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琵琶湖に立ち昇る狭霧を表した、白つぶ餡の菓子。滋賀・大津『大津菓子調進所 鶴里堂』の「米粉製和風 狭霧」。

  • 2024.4.30

あんこときなこをこよなく愛する3人の目利きが選んだ、お取り寄せしてでも食べたくなるご当地おやつ。毎日ひとつずつ、合計66点の名品の数々を紹介します。

琵琶湖に立ち昇る狭霧を表した、白つぶ餡の菓子。

明治29(1896)年創業の、大津菓子を今に伝える和菓子店。これはヨットが趣味の4代目が、琵琶湖に立ち昇る狭霧から着想を得た一品。滋賀県産の米粉を加えたワッフル生地にケシの実を散らし、白つぶ餡を巻いている。餡は、北海道産白小豆を丁寧に渋切りし、白双糖で炊いたもの。「中が白小豆のつぶ餡というのが、この菓子の面白いところ。生地もふんわりというより、もっちり、しっとりした食感で、餡が生きています」(高)。賞味期限は常温保存で10日。1個¥270で取り寄せは10個入りから。注文は電話、FAXから。滋賀県大津市京町1‒2‒18 077‒523‒2662 FAX077‒521‒0280 9:00~17:00 日休

あんこときなこをこよなく愛する、目利き3名。

梅田なお実 Naomi Umeda 和菓子ライフプロデューサー・デザイナー

「毎日が和菓子日和」主宰。幼い頃、母のおはぎに魅せられて以来の筋金入りのあんこ好き。47都道府県のローカル和菓子を訪ね、その魅力を発信するイラストコラム執筆、和菓子と人をつなぐイベントプロデュースなどを行う。

高 由貴子 Yukiko Ko 和菓子ジャーナリスト

スタイリスト、編集者を経たのち、和菓子好きが高じてあんころりん名義で開設したブログが人気となり、『東京いとしの和菓子─あんころりんのおやつめぐり』(ソニー・マガジンズ)発売。至高のおやつは杵つきのつぶ餡豆大福。

畑 主税 Chikara Hata 『髙島屋』和菓子バイヤー

『髙島屋』全店の和菓子売り場を担当し、47都道府県の和菓子店に精通する敏腕バイヤー。名店の若旦那たちが集う恒例イベント「旅する和菓子」が『新宿髙島屋』で2024年2月15日(木)~19日(月)に開催された。きなこ愛も深し。

illustration : Tomoko Kuboi text : Yoko Fujimori (part of Hata), Yuko Saito (part of Ko), Mutsumi Hidaka (part of Umeda)
※掲載価格はすべて商品価格です。送料は原則的に別途必要になります。

 

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