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父の葬式で…伯父「班の人にもお願いしなきゃ」私「誰それ!?」→田舎ならではの“昭和のしきたり”にウンザリ…

  • 2024.5.27
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出典元:PIXTA(※画像はイメージです)

都会に比べて、地元は近所の人との繋がりが密接になりやすいと感じている人も多いようです。日常生活で温かみを感じることもあれば、冠婚葬祭などの際にトラブルが起きてしまうことも…。

本記事では、「父の葬儀の際に体験した田舎の風習」についてご紹介します。

伯父が「班の人にもお願いする」と…

こちらのエピソードは、30代の男性が教えてくれました。

 

約10年前、私の父が亡くなった時の話です。

その時私はまだ新卒の年齢で若く、母は既に亡く、祖父母は認知症を患っていたため、葬儀は父の兄、つまり私にとっては伯父が取り仕切ることとなりました。

書類を整理していると、唐突に伯父が「班の人にもお願いしなきゃいけない」と言い出しました。誰の何のことだろうかと思っていると、「地元の自治会に協力を求める」とのこと。

確かに、父は地元出身なので交流もあり、地域の人に父の死を伝えるのは当然のこととは思っていましたが、「葬儀の協力とは?」と正直理解に苦しみました。

手続きは親族のみでできますし、葬儀自体は農協が運営する葬儀屋に任せればいいだけの話なのに…。

しかし、古い考えの伯父は頑なに「班の人にも」と譲らず、私と弟は仕方なく、伯父の指示通りに、近隣の方に父が亡くなったことと葬儀についての予定をプリントアウトして配布しました。

そんな風習があるのかとこの時点で私には理解しがたかったのですが、いざ葬儀が始まってみると、さらに驚きました。

「班の人」という名の近所のおじさんたちは、何かの作業をするわけではなく、ただただ酒を飲んでいるだけなのです。

役に立つわけもなく、ぶっちゃけ面倒でしかありませんでした。

しかも、葬儀後は班の人たちに“お礼”を包んで一人ひとりにあいさつに行かねばならないという決まりもあり…。正直、馬鹿馬鹿しくてしょうがなかったです。

昭和からの無駄な風習が根強く残っていて正直気持ち悪さを感じてしまい、「二度とこんな場所に住むか」と思いました。

また、自分が死んだ時は葬儀は一切行わないでほしいと遺書に書いてあります。

風習を大切にする気持ちもわかるけれど…

投稿者さんのお父様が住んでいた地域は、周りとの繋がりがかなり強い地域だったのでしょうね。

ただでさえ葬儀の際はバタバタとするのに、班の人たちのお世話もしなければならなかったうえ、後日「あの時はありがとうございました」とお礼をしにいかなくてはいけないとは、その地元で生活していない投稿者さんは理不尽に感じるかもしれません。

風習やしきたりを大切にする気持ちもわかりますが、それを嫌だと感じてしまう人がいるのも事実ですね。



提供:30代男性

※この記事では媒体で募集した体験談を掲載しています