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タクシーで…高齢ドライバーから“甘い香り”→次の瞬間、時速30kmで蛇行運転を!? “違和感”が“確信”に変わった瞬間にゾッ…

  • 2024.5.30
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出典元:PIXTA(※画像はイメージです)

本記事では、深夜のタクシー利用にまつわる「不審な言動の運転手」についてご紹介します。

タクシー車内で感じた違和感

こちらのエピソードは、個人事業主の40代女性が教えてくれました。

 

20年ほど前に乗ったタクシーでの出来事です。

当時20代だった私は、仕事で終電を逃してしまいました。終電が終わってしまった駅前は、タクシー待ちの人で長蛇の列。仕方なく私も列に並び、ようやくタクシーに乗れることに。

私が乗ったのは個人タクシー。高齢の男性ドライバーでした。乗った瞬間、甘いアルコールの匂いがしましたが、遅い時間だったこともあり「酔っていた人が前に乗ったのかな」と思っていました。

しかし、最初に感じた違和感は、だんだんと「ある確信」に変わっていったのです。

タクシーに乗ると、運転手さんは急に電車に対する不満を繰り返し話し始めました。「自分は背が低いからつり革に届かない」「つり革の長さを調節すべき」など、正直どうでもいいことを興奮気味に力説しています。

最初は適当に相槌を打ちながら聞いていたのですが、運転手さんの様子がおかしいのです。何度も同じことを繰り返して話すうえ、呂律が回っていません。さらには、運転手さんが話すたびに、気持ち悪いほどの甘い匂いが…。

道も真っすぐで空いていたのに、スピード時速30km程度。どうしてこんなにゆっくり走っているのだろうと思っていたら、しばらくして蛇行し始めました

これはまずい…と感じました。最初に感じた車内の匂い、呂律が回らず甘い匂いのする口臭、さらに蛇行運転…運転手は飲酒運転をしているに違いありません。

心臓がバクバクし出した私は、自宅までまだ半分くらいの場所でしたが「もうここでいいです。降ろしてください」と言いました。

運転手さんは「まだ〇〇駅(最初に告げた行き先)まで遠いよ?」と不思議そうな顔。しかし、一刻も早く降りたかった私は「いいんです!ここで降ります」と言って降ろしてもらいました。

その後、小一時間程度の時間をかけて歩いて帰ることになったのですが、心臓のバクバクはしばらく収まりませんでした。

飲酒運転だと気付いてからは、反対車線に飛び出さないかとか、脇に突っ込むんじゃないかとかハラハラしていました。とにかく怖くて、早く降りたくて仕方なかったです。

今思うと、ナンバープレートを控えて通報すべきでした。しかし、当時は携帯電話にカメラも付いていない時代。恐ろしさでそこまで頭も回りませんでした。

私が降りた後、ヨロヨロと走り去るタクシーを見送りながら、事故る前に降りられて良かったと安堵した覚えがあります。

飲酒運転の危険性

悪質な飲酒運転が社会問題となり、2007年に飲酒運転厳罰化、2009年に行政処分強化などの対策が取られました。しかし、依然として飲酒運転による悲惨な事故は後を絶ちません。

飲酒運転の死亡事故率は、飲酒なしの約6倍といわれています。いかに飲酒をしての運転が危険かがわかります。

今回は事故にならずに済みましたが、そのまま乗っていたら何があったかわかりません。命を守るために、飲酒運転はなくしていかなければいけませんね。



提供:個人事業主/40代女性

※この記事では媒体で募集した体験談を掲載しています