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異常事態!? 国内女子ツアーで現在6試合連続ホールインワン発生中!【国内女子ツアー豆知識】

  • 2024.5.1

国内女子ツアー第9戦、パナソニックオープンレディースでは、天本ハルカプロがツアー初優勝を飾りましたが、大会2日目に青木瀬令奈プロがホールインワンを達成。これが国内女子ツアーに限ると、6試合連続でのホールインワンとなりました。現在、連続試合記録を更新中ということもあり、改めてホールインワンの記録を調べてみました。

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◆「皆でリレーしている感じが強いです」

連続ホールインワン記録を6試合まで伸ばし、現在なお更新中の国内女子ツアーですが、改めて記録達成者を振り返ってみましょう。まずは、アクサレディスin宮崎での櫻井心那プロです。大会2日目の2番ホールで、165ヤードを46度のウェッジで放り込みました。2週目のヤマハレディースオープン葛城では鈴木愛プロが大会3日目に11番ホールで達成。145ヤードを8番アイアンで打ちました。3週目の富士フイルム・スタジオアリスでは、藤田さいきプロが大会2日目の13番で達成。150ヤードを8番アイアンで打ちました。ちなみに、藤田プロはなんと7度目のホールインワン達成で、これは国内女子ツアー史上最多記録となります。

4週目のKKT杯バンテリンレディスでは大会初日の3番ホールで永井花奈プロが167ヤードを3番アイアンで達成しました。永井プロは翌週のフジサンケイレディスクラシックでも、やはり大会初日の11番ホールで137ヤードを7番アイアンで打ち、2週連続となるホールインワンを達成しています。3週連続となれば新記録でしたが、翌週のパナソニックオープンレディースでは残念ながら不発に終わりました。ただし、2日目の8番ホールで青木瀬令奈プロが180ヤードを5番ユーティリティで打ち、見事達成しています。

「人生では10回目のホールインワンですが、ウワーと喜ぶよりも、シャーッ! と気合が入る感じでした。私で6週連続になりましたが、皆でリレーしている感じが強く、今後もつないでいければツアーがもっと盛り上がると思います」。果たしてどれだけ続くのか、注目していきたいところです。

◆今年は9試合で7回のハイペース

69年以降に開催されたトーナメントでのホールインワンは591回となります。面白いのは、時代が経つにつれて回数が増えていることです。70年代は15回、80年代は89回、90年代は96回、00年代は142回、10年代は167回、20年代はまだ5年目ですが81回を数えます。このペースでいけば、10年代の記録を抜くかもしれませんね。クラブやボールの進化もありますが、選手の技術が上がっている証拠でしょう。

ちなみに、69年以降に開催されたトーナメント数は1658試合であり、ホールインワンが出た割合は35.65パーセントになります。単純に考えれば、3試合に1回のペースで出る感じです。今季は開幕2戦目の明治安田生命レディスでアマチュアの入谷響さんがホールインワンを達成しているので、9試合で7回というハイペースになっています。

ホールインワンが最も多く出たシーズンは18年の24回です。ただ、この年は38試合開催されており、割合では63.20パーセントで、02年の31試合中21回の67.70パーセントが上回ります。今シーズンは回数だけでなく、割合でも過去最高となりそうな勢いですね。

ホールインワンを達成して、しかも優勝というダブルでの喜びを味わったのは23例あり、樋口久子プロと塩谷育代プロがそれぞれ2回ずつ行っています。直近は22年のニッポンハムレディスで達成した西村優菜プロですが、そろそろ誰かが達成するかもしれませんね。

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