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「飛ぶスイング」を最速で作る!“ハーフスイング”で目いっぱい飛ばす練習法とは?

  • 2024.4.29

今月はツアープロがオフシーズンに取り組む〝スイング強化〞のための練習法を紹介。

開幕までに、もっと飛距離を伸ばす、もっと方向性を上げるためのドリルは、アマチュアにも効果大!

単に球を打つだけなく、目的をもった練習で春までにスイングを大きくレベルアップさせよう!

3つのステップを踏んでから同じ感覚でドライバーを打つ

「飛ぶスイング」を最速で作る!“ハーフスイング”で目いっぱい飛ばす練習法とは?
腰の高さの振り幅からスタート!

僕が高校生のころからやっているのが「小さい振り幅で目いっぱい飛ばす」という練習です。まずはショートアイアンを使用し、腰の高さの振り幅で最大の飛距離を出す。これにより、ムダな動きが取り除かれ、体が効率よく動きます。

次は、その体の動きを必要最小限にしたまま、肩の高さの振り幅に。そして最後にフルスイングを行なう。この3つのステップが重要で、これができたら同じ感覚でドライバーを打ちます。以前の僕はオーバースイングでしたが、今はコンパクトなトップになり、ミート率が向上。飛距離だけでなく方向性もよくなりました。

「飛ぶスイング」を最速で作る!“ハーフスイング”で目いっぱい飛ばす練習法とは?
「この練習のおかげでオーバースイングが直りドライバーの精度がよくなりました」(大岩)
「飛ぶスイング」を最速で作る!“ハーフスイング”で目いっぱい飛ばす練習法とは?
どのような振り幅でも、手と体の同調性を高めて、体の正面で球をとらえる
「飛ぶスイング」を最速で作る!“ハーフスイング”で目いっぱい飛ばす練習法とは?
振り幅を手先で調節すると、手が体から外れやすくなるので注意しよう

Step1 腰の高さ

「飛ぶスイング」を最速で作る!“ハーフスイング”で目いっぱい飛ばす練習法とは?
バックスイングは腰の右側、フォローは腰の左側の高さ。この振り幅のなかで最大の飛距離を出す

Step2 肩の高さ

「飛ぶスイング」を最速で作る!“ハーフスイング”で目いっぱい飛ばす練習法とは?
体の動きを必要最小限にしたまま、右肩から左肩の高さに振り、球を目いっぱい飛ばす

Step3 フルスイング

「飛ぶスイング」を最速で作る!“ハーフスイング”で目いっぱい飛ばす練習法とは?
クラブの遠心力で手が高く上がるだけで、体の動きは肩の高さのスイングとほぼ同じ

いかがでしたか? 「小さい振り幅で目いっぱい飛ばす」ことを意識して練習してみましょう!

大岩龍一
●おおいわ・りゅういち/1997年生まれ、千葉県出身。182㎝、92㎏。21年に初シードを獲得。翌年は4度のベスト10入りを記録し、賞金ランキング28位。23年シーズンはハナ銀行インビテーショナル8位。フリー。

構成=小山俊正、鈴木康介
写真=田中宏幸、相田克己

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