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今っぽ前髪に!【美容師直伝】崩れにくい「シースルーバング」の作り方教えます

  • 2024.4.30
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こんにちは、美容師のHARUNAです。

おしゃれな前髪の定番である“シースルーバング”。

「朝はしっかりセットできても、風や天気、汗などで崩れてしまいやすいのが悩み」という声をよく聞きます。

そこで今回は、キープしやすいシースルーバングの作り方をご紹介します。

シースルーバングってどんなスタイル?

シースルーバングとは、韓国発祥の透けるような薄い毛束の前髪のこと。

おでこが透けて見えることで、ヘアスタイル全体が軽やかでかわいらしい印象に仕上がります。

美容室でシースルーバングにカットしてもらうこともできますが、今の前髪を活かして自分で作ることができるのも、シースルーバングのいいところなんです。透け具合も好きなように調整できますよ。

基本のシースルーバングの作り方

シースルーバングにする範囲を決める

シースルーバングを作るときは、はじめに、前髪の範囲を決めます。

一般的な前髪の範囲の多くは、下の写真のように、おでこの生え際中央の少し上を頂点とし、そこから両側のこめかみ付近に向かって三角に模られ、黒目の上までの長さで作られています。

前髪の基本の範囲
画像:HARUNA

一方でシースルーバングは、一般的な前髪よりも細長い三角形をイメージするといいです。

おでこ中央の生え際の少し上を頂点とし、両黒目付近をつなぐ3点を結んだ三角形を前髪の範囲としましょう。

このとき、少し前かがみの体勢になると、やりやすいですよ。

シースルーにする前髪の範囲
画像:HARUNA

前髪の量が多く、おでこが透けて見えにくい人は、おでこ中央の生え際の少し上を頂点とし、目頭付近をつなぐ3点を結んだ細長い三角形を分け取るイメージで、前髪の範囲を決めてみてください。

一般的なシースルーバングよりも狭い範囲の髪の毛をとるようにすることで、前髪の量が多い人もシースルーバングを作りやすくなりますよ。

前髪が多いときの分け方
画像:HARUNA

余った前髪は、顔周りの髪としてスタイリングしていくので、サイドの髪とともに横に流しておきましょう。

崩れにくいシースルーバングのスタイリング法

範囲を決めたら、サイドの髪はヘアクリップなどで留めて、崩れにくいシースルーバングのスタイリングをしていきます。

ちなみに使用する機器は、コテではなく火傷の心配が少ないストレートアイロンがおすすめです。

(1)ストレートアイロンを通すため、熱から髪を守る効果のあるツヤ出しスプレーを前髪に振りかけます。

艶出しスプレー
画像:HARUNA

ツヤ出しスプレーに含まれる粒子は、湿気から髪を守ってくれるので、雨や汗などによるスタイリングの崩れを予防できますよ。

(2)前髪がおでこの形に沿うように、根元からゆるやかにアイロンを通します。

このとき、前髪をおでこの形に沿わせず真っ直ぐにしたり、くせを伸ばそうと毛先だけ急角度で曲げたりすると、不自然な仕上がりになってしまいます。

鏡で確認しながら、おでこのカーブに沿うように、根元からやさしくふんわりとアイロンを通すのがポイントです。

前髪アイロン
画像:HARUNA

(3)アイロンを通したら、前髪が温まっているうちに、下の写真のように3つの束に分けます。両サイドは、横に流すようなイメージで毛先の向きを整えましょう。

アイロン後の前髪
画像:HARUNA

(4)前髪の量が多い人は、シースルーバングの範囲には入れなかったサイドの前髪を顔周りのデザインとして活用します。サイドに分けた前髪を前に引き出して、ストレートアイロンで毛先を軽く巻きます。

前髪サイドのアイロン
画像:HARUNA

巻き終わったら、おでこの横に沿わせるように流しましょう。

前髪サイドに流す
画像:HARUNA

(5)直径5mmほどの量のヘアバームを指先で伸ばし、前髪の毛先にのみ付けて馴染ませます。

ヘアバームの量
画像:HARUNA

そのあと、目の細かいコームを通して整えましょう。

コームで整える
画像:HARUNA

コームでとくことで束間が均一になり、きれいなシースルーのデザインになります。

(6)最後に、ニュアンスキープできるヘアスプレーを上から前髪全体にまんべんなく振りかければ完成です。スプレー後はキープ力を高めておけるよう、髪をなるべく触らないように注意しましょう。

シースルーバング完成
画像:HARUNA

最初にツヤ出しスプレーをすることで湿気から守り、最後にニュアンススプレーでコーティングすることで、崩れにくいシースルーバングができますよ。

今っぽい!ナチュラルなシースルーバングの作り方

より今っぽくナチュラルな雰囲気になる、シースルーバングのスタイリング法もご紹介します!

多くの人は前髪の生え際に、左右にパカッと分かれてしまうような生えぐせがあるもの。そんな生えぐせをあえて活かしたスタイリングです。前髪を伸ばしてかき上げるようなスタイルを目指している人にもおすすめですよ。

(1)まずは、左右に分かれている前髪の生え際から、触覚のように20本ほどをそれぞれ引き出し、毛束を2つ作ります。

このとき、生えぐせの影響で、ふんわりと浮きやすい毛束と、根元から倒れて寝やすい毛束に分かれます。両サイドの髪は、ヘアクリップなどで留めておきましょう。

生え際の髪
画像:HARUNA

(2)まずは、浮きやすい毛束をストレートアイロンで内巻きにします。

浮く側の髪アイロン
画像:HARUNA

(3)根元が寝やすい毛束は、寝ている方向とは逆の方向に毛束を倒し、生え際より2cmくらい下のところを指で押さえたら、ドライヤーの温風を3秒ほどあてましょう。

根元を押さえる
画像:HARUNA

こうすることで、ふんわりと自然な毛流れができます。

生え際から引き出した髪
画像:HARUNA

(4)先ほどと同じように、直径5mmほどの量のヘアバームを指先で伸ばし、毛束の先に付けて馴染ませたら完成です。

今っぽいシースルーバング完成
画像:HARUNA

さりげないシースルーバングが、カジュアルで今っぽいデザインのスタイリングです。

おしゃれなシースルーバングを、ぜひ楽しんでくださいね!(文/HARUNA)
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