ママ友との付き合いの中で、嫉妬や悪口で悩まされたことはありませんか? 今回は、互いに趣味を応援し合うほど仲良しだったママ友たちに起きた、悲しいエピソードを筆者の知人から聞いてきました。
趣味がきっかけで仲良くなったママ友
幼稚園で役員をしたことがきっかけで、Sさんはママ友Uさんと仲良くなりました。
趣味の話になった時、なんと同じYouTubeの歌い手グループのファンであることが分かったのです。2人の距離はグッと近づき、一緒に推し活に励むようになりました。
SNSでの活動を応援してくれていたが……
平日はコラボカフェでランチを楽しんだり、運よく当選したライブに参戦したりと、推し活に夢中になっていました。
Sさんは芸術系の大学の出身で、小さいころから絵が上手だったんだとか。
なので以前から趣味で歌い手さんたちのイラストを描き、SNSにも投稿していました。
Uさんにそのことを伝えると「あっ! このイラスト見たことある! Sさんのだったの〜すごい!」ととても喜んでくれました。
その後は、Sさんの投稿をリツイートするなど応援してくれていたのですが……。
地道な活動を続け、次第に認知されるSさん
Sさんは、フォロワーさんたちを集めた自主企画を開催するなど地道な活動を頑張っていたので、次第にファンの間で広く認知されるようになりました。
また、歌い手さん主催のイラストコンテストでグランプリを獲得!
これがきっかけで、イラストの仕事まで舞い込むようになったのです。
この頃から、UさんはSさんの活躍ぶりが面白くないと感じはじめます。
ママ友の活躍に嫉妬し、陰口を叩くようになる
そのうち、UさんはSさんのSNS上に姿を現さなくなり、実際に幼稚園でも避けられるようになったんだとか……。
裏では、ママたちに「Sさんって怪しいYouTuberにハマってるらしいよ。いい歳して推し活に夢中になるなんて、見てて恥ずかしいよね~」とSさんの悪口を散々言いふらしていました。
Sさんは、どんなにUさんに悪口を言われようと「私はSNS上で頑張って活動してきたし、今は大好きなイラストが仕事にまでなっているから」と前向きに考え、耐えました。
その後、子どもたちは別々の小学校へ進学したので、2人の縁は切れ、Sさんも心置きなく推し活を楽しめるようになりました。
Sさんに嫉妬して彼女の活躍を素直に喜べなかったUさんですが、本当は、Sさんに憧れていたのかもしれませんね。
羨ましかった気持ちはわかりますが、どんな時でも、他人の成功を素直に喜ぶ心を持っていたいですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:広田あや子