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ゴルフ初心者でも熟練者っぽくなれる!? 知っておきたい“玄人に見える所作や行動”とは!?

  • 2024.4.26

ゴルフを始めたばかりの初心者でも、ラウンドでは上級者と同じようにスマートなふるまいを心がけることで、カッコいいゴルファーを目指したいものです。「上級者のようにラウンドする」とは、スコアのことだけではありません。初心者のうちから同伴者や周囲が気持ちよくプレーできるコツをおさえて、熟練者のようにラウンドしましょう。

◆ドレスコードを守り清潔感を忘れずに

ゴルフ経験が浅いかどうかは、身だしなみを見ればすぐに分かります。ゴルフウェアだけでなくクラブハウスに出入りするときも、コースのルールや格式に相応しい服装を選びましょう。最近はカジュアルな服装でもOKなコースが増えてきました。だからといって、Tシャツやフーディ、ハーフパンツなど、ラフすぎる服装は周囲から浮いてしまいます。ゴルフ経験が豊富な人は、ドレスコードから外れたファッションでラウンドにのぞむことはありません。清潔感のない服装や身だしなみは、初心者だからといって大目に見てはもらえないでしょう。スコアや技術よりも「マナーを守って行動する」ことは、最も大切なことなのです。

◆スロープレーは絶対にさける

スロープレーは最も嫌がられる行為といっても過言ではありません。初心者はスキル不足から打つ回数が増えてしまい、どうしても時間がかかってしまいます。ショットのミスはいたしかたありませんが、それ以外のちょっとした行動に時間をかけないように気を配りましょう。以下の動作は初心者でもすぐにマネできるので、ぜひやってみてください。

・素振りを3回以上しない
・クラブは2~3本持っていく
・ホールアウト後はすぐカートに乗る

上級者は時間をかけるところとムダに時間をかけないところを、しっかりと区別しています。たとえば、芝目や傾斜のコンディションを把握することには時間を使いますが、常に2~3本クラブを持って動いたり、ホールアウトしたらクラブを持ったままカートに乗り込むなど、後ろの組の迷惑にならないよう、常に配慮しています。初心者のうちから上級者の所作をマネて行動すれば、自然とスコアアップにもつながるので積極的にやってみましょう。

◆撮影会はほどほどに

ナイスショットやおしゃれなゴルフウェアを撮りたい気持ちは分かりますが、コースの至るところでスマホを取り出し写真や動画を撮影するのはマナー違反。同伴者の中には「あまり写真に映りたくない」という人がいるかもしれません。例え進行が遅れていなかったとしても、周囲から見ると、フェアウェイやグリーン上でスマホで撮影しながらプレーしている姿は、スロープレーにつながると感じ不快に思う方もいるでしょう。なにごとも“ほどほど”がいちばんです。どうしても撮りたいときは、以下のルールに従って撮影すればスマートです。

・マナーモードはオンにし、スイングを撮影するときは音が出ないよう配慮する
・打つ人の前に立たない
・後ろの組が待っているときは撮影しない
・周囲の人が写りこまないようにする

そもそも、スマホをラウンドに持ち込むこと自体がマナー違反と考える人も少なくありません。ラウンド中にスマホを使用するときは、周囲への配慮を忘れずに節度ある行動を心がけましょう。

◆ティイングエリアではルーティーンを身に付ける

ティイングエリアでのルーティンを身に付ければ、初心者でもカッコよく見えます。ティイングエリアに入る時から打ち終わるまでの流れは、ルーティーンとしてスムーズに動けるようにしておきましょう。

ティイングエリアでは、ピン方向の真後ろから入りコース全体を見渡し、ティを刺す場所を決めます。できるだけ平らな場所を探し、スイングに影響の出ないところに刺しましょう。人差し指と中指の間にティを入れボールをセットした状態で刺すと、こなれ感◎。慣れないうちは順番が来る前から、ポケットの中などで準備しておきましょう。なかなか刺さらずもたつくとカッコ悪いしスロープレーになるので、ボールの重みを使って真上から刺すのがコツです。どうしても刺さらない場合は、ティイングエリア周辺に用意されているティ・ボーリング(先端のとがった棒)を使ってもOKです。

さらに大事なことは、しゃがまず立った状態で刺すことです。ドライバーを支えにして背筋を伸ばした状態でかがみ、片方の足は浮かして一本足の状態で刺します。

ティを刺したらボールの後ろに立ち、目標方向を見渡しましょう。「あの辺りに打ちたい」と落としどころを決めてから、アドレスに入ります。素振りは1回、多くても2回までです。

他の人が打つ際には立ち入らないようにするのも大事なマナーです。

◆グリーン上はスマートに魅せる大事なエリア

ティショットを打った後はそれぞれがバラバラに行動するので、お互いの行動はあまり気になりません。しかしグリーン上は再び全員が集合するため、思った以上にマナーや行動がチェックされています。ティショットとグリーンまわりをスマートにすると上級者っぽく見えるので、ここでの所作も覚えておきましょう。

初心者はグリーンオンが最後だったりカップから遠かったりするため、先に打つことが多くなります。同伴者が待っているので焦る気持ちは分かりますが、ここを雑にしてしまうと初心者感が出てしまうので注意しましょう。スロープレーにならない程度にラインを読んで、ボールに土やゴミが付いていたらピックアップし(マークを忘れずに!)キレイにする。また、同伴者が打つ時は邪魔にならないよう、視界に入らない位置にいることも大切です。

カップインしたボールは、人差し指と中指で挟むようにして持つと上級者感が出るのでやってみてください。

◆スコアはパット数まで記入

スコアを縮めるには、パットが重要なカギを握ります。初心者のうちはトータルスコアに注目しがちですが、上級者はパット数も意識ししっかりと管理しているのです。スコアカードをよく見ると記入欄が2つに分かれていて、左には打数、右にはパット数を記入するようになっています。(上下に分かれている場合は上が打数で下がパット数)パターの打数が減ると一気にスコアアップにつながるので、スコアカードには打数とパター数をそれぞれ記入し、2パットにおさめるように意識してみましょう。

初心者のうちからパットを「意識する」ことは、上級者っぽく見える大事なポイントです。スコアカードにトータルの打数だけでなくパター数も記入していると「おっ、なかなかやるな」と同伴者からも一目置かれます。

初心者でも熟練者っぽくスマートにラウンドするコツは、ちょっとした仕草や行動を身に付けるだけです。スコアはすぐには縮まりませんが、マナーを守りファストプレーを心がければ、熟練者のようにラウンドを楽しむことができます。ぜひ今回紹介した行動や所作をマネしてみてください。

取材・文/夢書房

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