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【iPhone】絶対に車内に放置しないで!公式の注意喚起に「知っておいてよかった」

  • 2024.6.5
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iPhoneを使っていて本体が熱くなったことはありませんか?熱がこもると、動作が遅くなったりバッテリーの減りが早くなったりして、故障の原因にもなります。そこで今回は、iPhoneが高温になる原因と発熱しないように使う方法を紹介。夏前に知っておいてよかった…!と思うこと間違いなしなので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

なぜiPhoneは熱くなるの?

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写真:PIXTA

iPhoneが熱くなってしまう原因は複数ありますが、特定の操作や状況においてデバイスが温かく感じられることがあります。Apple公式では、「デバイスが熱を帯びやすい状況」として注意喚起しているので、心当たりがないかチェックしてください。

・デバイスをはじめて設定するとき
iPhoneの初期設定では、多くの処理が一度に行われるため、一時的に熱くなります。プロセッサに負荷がかかり、熱が発生することがあります。

・バックアップから復元するとき
データの復元には大きなデータ転送や処理が伴います。大量のデータを復元する際に、デバイスの負荷が高まり、熱が発生します。

・デバイスをワイヤレス充電するとき
ワイヤレス充電は有線充電と比べて効率が低く、充電中にデバイスが熱として発生することがあります。

・グラフィックスやプロセッサへの負荷が高いアプリ、ゲーム、カメラアプリなどを使用するとき
高画質のゲーム、ビデオ編集、カメラ機能などを使うと、プロセッサが集中して稼働するため熱が発生します。

・高画質のビデオをストリーミングするとき
高画質ビデオの再生は、大量のデータをリアルタイムで処理するため、デバイスが熱を帯びることがあります。

iPhoneには熱くなりすぎた場合、過熱から保護する機能が組み込まれているので、内部の温度が正常な範囲を超えると自動的に温度調節が行われます。そのため、これらに該当するケースは、とくに心配する必要ありません。

iPhoneが熱くなりすぎたときの対処法

問題はiPhoneが熱くなりすぎたケースです。以下のような状況でiPhoneを使用していると、温度調節をしても適温に戻らないことがあるので注意が必要です。

・暑い日にデバイスを車内に放置する

車内の温度は外気温よりもはるかに高くなることがあり、iPhoneが過熱しやすくなります。iPhoneを涼しい場所に移動し自然に冷却してください。

・iPhoneを直射日光下に長時間放置する

直射日光による加熱、iPhoneの温度を急速に上昇させます。日光が直接あたらないようにしたり、ケースを外して通気を良くするといいでしょう。

・暑い場所や直射日光下で特定の機能を長時間使用する

車内でのGPSトラッキングやナビゲーションや拡張現実(AR)対応のアプリの使用、グラフィック負荷の高いゲームをプレイするとiPhoneが加熱しやすくなります。高負荷なアプリや機能の使用を一時的に使うのをやめましょう。

温度警告画面が表示されても焦らずに対処しよう

熱くなりすぎると、iPhoneが正常に動作しなくなる場合があります。以下のような症状になっても焦らずに対処しましょう。

・充電(ワイヤレス充電も含む)が遅くなる、停止する
・ディスプレイが暗くなる、またはディスプレイに何も表示されなくなる
・携帯電話無線が低電力モードになる。この間、電波が弱くなることがあります
・カメラのフラッシュやその他のカメラ機能が一時的に無効になる
・一部のアプリや機能で、フレームレートの低下や処理時間の増加によりパフォーマンスが低下する

さらにiPhoneの温度が上限を超えると、温度警告画面が表示され操作できなくなります。

https://support.apple.com/ja-jp/118431
出典:Apple

できるだけ早くデバイスを使えるようにするには、本体の電源を切って涼しい場所に移して気長に回復を待ちましょう。間違っても保冷剤などで冷却するのは厳禁です。

iPhoneが冷えすぎたときの対処法

また、普通に使用していればそこまで心配する必要はないと思いますが、iPhoneが極端に低温になるとパフォーマンスに影響を及ぼし、バッテリーの性能を著しく低下させる可能性があります。

0°C以下の低温環境で使用しなくてはいけない場合は、寒冷地仕様のカバーやケースを使用してiPhoneを保護するといいでしょう。

適切な温度環境で使用してiPhoneを長持ちさせよう!

今回は、iPhoneが発熱する原因とその対処法を紹介しました。つい、車内にiPhoneを置きっぱなしにしてしまう方は多いのではないでしょうか。

温度管理に注意を払って適切な使用環境を保つことで、長寿命化と安定したパフォーマンスを維持することができます。

ご存知なかった方は、ぜひこの機会に温度に気を配りながら適切に使ってみてください。

 

参考:Apple公式「iPhoneやiPadが高温または低温になりすぎた場合


ライター:ちだい
家電・モノライター&デザイナー。オーディオやバッテリーなどの小型ガジェットを中心にモノ系やカルチャー・サービスなどモノ誌で執筆。趣味は映画鑑賞と競走馬。