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【お台場エリア】穴場お出かけスポット!緑と滝の癒やし空間「夢の島熱帯植物館」へ

  • 2024.5.1

お台場周辺エリア・夢の島公園内にある「夢の島熱帯植物館」。ドーム型の大温室に一歩踏み入れば、そこはさながらジャングルのよう。1,000種類を超える熱帯植物と間近に出会うことができる、緑と水に囲まれた、都会の癒やしスポットです。東京にいながら非日常な体験ができて、屋根付きの温室内だから雨でも安心! ここならではの魅力がたくさんの、夢の島熱帯植物館を紹介します。

夢の島熱帯植物館とは

新木場駅から、夢の島公園の中を散歩しながら15分。帆船の帆をイメージしたというドーム型の温室が目を引く建物が「夢の島熱帯植物館」です。

広さ約1500平方メートル・高さ約28mの大温室には、800種類を超える熱帯の植物が生い茂り、夢の島熱帯植物館全体では1,000種類以上の植物が育成、展示されています。温室維持をはじめとした必要なエネルギーは、ゴミ焼却場で出る熱から得ているそう。1988年の設立時からサステナブルですね。

取材日はあいにくの曇り。少し霧雨もちらつくような空模様でしたが、屋根付きの植物園の中なら問題なし。雨の日でも安心です。

大温室を散策!

夢の島熱帯植物館の最大の魅力はやはり大温室です。一歩足を踏み入れると、そこは非日常。熱帯の草木に囲まれ、滝の音が響くドームは、東京にいながらジャングルに来たようです!

大温室はA~Cの3つのエリアに分かれ、それぞれ異なる環境を再現しています。

Aドーム:滝の流れる水辺

大温室の入り口はAドーム。ここでは滝の注ぐ池を中心にして、熱帯の水辺に生息する植物と出会うことができます。

シダ植物やマングローブが生い茂る中には、可憐な花も見られました。こちらは姿がエビに似ているから「コエビソウ」。

写真の「ゲットウ」は、筆者が訪れた際はまだつぼみが目立ちましたが、GWには見ごろとのこと。

滝の裏も人気のフォトスポットになっていますよ!

Bドーム:熱帯の家とヤシの木

続いて、滝の裏を通り、トンネルを抜けた先のBドームへ。

背の高い木々が林立する中に熱帯の家屋が建つBドームは、緑がより深い印象。小川や丘を跨ぐ遊歩道を散策すれば、ちょっとした冒険気分です。

バナナやココヤシなど、私たちになじみ深い熱帯の植物も多いBドーム。カカオの実が実際になっている様子も見ることができました。木の幹に直接実がついているのは驚きです。

いっぱいに背を伸ばすヤシの木の中には、天井を突き破ってしまう勢いだったため、伐採したものもあるのだとか。大温室の天井までの約28mはビルでいえば8~9階に相当しますから、その巨大さに驚きです。

珍しい花も多く咲くBドームの中でも、見ておきたいのは「ヒスイカズラ」。

宝石の翡翠を思わせる緑がかった美しい青色の花は、少し高い位置に咲いていてもよく目立ちます。2024年は開花が遅く、例年では散ってしまうGW頃まで花が残るかもしれないとのこと。注目です!

Cドーム:東京都の亜熱帯、小笠原

川にかかる橋を渡った先のCドームは、東京から約1,000km南の太平洋に浮かぶ、小笠原諸島がテーマ。貴重な固有種の植物が多く、中には絶滅が危惧されるものも多いのだとか。

小笠原固有種の中でも目を引くのは、タコ足のような根がおもしろい「タコノキ」。

Cドームと大温室を締めくくる出口付近には、マダガスカル原産の「オウギバショウ」が。巨大な葉をいっぱいに広げる様子は、迫力満点でした。

大温室のほかにも魅力がたくさん

食虫植物温室でユニークな体験

大温室を出た後は、食虫植物温室へ。こちらでは常時9種類の食虫植物を間近で観察することができます。

口のような食虫器官をパカっと開いて獲物を待つ「ハエトリグサ」や

温室内の縦横にツルを伸ばして、袋状の食虫器官をぶら下げている「ウツボカズラ」をはじめ、普段見ることのできない食虫植物の生態が解説されています。

ちょっと怪しげながらも、それぞれの植物が工夫をこらしたユニークな姿。刺激的でした!

また、大温室・食虫植物温室以外にも、前庭やオーストラリア庭園、ハーブ園といった屋外の展示も充実していますよ! (写真はオーストラリア庭園より)

植物と水に囲まれた癒やしスポット

大温室に隣接した休憩所は、抜群の癒やしスポットです。滝の音がやさしく響く空間で、緑を眺めながら一息つくことができますよ。

こちらは「夢の島カフェ」が営業していたスペースなのですが、2023年7月から改修のために長期休業中。2024年夏頃に再開を予定しているとのことなので、その際は南国由来のメニューも楽しみたいところです!

アプリでお手軽解説ツアー!

館内には各所に2次元バーコードが。こちらをアプリ「熱帯植物虫めがねAR」でスキャンすると、AR技術を用いて、植物の情報をテキストや画像、動画で解説してくれます!

普段目にしないぶん、知らないことも多い熱帯植物たち。解説と一緒に観察することで、遠く南で生まれた熱帯植物との距離が、ぐっと近づきます! ですが温室内は高低差があるので、歩きスマホは厳禁ですよ。

ARアプリ用だけでなく、音声解説を読み込める2次元コードも設置してあるので、そちらもスキャンしてみてくださいね。

GW・夏休みには穴場スポット!見学のポイントは

(写真はCドーム内「テンニンカ」)

温室内は1年を通じて25℃前後で、湿度も高め。見学の際は薄手の恰好をおすすめします。荷物はコイン返却式の無料コインロッカーに預けることができますよ。

例年の混雑状況をお聞きしたところ、GWや夏休みでも比較的余裕をもって見て回ることができますが、入館無料になる緑の日(5月4日)は混み合うそう。

無料でなくとも、一般料金は250円(税込)とかなりお安いので、ゆっくり見たい方は、その日は避けるのが無難かもしれません!

東京・お台場近郊にありながら、熱帯への旅行気分が味わえる「夢の島熱帯植物館」。お台場近くに来たときに、雨の日のお出かけ先に、植物に囲まれて癒やしを得たいときに…… ぜひ訪れてみてください。

夢の島熱帯植物館

所在地:江東区夢の島2-1-2

電話番号:03-3522-0281

営業時間:9時30分~17時(入館は16時まで)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)/12月29日~1月3日

4月27日(土)~5月6日(月)はゴールデンウィーク期間中のため開館

入館料:一般:250円/65歳以上:120円/中学生(都外):100円/中学生(都内在住または在学):無料/小学生以下:無料(すべて税込)

 

[All Photos By ぶんめい]

※記事執筆時点の情報となります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

 

 

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