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「え?耳掃除はしちゃダメ!?」耳の聞こえが悪く、痛みまで出て外耳炎に…医師の教えに驚き【体験談】

  • 2024.4.29
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ここ数年、耳のかゆみや耳あか、痛みなどのトラブルに悩まされ続けていました。40歳になったころ、あまりの痛みに驚き、耳鼻科で診察してもらうと外耳炎と診断されました。処方薬で治療し完治したと思った数カ月後、また同じ症状で耳鼻科を通院という繰り返しが、数年間続いていました。そんな悩みを友人に話すと、友人が通う耳鼻科を紹介されました。診察の結果、長年の悩みが一気に解決! その治療法に驚いた体験談を紹介します。

習慣になっていた毎日の耳掃除

ちょうど40歳になったころ、突然、車を運転しているときに左耳のかゆみに襲われました。運転中にもかかわらず、すぐに耳掃除をしたいほどの強いかゆみで、思わず手の小指を耳の穴に入れて、爪の先でかいてしまったほどでした。その後数日は、かゆみは治まっていたのですが、なぜかまた運転中に、同じ左耳がかゆくなり、また爪の先でかいてしまうということが数回続いたのです。

自宅に戻り、かゆみはないけれど綿棒を使って耳掃除をしてみると、いつも通り乾燥した耳あかが少し綿棒の先についた程度で、特に問題はなさそうでした。これまで、耳掃除を積極的にする習慣はなかったため、この機会にと思い、その日は少し念入りに、綿棒でくるくると耳の中を掃除して終わりました。

耳の掃除もしたし、これで少しはかゆみがなくなると思っていた数日後、また同じ左耳がかゆくなり、自宅で綿棒を使って掃除をすること数回。最初はかゆいときの耳掃除程度だったのですが、いつの間にか毎日の習慣となってしまっていました。かゆみがないときでも耳の穴の奥の方や側面を綿棒で少しこすると気持ちが良く、毎日顔を洗うように、耳の中も毎日きれいに掃除している感覚になっていました。

いつもは乾燥した耳あかだったのに…

しかし、この習慣が始まってから、いつもは乾燥していた耳あかが湿ったような耳あかに変わっていったのです。最初はそこまで気にするほどでもない湿り気だったので、綿棒できれいに取り除き、毎日の習慣となった耳掃除を終え、すっきりした気分で過ごしていました。

しかし、それから数日後、これまで見たことのない白っぽい、膿のようなものが綿棒に付着していたのです。さすがにこれには驚きつつも、この膿のようなものを耳の中に放置しておくことのほうが嫌で、綿棒で拭い取るように、さらに耳掃除に注力してしまったのでした。掃除をしているにもかかわらず、膿のようなものは一向になくなる気配はなく、1日に数回、綿棒で取り除き続けるという、無限ループに陥っていったのでした。

そんな状態が数週間続き、ある朝目覚めると、左耳が詰まったように聞こえが悪く、何もしていなくても、痛みを感じる状態になっていました。鏡で左耳を見てみると、耳の穴がふさがっているような状態で、これはさすがにダメだと思い、その日のうちに耳鼻科を受診しました。診察の結果は外耳炎でした。内服薬をもらい、このときは2週間ほどで治ったのですが、また突然左耳がかゆくなり、同じことを繰り返し、耳鼻科に通うという流れが数年が続きました。

そんな簡単なことだったのか…

2023年の春、また左耳が同じような状態になり、数年に渡るこの耳の悩みを友人に話したところ、友人が通院している耳鼻科を紹介してくれました。早速、医師に診察してもらうと開口一番、「綿棒で耳掃除するの好きでしょう?」と言われました。「え、はい、どうしてわかるのですか?」と返事すると、医師は耳の中をカメラで写しながら、「綿棒は、こんなふうに(カメラの画像を私に見せてくれながら)耳あかを耳の奥に押し込んでしまうから使っちゃだめだよ! アメリカでは使用しないことが推奨されているんだよ~!」と言うのです。

さらに医師は、「耳には自浄作用があって、耳あかは自然に外に出てくれるから触らないことが一番!」と言いながら、耳の中に軟膏を塗り、診察と処置は5分程度で終了。診察の翌日まではかゆみが残っており、綿棒で掃除したい気持ちでいっぱいでしたが、医師の言葉通り、ぐっとこらえた結果、その後はかゆみも痛みもまったく感じず、約1週間で治りました。

その後の生活でも、医師の教えの通り耳掃除はほとんどしていません。これまでのような突然の耳のかゆみに襲われることもなく、ストレスなく過ごせる日が続いています。

まとめ

今回、医師からはっきりと「綿棒は耳あかを耳の奥に押し込んでしまうから使っちゃだめだよ!」と言われたことや、耳の自浄作用と耳掃除の話しを聞けたことで、私の考え方が変わり、これまでの習慣も変えることができたと思います。

今回のように、医師に診察してもらう状態になる前に防げる病気はあると思います。今後は、情報元をしっかりと見極めた上で、自分の知識や情報のアップデートをおこない、意識や習慣を変えるだけで防げる病気にはならないような努力や対応をしていきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

イラスト/マメ美

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著者:バニラ


監修者:医師 高島雅之先生

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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