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同僚に対し「仕事なめてんじゃないの?」トイレで耳にした陰口

  • 2024.4.28
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自分が妊娠出産を経験する前に、職場に妊婦がいたという人もいるでしょう。もしかしたら、その人は仕事を休んだり、早退したりするとき「うらやましい」と思った経験がある人もいるかもしれません。経験していないことを想像しながら、相手を思いやることはとても難しいことです。この記事では、ショッピングモールでの勤務をきっかけに仕事と出産育児の両立や理解を得る難しさを感じたくら(@kuraasakura)さんによる作品『誰も悪くない』をご紹介します。

同僚のうれしい報告

テナントスタッフとして働く、くらさんの職場は常に人手不足です。「仕方ない」「お互いさま」と自分を励まし、一時期は往復5時間かけて隣県のヘルプまでしていました。

そんななか、不妊治療をしながら出勤をしていたくらさんの同僚、いこさんがめでたくご懐妊という報告があります。大変な不妊治療期間を無事に乗り切ったいこさんも本当によかったですよね。くらさんもおめでたい報告にうれしそうです。

妊婦になってより強くなった同僚に「かっこいい」

いこさんは妊娠出産に否定的な人たちに対し「気にせず、妊婦の権利は使う」と、潔い決意をくらさんに伝えました。しかし、この考えに至るまで、きっとたくさんつらい思いをしたり悩んだりしたのではないでしょうか。

一定数は理解してくれない人がいるとわかっていても、やはり公共の場での陰口などは気持ちのよいものではないですね。

支え合いの大切さは分かっているけど…

妊娠出産と仕事の両立についての考え方は人それぞれです。否定的な意見があっても仕方がないことかもしれません。自分が大変な思いをすると「なぜ自分だけ」と、思ってしまう気持ちも理解できます。

人の妊娠を喜べない同僚の気持ちも、一定わかるというくらさん。いこさんも悪くない。必死にフォローしてきた同僚たちも悪くない。それでも仕事の負担は重く、ネガティブな感情が生まれてきてしまう…こうした状況になった経験がある方は、くらさんやいこさんだけではなさそうです。

支え合いたいと思う気持ちと、自分勝手な感情を抱くことはバランスの問題であって、皆が抱えているジレンマなのかもしれません。また、職場環境そのものも「人手がギリギリ」というところに課題があるようにも見えます。いつ誰がフォローが必要な状況になっても気持ちよくフォローできる状況を、会社が整えることも大切ですね。

著者:ママリ編集部

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