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「鳥肌たった」「震えた」木村佳乃の“不気味すぎる演技”に絶賛の声『アンチヒーロー』は続編があるのか…?!

  • 2024.6.23

TBSドラマ『アンチヒーロー』、最終回である第10話「正義」では、証拠隠滅罪で逮捕された明墨(長谷川博己)の裁判が始まり、担当検事である伊達原(野村萬斎)との対決が描かれました。12年前の「糸井一家殺人事件」をはじめ、因縁ともよべる2人の舌戦は明墨の裁判前から繰り広げられるなど、冒頭から白熱。SNSでは2人の法廷シーンに「引き込まれた」「演技がすごい」「舞台を観ているよう」という声が寄せられていました。

白木はやっぱり味方! そして緑川検事の正体が明らかに

留置所にいる明墨は、訪れた伊達原に「ご都合主義の歪んだ正義感こそ、この世を腐らせるものはない」と言い放ちます。自身の裁判を控えながらも、明墨の言葉から伊達原の罪を暴こうとする強い信念を感じずにはいられません。

証拠隠滅罪の裁判ですが、争点に「糸井一家殺人事件」が関係していることを示します。明墨をはじめ、赤峰(北村匠海)と紫ノ宮(堀田真由)らは、志水(緒方直人)の冤罪につながる新証拠を提出。しかし、伊達原は科捜研から入手した書類を提示し、明墨たちの証拠を偽造だと言い切ります。絶体絶命と思われましたが、明墨たちの提出した証拠書類を伊達原が科捜研の資料室で必死に探している映像で流れが一気に逆転。伊達原は、窮地に立たされます。

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日曜劇場『アンチヒーロー』第10話より (C)TBS

緋山(岩田剛典)の殺人の証拠を伊達原に渡し、寝返ったように見えた白木(大島優子)は、明墨の指示で動いていたことが判明。SNSでは「裏切り者じゃなくて良かった」「やっぱりいい人だったね」という安堵の声や、「明墨先生に託された白木さん、良かったなぁ」とその仕事ぶりに感嘆する声が見られました。

さらに、伊達原の映像が撮れたのは、緑川検事(木村佳乃)の協力があったからこそ。伊達原と共に仕事をしてきた緑川ですが、実は、明墨と桃瀬(吹石一恵)と同期です。緑川もまた、桃瀬の遺志を継いで志水の冤罪を晴らそうとしていた一人だったのです。窮地に立たされた伊達原に向けた、緑川の涙ぐんだ不敵な笑みが圧巻! 木村佳乃の不気味であらゆる感情がこめられた演技に「鳥肌たった」「震えた」と賞賛の声が続出しました。

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日曜劇場『アンチヒーロー』第10話より (C)TBS

桃瀬と明墨がバーで話す場面に緑川もいたことも明かされます。また、明墨が桃瀬の墓を再訪した際に花束を持ってやってきた人物が緑川だったことも明らかに。SNSでは「見返す時、緑川さんの表情に注目しながら観たい」「見返すと全然違うドラマとして感じるかも」と“追いアンチ”宣言が飛び交っていました。

父の日に描かれた父娘の絆 明墨と赤峰の師弟関係も見事

その後、伊達原、紫ノ宮の父・倉田(藤木直人)らが「糸井一家殺人事件」の不正について追及されます。そして、赤峰らの尽力で志水の再審が決まり、娘・紗耶(近藤華)と再会。放送日が父の日だったこともあり、それぞれの父子の展開にSNSでは「めちゃくちゃ泣けた」「素晴らしかった」と感動の声が届けられました。

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日曜劇場『アンチヒーロー』第10話より (C)TBS

そして最後は、明墨が赤峰を事務所に迎え入れた理由も明らかになります。品川の傷害事件の裁判で、冤罪に対して「法に携わる人間が人々の信頼を背負っていることを忘れてはダメです。法廷に立つ者の誇り」と主張をする赤峰。桃瀬が亡くなる直前に残した「私たちが司法の信頼と誇りを取り戻せますように」とリンクしたことで、信念が志水さんの冤罪をはらす力となると考えたようです。

それを受けた赤峰が「不条理と戦うためにアンチヒーローが必要なのかもしれません」というタイトル回収、初回の明墨のセリフとリンクした「だから今度は僕が、あなたを無罪にしてさしあげます」というセリフも実に秀逸。その言葉を聞いた明墨がニヤリと笑うシーンなど、2人の師弟関係にSNSでは「素敵すぎる」「アツすぎる」との声があがるやりとりも。

最終回では、壮大なジオラマを要した伊達原の自宅も映し出され、物語以外でもSNSで話題に。「見事な伏線回収」「気持ちの良い胸アツ展開で感無量」という賛辞の声と共に、明墨に協力する青山(林泰文)や白木の過去、「糸井一家殺人事件」の真犯人など謎も残り、早くも「ロスが続きそう…」「続編やってくれ」「スピンオフお願いします」という声がSNSで続出していました。


番組概要:TBS系 日曜劇場『アンチヒーロー』 毎週日曜よる9時

ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。

※記事内の情報は執筆時点の情報です