飛行機で...隣の男性客「手を握ってて欲しい」！？困惑するも... 理由を聞いて快諾した

目的地まで速く安全に送り届けてくれる飛行機。ただ、フワッと体が浮く感覚が苦手だったり、空高く飛ぶことに恐怖心を感じたりする方もいますよね。

本記事では、「飛行機で体験したちょっとかわいい出来事」についてご紹介します。

飛行機の隣の席に座ってきたのは…

こちらのエピソードは、30代の会社員の方が教えてくれました。

私が20代の時、留学中に友人と旅行をした時の話です。

格安航空を利用したので友人とは席が離れ離れになってしまい、隣の席にはどんな人が座るのかドキドキしながら自分の席に着きました。

私の隣に座ったのは、かなりイカつめのスペイン人のお兄さんでした。申し訳ないけどちょっと怖いな…なんて思っていたのですが、いよいよ離陸、というタイミングで隣のお兄さんが私の肩をトントンと叩いてきました。

ビクッとして、「どうしました？」と尋ねたら、お兄さんが「飛行機が無事に離着陸できるまで手を握ってて欲しい」と言ってきたのです。

どうやら、そのスペイン人のお兄さんは飛行機がとても苦手だったらしく、仕事の関係でどうしても飛行機に乗らないといけなかったみたいです。

私は「構わないよ！大丈夫？」と言って手を握ってあげました。

結局、飛行機が目的地に着くまで初対面のスペイン人のお兄さんと手を繋いでいました。

別れ際に「本当にありがとう！」と颯爽と去って行ったお兄さん。飛行機そんなに怖かったんだね…。人は見かけによらないとはこういうことかと思いました。

イカつめのお兄さんの口からそんな言葉が出てくるとは思わず、人には得手不得手があるのはどこの国でも同じなんだなと思いました。

もう少し雑談もしてみたかったのですが、私のスペイン語の理解力が追いつかなかったため、それも叶わず。ちょっと不思議で楽しい体験でした。

イカつめのお兄さんの口から出てきたのは「飛行機が無事に離着陸できるまで手を握ってて欲しい」という言葉…！初対面の人に頼むなんて、相当不安な気持ちだったのでしょうね。

飛行機の中で優しい投稿者さんに救われたお兄さんは、きっと仕事先で満足いく仕事ができたはず！見た目と内面のギャップに思わずクスッとしちゃうエピソードですね。

提供：会社員/30代

※この記事では媒体で募集した体験談を掲載しています