか。ピエール=イヴ・ロションがデザインを担当した客室はそれぞれ作りが異なり、シャガールやウォーホルの絵が飾られた部屋もあるため、何度でも戻ってきたくなること請け合いです。

ザ・ラナ・ドーチェスター・コレクション:ドバイ

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ファッションの領域ではクワイエット・ラグジュアリーが人気ですが、ドーチェスター・コレクションが初めて中東に建設したホテル「ザ・ラナ」は、華やかなラグジュアリーの重要性を教えてくれるホテル。インテリアデザイン事務所「Gilles & Boissier」が手がけた内装はセンスが良くてリラックスできる上、建築家のノーマン・フォスターの建築事務所「Foster + Partners」がデザインした30階建てのビルは、マラシ・ベイ・マリーナを望む立地。225室の客室に、人気シェフ、ジャン・アンベールの地中海レストラン「リビエラ」、屋外プールに囲まれたルーフトップ・バー「ハイ・ソサエティ」、シガーラウンジ、ロールスロイスのハウスカー、間もなくオープンするアラブ首長国連邦初のディオールスパなど、贅を極めたホテルです。

マンナ・アルカディア:ギリシャ

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ギリシャと言えば青と白、と思っているあなた、ちょっとお待ちください。ペロポネソス半島には、モミの木に覆われたメナロ山という山があり、長らく牧神パーンが祀られていました。ここに1929年に建てられたサナトリウムを見事に改装したのが、「マンナ・アルカディア」という心和むラグジュアリーなホテル。アテネにある建築設計事務所「K-Studio」(初めて聞いたという方も、いずれその名をまた聞くはず)が手がけた隠れ家的ホテルで、アースカラーのインテリアが、目を見張るほどの神秘的な山の景色を引き立てています。ここではハイキング、サイクリング、乗馬、ラフティングを楽しめる他、「ウェルネス・ハブ」では、ヨガや各種トリートメントも受けられます。

ヴェルメーリョ・メリデス:ポルトガル

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リスボンの南にあるメリデスは、コンポルタなどの観光地に比べてのんびりした場所。デザイナーのフィリップ・スタルクや、現代美術家のアンゼルム・キーファーなどの他、デザイナーのクリスチャン・ルブタンもここに別荘を持っています。そして、昨春ルブタンがこの地にオープンしたのが、宝石箱のような「ヴェルメーリョ・メリデス」。テキスタイルはキャロライナ・アーヴィング、フレスコ画はコンスタンティン・カカニアス、そしてファサードに彫刻をほどこしたのはジュゼッペ・デュクロと、著名アーティストたちが空間づくりに参加しています。全部で13室あり、それぞれに溢れんばかりの色とプリントが詰め込まれていますが、すべて―枕カバーの刺繍や床のタイルまで―にルブタンのシグネチャーカラーである赤が含まれています。

ブルガリ ホテル ローマ:イタリア

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1884年にローマで創業したブルガリがその本拠地に開業した9番目のホテル(かつフラッグシップ)は、ローマ帝国の壮麗さを堂々と讃えています。このホテルは、ローマ帝国初代皇帝・アウグストゥスの霊廟の目の前に建ち、ホテルの入り口では皇帝アウグストゥスのオリジナルの彫刻がお出迎え。1930年に建築家のヴィットリオ・バリオ・モルプルゴが手がけた建物は、伝統的な建築資材や色を用いた合理主義的な近代建築で、それ自体が宝石のようです。モザイクや、オフホワイトからグリーン、ゴールドまで幅広い色みの大理石が至る所に使われており、部屋のライトは黄金色で、スパは古代ローマ浴場の雰囲気を再現しています。

※この記事は2024年5月2日時点のものです。

Translation: mayuko akimoto Photos: Andrew Montgomery, GREGORY COPITET, DORCHESTER COLLECTION, MANNA ARCADIA, VERMELHO HOTEL, BULGARI From: TOWN&COUNTRY

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