パリジェンヌが家族から受け継いだ宝物とは？

ヴィンテージをこよなく愛するパリジェンヌ。なかでも家族から譲り受けたジュエリーや家具、ファッションアイテムはとっておきの存在だ。そんな彼女たちの大切な宝物をコメントとともにご紹介。

「曽祖母から譲り受けたゴールドのネックレスには、5つの小さなローズとそれを繋ぐ繊細なレースがあしらわれています。ローズは私の名前でもあるのでお気に入り！」- Rose Vidal/アーティスト

「銀製のティーポットとシュガーポットは、結婚祝いに母方の叔母が譲ってくれた19世紀のもの。友人を招くディナーの時によく使っています」- Marine de Quénetain/イラストレーター

「昔から古いものを掘り出すのが好きでインテリア業界で仕事をしていた母からもらった50年代の書き物机。特に上部のガラスケースが好きで、ちょっとしたオブジェを飾っています」- Clémentine Larroumet/クリエイティブスタジオSaint-Lazare共同創始者

「このケリーバッグは私が気に入っていることに気付いた母が譲ってくれたもの。写真のように、たくさんのアクセサリーをつけて、自分らしさといまっぽさを演出しています」- Campana Colombe/Call It by Your Nameデザイナー

「30年くらい前、父が母に贈ったオメガの時計で、私の25歳の誕生日に母から譲り受けました。気持ちのこもった美しいプレゼントで、とても大切なものです」- Adeline Pahari/ダンサー

「祖母から母へ、そして12年前のクリスマスに母から私へと３世代で受け継いでいるリング。私が普段身に着けるものとは正反対なシンプルでクラシックなデザインですが、ほかのジュエリーと組み合わせて身に着けています」- Olivia da Costa/ヴィンテージショップPleasenessオーナー

「この化粧台は母が使っていたバウハウスの時代のもの。丸みのある木とステンレスの脚との異素材のコントラストが美しくて愛用しています」- C .S./グラフィックデザイナー

「祖母がサクランボの刺繍を施した小さなバッグ。大切すぎて、いまは汚れることが怖くて、あまり持ち歩くことはしないです......」- Flore Mouren/Maison Floreクリエイター

＊「フィガロジャポン」2024年2月号より抜粋