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子に依存する母…親子にとって大切な一歩を踏み出す日のはずだった

  • 2024.5.1

このお話は、もっち・女たちの体験談・漫画(@mocchi_kakei)さんのフォロワー・太郎さんが母親との関係に悩まされた体験談が描かれています。太郎さんの母は毎日、学校の登下校に付いてきます。それは、太郎さんが中学・高校・大学になっても続きます。晴れて社会人となった太郎さんは、意を決して「もう付いてこないで」と告げますが…。『僕とママの3mの距離』をダイジェスト版でごらんください。

社会人になったのに…

主人公・太郎さんが小学生のころから、母親は毎日のように登下校に付いてきます。それは、中学・高校・大学になっても続きます。母親のせいでイジメにあったり、周囲から冷ややかな視線を浴びせられたりと、ツラい日々を送っていました。

ときは流れ、晴れて社会人となった太郎さん。今まで育ててくれた感謝の気持ちを伝えると同時に、もう「付いてこないで」と告げます。すると、息子の成長を喜び、涙目になりながら了承してくれた母。やっと、太郎さんの思いが通じた瞬間でした。

ですが、喜びもつかの間。会社へ向かう途中、振り返ると母の姿があったのです…。

息子の話、聞いてた?

社会人となった初日。もう母には「付いてこないで」と告げ、母も了承したはずだったのに、振り返ると母が立っていたのです。思わず怒鳴ってしまった太郎さん。次第に、申し訳ない気持ちがこみ上げてきます。家に帰ったら、改めて母親と向き合って話そうと決意します。

ですが今日は、新入社員の歓迎会があります。すっかり遅くなってしまい、家路を急いでいると…。

「母と向き合う」決意がゆらぐ

自宅の最寄り駅の改札を出ると、そこには母親の姿がありました…。今日は、歓迎会があり帰りが遅くなることは母には伝えていません。それでも、待ち続けていた母。どうやら、太郎さんの母にとって、3時間待つことは苦ではないようです…。

本作では、母親との関係に悩まされた体験談が描かれています。子どもが小さいうちは、登下校が心配で付き添いするこもありますね。ですが、大人になっても母親が付いてくるなんて…。しかも、何度も「付いてこないで」と告げたのに、ことごとく約束を破られてしまいます。話が通じない、異様な愛情を感じます…。

愛情表現の仕方は、人それぞれですね。ですが、母の言動が原因で、子どもがツラい思いをするのは避けたいもの。子離れできないのは、親だけではなく、子どもにとっても苦しいものであることを痛感させられるお話でした。時には、子どもから離れる勇気をもつことが、親子の幸せのために必要なのかもしれませんね。

著者:ももこ

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