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バターのまろやかなコクがシードルと相性抜群!"バターカナッペ3種"

  • 2024.4.29

アンチョビ、刻み海苔、リンゴジャムを乗せた3種のカナッペです。それぞれの具材ごとの特徴を楽しんでください!シードルやスパークリングワインと相性抜群なおつまみを、料理研究家の「マイマイ」こと真藤麻衣子さんに教えてもらいました。

バターのまろやかなコクがシードルと相性抜群!"バターカナッペ3種"

■りんごのお酒のほのかな甘味、酸味、切れ味がどんな料理も受け止める。

りんごの自然な甘味や酸味が生きていて、シュワッとした爽快な飲み口が人気のシードル。アルコール度数も低めなので、お酒が苦手な人からも支持されている。フランス産が有名だが、イギリスやスペイン、アメリカでも生産が盛んで、近年では青森県や長野県など、りんごの産地を中心に醸される日本のシードルにも注目が集まっている。
自他ともに認めるお酒好きの真藤舞衣子さんも、シードルファンのひとり。
「りんごジュースのような甘ったるいお酒というイメージをもたれている方もまだまだ多いですよね。でも、しっかりとした果実味を感じるものや、ドライで酸味が強く切れ味のあるものも。こういったタイプはどんなおつまみも受け止めてくれます」
旨味の濃い肉や、バターやチーズといった乳製品、焼き菓子などのスイーツまで、なんでも合わせられる、と真藤さん。
「シードルを一本手に入れたら、いろいろなおつまみをつくって、自分にとってのベストなペアリングを探してみてください」

■“バターカナッペ3種”のつくり方

舌の上でバターがじんわり溶けたところにすかさずシードルをぐびり。乳酸とリンゴ酸のすてきな出合いに、ハッとする。トッピングには旨味豊かな食材を。
塩辛いのも甘いのも受け止めるシードルってエライ!


◇材料 (2人分)

バゲット:6枚(厚さ1.5cm)
発酵バター:60g
A :
・ アンチョビフィレ:2枚
・ 粗挽き黒胡椒:適量
B :
・ ラディッシュ:1個分(薄切り)
・ 刻み海苔:ふたつまみ
C :
・ りんごジャム:小さじ2
・ ミント:適量


(1)バゲットを焼く
バゲットはオーブントースターでカリッと焼く。

(2)バターを切る
バターは厚さ2~3mmに切る。

(3)トッピングする
バゲットにバターをのせ、A、B、 Cをそれぞれトッピングする。

完成
完成

――教える人

「真藤舞衣子 料理研究家」

会社員を経て、京都の大徳寺塔頭にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。


この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

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