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【世界的デザイナーvol.3】稀代のクチュリエ、ユベール・ド・ジバンシィが手がけたアイコニックドレス

  • 2024.4.27
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オードリー・ヘプバーン出演作品をはじめ、スクリーン内外で手がけた究極の美ドレスをご覧あれ!

John Chillingworth

ユベール・ド・ジバンシィってどんな人?

1927年2月21日、フランス・ボーヴェの貴族の家に生まれる。若くしてクチュールの世界に入り、当時の有名クチュリエ、ジャック・ファスのメゾンでキャリアをスタート。その後、クリスチャン・ディオールやピエール・バルマンなど多くの有名デザイナーと仕事をし、1952年に自身のメゾン、ジバンシィを設立。数々のセレブリティが顧客に名を連ねる中でも、特にオードリー・ヘプバーンと親交が深く、ジバンシィはオードリーのことを「妹」、オードリーはジバンシィのことを「親友」と呼び、その友情は生涯続きました。

Bettmann

麗しのサブリナ/1954年

ユベール・ド・ジバンシィとオードリー・ヘップバーンが運命的な出会いを果たした映画『麗しのサブリナ』。舞踏会のシーンでまとったオーガンザのドレスは、白のビーズと黒のシルク糸による花の刺しゅう、ヘムラインに黒のラッフルが施されて。これはオードリー自らがジバンシィのオートクチュールドレスから選んだものでした。

NBC

アカデミー賞ドレス/1954年

映画『ローマの休日』で、第26回アカデミー賞主演女優賞を受賞したオードリー。ユベールが手がけた授賞式での白の花柄ドレスは、細いベルトが彼女の華奢なウエストラインを強調。このドレスは、20世紀を代表するオスカードレスの一つとされています。

Donaldson Collection

パリの恋人/1957年

究極のファッション・ムービーである『パリの恋人』。衣装は米国の衣装デザイナー、イーディス・ヘッドが手がけたものの、映画内で見られる美しいドレスコレクションはすべてユベールがデザインしたものでした。花の刺しゅうが施されたレースのストラップレスドレスは、 オードリーの可憐さを存分に引き立てています。

パリの恋人/1957年

同じく映画『パリの恋人』より。ルーブル美術館の「サモトラケのニケ」の彫刻をバックに、シフォンのスカーフを振りながら、真っ赤なシフォンドレスで歌い踊るシーンはあまりにも有名です。

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