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初対面の人にどうやって話しかければいいのかわからない。そんな時はどうする?ポイントをお伝えします!

  • 2024.4.26

新しい年度が始まり、新しい出会いが多い季節。
初対面の人と、良好な関係を築きたいけど、どうやって話しかければいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、コミュニケーションスキルをアップさせるポイントについて、株式会社コレットの代表でマインドトレーナーの田中よしこさまにお話を伺いました。
新しい生活がスタートする季節。
人間関係も新しいご縁が拡がる時期でもあります。
新しい人間関係や、自分のコミュニケーション能力に不安があるとい
う人は少なくありません。
会話を楽しみたくても・・・何を話したらいいのか分からないと感じるかもしれません。
まず初対面の人とのポイントは“相手に興味を持つ”ことが大事です。
上辺だけの挨拶や会話は次につながらないからです。
研究でも相手に興味を示すことで、信頼関係が高まり、ビジネス面にもプラスにつながることが分かっています。
興味を持っている言動は、実はとてもシンプルなことばかり。
具体的なポイントを下記にまとめました。

初対面の印象を大切に意識する

初めて会う人にはなんだか緊張するという人はいませんか?
私たちは大なり小なり、どういう人か分からない人には不安を感じるものなのです。
ですから初対面の人に接する時に自分がどのような感情で接するかはとても重要です。
不機嫌そうだ、難しそうな人だと感じさせてしまったら、そこで壁を作られてしまうからです。
人は誰でもポジティブな印象を与えてくれる人に安心し、つながりたい、お近づきになりたいと思うものです。
楽しみだな、どんな人たちとご縁があるのだろうと楽しみな意識を持ちながら、これからお伝えするポイントを活用してください。

(1)自分から質問しよう
自分から質問をすることで、相手が話しやすい状況を創るだけでなく、興味を持っているという印象を与えることができます。
相手が答えやすい質問は「今日は何でこられたのですか?(交通機関)」を尋ねたり、最寄り駅を聞くことで、自分も訪れたことがあるとか、行ったことがないけど何があるのかなど他の質問や会話に広げることもできます。
おすすめのお店などを聞いたり伝えたりするのも会話しやすい内容です。

(2)相槌で聞き返しをする
話の内容に関する質問を聞き返したり、もっと知りたいと思ったところは更に深堀りをすることで話が一方通行にならず双方向のやり取りが生まれます。

(3)共感する
相手の感情や意見に「分かります」「大変でしたね」「そうなんですね」「私も同じように思ったことがあります」など同意や共感を示すことで興味を持っている、理解をしてもらえるという安心感を与えられます。

(4)ボディランゲージを利用する
話をしている時の体の向きを意識したことはありますか?
肩を相手に向け、目を見てうなずく(目を合わせるのは2秒)。
これだけで、相手に関心を示していることを非言語的にも興味を持っていることを伝えられます。

(5)適度な自己開示もしよう
相手の話を聞いているときに「私も〇〇な経験があります」「〇〇が苦手で・・・」など適度な自己開示をすることも大切です。
ただし、話を横取りしないように、相手の話を尊重する姿勢を忘れないようにしましょう。
相手に興味を持つことは、単に情報を得ることではなく、関係を深め、信頼を築くプロセスの1つです。
関係を育てることにフォーカスしましょう。

世間話とはなにを話せばいいのか

世間話とは何かを簡単にまとめると、「共通の関心事」になります。具体的には天気や最近ではプロ野球選手の結婚や、時期物だとスポーツのイベントや新しくできた施設など話題のニュースが挙げられます、共通の趣味を持つ人は趣味の話も世間話になります。共通の関心事を話題にすることで相手との親密さが増すことも研究で分かっています。
世間話をコミュニケーションスキルに役立てていきましょう。
また、気軽に話せる人、安心して話せる人は「聞き手」に徹することができる人でもあります。
話しを真剣に聞き、共感を示すことで安心感を与え、信頼されるのです。
心理学の研究でも相手の言葉に耳を傾けることが、人間関係の構築には欠かせないと示されています。
自分から話しかけるのが苦手な方は、聞くことを大切にするところから始めましょう。

好印象を与える話し方と身だしなみのコツは

あなたが好印象を抱いた人のことを思い出してみてください。
人の第一印象は3秒で決まると言われています。
メラビアンの法則では「視覚情報」が55%、「聴覚情報」が38%、「話の内容」が7%。
見た目の印象はとても大切なのです。
見た目で大事なのは表情が明るいか、清潔感があるのかが好印象のポイントです。
話す時は声の大きさがポイントで、小さすぎない、大きすぎないことが大切。
小さすぎると自信がない人、自分と話すのが嫌なのかなという印象を与えますし、大きすぎると品がない印象を与えます。
好印象な身だしなみや話し方はアナウンサーの皆さんをモデルにされると分かりやすいです。
彼らは、大勢の人たちから好印象に見られるように気を使っているプロでもあるのです。
是非参考になさってみてください。

スキルアップを継続させる

コミュニケーション能力を身に着けることは、幸せに欠かせない良い人間関係の構築に有益ですから、スキルアップさせていくと自分の人生の財産となるものです。
スキルは継続的な実践や学習から初めて身についてくれるものです。
日常的にスキルを使いながら人と接する機会を増やすことで、自信もついてきます。
それから、コミュニケーションには頻度と回数は必須です。1年に数回しか話さない人と、毎週話す人では回数が多い人の方が信頼できて、安心できるのです。
会話の回数を意識して増やすことを継続していきましょう。
コミュニケーションとは心を通わせる大切なもので、そこから得られた安定した人間関係は自分を守ってくれるものでもあります。
コミュニケーションスキルを向上させながら、皆様の楽しい世界が広がることを願っております。

[執筆者]


田中よしこ
株式会社コレット 代表取締役
マインドトレーナー
幼少期に母親からの虐待を経験した虐待サバイバーである自分が、自己肯定感マイナスの状態から手探りでを立て直したという自身の経験を活かし、10年間で多くの方の人生を対面の完全個別セッションで好転させてきたマインドトレーナー。
経験と脳科学と心理学をベースにした独自の個別セッションを提供している。
クライエントは全国・海外にも。監修記事はananやar雑誌他webメディアに掲載あり。
著書:『自分の気持ちがわからない沼から抜け出したい(角川書店)』は、翻訳本が韓国・タイでも出版される。

株式会社コレット
https://smilelabo-collet.com/

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