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ゼミの大学生「ここ矛盾してない?話し合おう」→90分後、まさかの結論に「超大事」「次に活きる90分」

  • 2024.6.3
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

参考書などを用いて勉強している最中、問題や答えの矛盾点に気づいた経験はありますか?

大学生のれおまる(@reomaru_1103)さんは、発見した矛盾点をゼミ仲間と共に話しあったのだそう。その痛快なオチをX(旧Twitter)に投稿すると、6.4万いいねが集まり(2024/05/24時点)、「こういうのって超大事よな」「学生さんらしい素晴らしい時間の使い方!」と話題になっています。

いったいどんな内容なのでしょうか?

こちらをご覧ください!

90分話し合ったのち、実は「正誤表に解答があった」というなんとも意外なオチ!これには、ゼミのメンバーもずっこけてしまったかもしれませんね。

気づいた矛盾点を解き明かそうと話し合った時間、そして最終的に本の間違いを発見した流れまで、きっと忘れられない時間になったことでしょうね。

話し合った内容とは?

投稿者さんに、こちらの出来事について詳しくお話をうかがいました!

---まさかの結末ですね…!矛盾していないかと話し合ったのは、どんな内容だったのでしょうか?

「大学のゼミで扱っている、フリーズという分野に関する参考書に載っていたことです。その参考書にあった定理の1つが、約10ページ前に書いてあった定理と矛盾していたのです」

---そこからどのような話し合いになったのでしょう?

「ゼミのメンバーが、矛盾を主張するメンバーと、矛盾がないことの証明を探すメンバーに分かれました。私はメンバーの意見を聞き、どちらが正しいのか悩んでいました。そしてメンバーの意見を聞いて熟考した結果、どちらも正しいだろうという結論になりました」

---なるほど。意見が割れたからこそ「どちらも正しい」と。

「そして本を疑い始めたところ、教授が「正誤表がネット上にあった気がする」と仰ってくださいました。正誤表を見ると、定理の表記にミスがあり、正しい表記に直すと、約10ページ前の定理とも矛盾せず、メンバー全員の意見が正しかったということが分かりました」

---正誤表にあったことが発覚した時の、れおまる様を含め皆さんの反応を教えてください。

「『やっぱりそうだった!』『よかった!』『矛盾に気づいて、俺らで見つけられたぞ!』という喜びの感情がとても大きかったです。1つの難題に立ち向かい、全員の納得のいく形での結論に出会えてとても嬉しかったです」

---全員で納得のいく形で結論を導き出せたとのこと、この90分はとても価値のある時間になったのですね!

「素晴らしい」「あるある」などの声

こちらの投稿には、さまざまなコメントが寄せられています。

この90分は決して無駄ではない。
きっと次に生きる90分
オチにズコーってなるけど、違和感に気付いて議論・結論までの流れは学問としてあるべき理想の姿やと思う
しかも正誤表付いてるから答え合わせまで出来てしまうなんて
コレは学生さんらしい素晴らしい時間の使い方
大学生に必須の経験これ
本の間違いっぽいとこを何人かで話し込む
解決しなくても一番学びになってる気がする
本が間違ってる。あったなぁ
解いてた数学の問題の証明のアルファベットだけ間違ってた。
資格試験のテキストで間違ってるときあるから正誤表大事
それで落ちたから本当に大事

学生さんの健闘を称える声が多数寄せられました。

投稿者のれおまるさんは、創設した「早稲田大学作問サークル」にて高校数学を始めとした、様々な科目の問題作って解いているのだそうです。今後の活躍も楽しみですね!



取材協力:れおまる(@reomaru_1103)さん