1枚で・羽織りで。今季はTシャツにならぶオシャレの軸として活躍する、コーディネートに何かと都合がいい白のビッグシャツ。ときにカジュアルに、ときに女っぽく。自身もシャツ好きという人気スタイリスト・樋口かほりさんによる常識にとらわれないシャツの着こなしアイディアをご紹介。
【樋口かほりさん】
表紙や特集を担当する人気のGISELeスタイリスト。トレンドに流されないシンプルな服を基調としながら、新しさを感じさせるシルエット選びが得意。大人に適した甘さのさじ加減も絶妙。
「ボタンをはずして着る」メリット
シャツをOUTして着るときに、前ボタンを思いきりはずして動きを出せば、だらしなさとは無縁に。女らしさだけでなく、抜けも見込めるスリットのようにとらえるのも手。
「シャツをOUTして着る場合、ボタンをはずしてスリットがわりに見せることで、縦が自然に強調される。ウエストラインまではずすことで動きを出しやすいので、ボトムは「見せてかわいい」ハイウエストのものをとり入れて、スリットを深くするのがオススメです」(樋口さん)
軽い白シャツを「重く着る」
「着るだけでさまになる」白シャツは「着方を楽しめる」のも長所。計算された着方があって、はじめて絵になる王道の白シャツの魅力にあらためてフォーカス。
ロールアップで生まれる「フォルムの重み」。「肌を生かして」えりは詰めて・すそでさらなる重みを。「きっちり折り返したそでのロールアップに、腰位置でギュッとさせたすそ結び、えりは潔く立てて。ただの白シャツに見せない「つくり込んだ重み」が、シンプルなスタイリングのスパイスに」(樋口さん)
シャツの印象が変わる「隙間を飾って埋める」アイディア
えりを抜いたり、すそやそでのボタンをはずしたり。よく見るとシャツには「隙間」が多くある。無防備な状態のままにしない。間を見つけて、飾って埋める、6つのアイディア。
「余ったすそをくるっと巻く。さらに余った部分をデニムのベルトループに通し、ウエスト部分をセルフデザイン」(樋口さん)
(CONTENTS)
【1】白シャツの適材適所
【2】ボタンをはずして着るメリット
【3】シャツをOUTしてボトムにツヤを
【4】軽い白シャツを「重く着る」
【5】役立つ白シャツの選び方・合わせ方
【6】印象が変わる「隙間を飾って埋める」方法
【7】旬の「色・柄・素材感」新しいビッグシャツ
人気スタイリストが「よく使う」簡単なテクニック
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