1. トップ
  2. グルメ
  3. 週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを

  • 2024.4.29

東京のおしゃれな下町スポットとして最近注目を集めている小伝馬町。週3日のみ営業する「Hiromi & Co.(ヒロミ アンド コ)」は、日常にささやかな幸せを運んでくれるフランス菓子が種類豊富にそろいます。まるでギャラリーのような白を基調にした店内でお茶や買い物をして、ちょっぴり贅沢な気分に浸ってみませんか?

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを

洗練された雰囲気の中に温もりを感じる真っ白な空間

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
リードフックがあるので散歩の途中に立ち寄る地元客も多い

小伝馬町駅から徒歩3分、馬喰横山駅から徒歩4分の場所にある「Hiromi & Co.」。大通りから一本入った路地裏に突然現れる白色の店構えに、思わず足を止めてしまいます。

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
店内奥の工房はガラス張りで製造光景が眺められる

無駄を省いたシンプルな美しさを感じられる、オフホワイトを基調とした店内。アーチ状のカウンターに並ぶスイーツの彩りが、パッと華やかに映えます。

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
店に入った瞬間に沢山のスイーツが出迎えてくれてワクワクと心躍る

所狭しと並ぶ商品は、生菓子から焼き菓子まで30種類以上あって目移りしてしまうほど。店周辺はオフィスが多いことから、平日昼の時間帯は会社員の人がおやつを求めて特に賑わいます。

「好き」を追求してたどり着いたフランス菓子

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
小山さんの気さくな人柄で心がほどける

弾けるような笑顔で出迎えてくれたのは、パティシエの小山 弘美さん。「作るのも、食べるのも好きで。こんなに好きだったらこの道しかないと思ったんです。沸騰するお湯のように発想がどんどん沸いてきて、工房にこもって黙々と試作をしたくなることもよくあります」。そんな好きな気持ちに突き動かされて会社員を辞め、調理師学校へ入学。旅館の板前である父親に「お前が作るお菓子はおいしい。向いている」と言われたのが後押しになって、パティシエの道を志しました。5年半ほどフランスへ渡り、パリのフランス料理店やパティスリーなどで修業。その間に知り合って結婚したアートディレクターのご主人と共に2021年2月に「Hiromi & Co.」を開業しました。ご主人が得意分野を発揮して、内装やデザイン関連の業務を担います。

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
お茶のお供にぴったりな焼き菓子が豊富。パウンドケーキも自信作のひとつ

「私はパティシエでもありバリスタでもあります。日本茶アドバイザーの資格も持っているんですよ」と、小山さんの尽きぬ探究心に驚かされます。なんでも、お茶の時間はおいしいスイーツだけでなくおいしい飲み物があってこそという想いがあるからなんだそう。「そんな主人とのお茶の時間が幸せ。だからお客さんとも楽しみたいですし、日常で楽しんでほしい」店内奥にはカウンター5席を設け、イートインもできます。こだわりのスイーツとドリンクで、心休まるひとときを過ごしてみてはいかが。

定番だけど外せない、人気の生菓子はこちら

イートインを利用すると、メレンゲやクッキーの小菓子がおまけでつきます。「お菓子を通してハッピーな気分になってほしい」という気持ちが込められ、さりげない演出に小山さんのセンスと優しさを感じられます。

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
「シュークリーム」460円

看板商品の「シュークリーム」は、「ぽってりと丸いフォルムからカスタードクリームまで、とにかくシュークリームが好き! 」という小山さんの愛情がギュッと詰められています。

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
たっぷりと入ったクリームが幸せ

北海道産小麦粉と全粒粉を使った香ばしいシュー生地を半分に割ってみると、中身の密度に誰もが笑顔になるはず。カスタードクリームはしっかり感じられる卵のコクとバニラビーンズの甘味、なめらかな口当たりに身も心もとろけそうになります。

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
(左)「マカロン」1個340円、(右)「バスクチーズケーキ」700円

フルーツカスタードのフルーティな味わいや口どけの良さに、ケーキのような満足感すら感じる生マカロンも試してみて。「ライム&マスカルポーネ」「ライチ&ラズベリー」など6種をそろえ、しっとりした食感の虜になります。

一年がかりで完成させた渾身作の「バスクチーズケーキ」は、シュークリームに次いでファンが多い商品です。味の決め手となるのが、新鮮な赤卵から作られる濃厚なカスタードクリーム。さらに北海道根釧産の生乳を使ったクリームチーズ、フランス産ブラウンシュガーなど厳選した素材を使って作られています。香ばしく焼き上げられた表面とは裏腹に、卵を生かした濃厚クリーミーな味わいに夢中になりますよ。

自分用にもちょっとしたお礼にも喜ばれる焼き菓子

「仕事や家事の合間、小腹がちょっと減った時にサクッと手軽に食べられるように」という想いから、個包装した焼き菓子を300円台から販売しています。

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
(右)「ガレットブルトンヌ」320円

フランス・ブルターニュ地方で愛されてきたバターリッチなクッキーの「ガレットブルトンヌ」は、個包装の焼き菓子で最も人気。サクサクほろっと崩れると発酵バターの香りが口いっぱいに広がります。小さいながら厚焼きなので満足感がありますよ。

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
(右)「チョコとベリーのショートブレッド」320円

サクほろの軽やかな食感がクセになる「チョコとベリーのショートブレッド」。発酵バターの芳醇な味わいを感じる生地に、ダークチョコレートとカカオニブ、クランベリーとワイルドベリーが練り込まれ、噛み締めるたびにさまざまな味わいや食感を奏でます。

週3日のみ開く小伝馬町の「Hiromi & Co.」で日常に寄り添うフランス菓子とコーヒーを
(左)「フィナンシェ」焼き立て4個入540円、袋入り320円、(右)「カヌレ」340円

小山さんの思い入れのある焼き菓子は「フィナンシェ」。小ぶりでひと口でつまめる見た目の愛らしさが、ちょっとした差し入れにも喜ばれそうです。マヌカハニーのキャラメルのような香りと芳醇な発酵バターが、噛み締めるとジュワッとあふれ出すよう。

タワーのように積み重ねてディスプレイされた「カヌレ」は、ひときわ目を引きます。表面はカリッ、中はしっとり。ラム酒の香りが気品よく漂います。

表情豊かなフランス菓子が日常の幸せを約束してくれる「Hiromi & Co.」。日本橋エリアの散策の途中で立ち寄ってみてくださいね。

元記事で読む
の記事をもっとみる