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コーチェラ参戦費用はいくら? 現地参加したライターが解説、3日間滞在で◯◯万円⁉

  • 2024.4.25
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移動やホテル、食事など、“世界一セレブなフェス”の総額は?

Frazer Harrison

チケットは定価549ドル(約85,000円)〜。この金額で3日間、すべてのステージを楽しむことができる。購入時期が早ければ早いほど、お得に購入することができ、チケットの売れ行きに応じて徐々に値段が上がっていく仕組み。

チケットの販売は毎年1月ごろ。2週にわたって開催されるコーチェラだけど、セレブやインフルエンサーが多く訪れて、世間の注目度も高い1週目のほうが毎年すぐに売り切れる。Weekend1に参加したい人は、発売タイミングを逃さずチェックして。一方、Weekend2のチケットのほうは例年余裕があり、雰囲気もおだやかで、純粋な音楽好きも多いそう。今回筆者が参加したのはWeekend2だったが、「毎年学生時代の友人とコーチェラを機に集まるのが恒例で、雰囲気がおだやかなWeekend2をあえて選んでいる」というLA在住者もいた。

チケットは、この時代にちょっと珍しく、物理的なリストバンドが素敵なデザインの箱に入って郵送されてくる。日本から購入する場合も、送料などはとくに必要ない。

ただし直前に購入する場合、発送が間に合わないこともあるので、会場近くのボックスオフィスに取りに行く必要がある。

ちなみに、VIPチケットは1,199ドル(約19万円)〜。VIP専用エリアには、日陰、座るところ、専門の飲食店、エアコン完備のトイレなどが完備。砂漠のなかで快適にフェスを楽しむことができる。

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ホテルから会場までのアクセスは、シャトルバスが便利。理由は色々で、フェス期間中はとにかく近隣が渋滞するため、専用ルートのあるシャトルバスを使うのが一番スムーズ。フェスで疲れ切ったあとに車を運転するのは大変だし、会場でお酒を飲むことができる、など。

シャトルバスの値段は、3日間で146ドル(約23,000円)。これはチケットと組み合わせて少しお得に買うことができ、セットで669ドル(約10,5000円)〜。セットにすることで、日本円で4,000円ほどお得になっている。

Robert Alexander

日本から会場までいくつか行き方があるけれど、今回はコスパ重視ということで、日本からロサンゼルス国際空港(LAX)まで飛行機を利用。フェス会場から最も近い空港は、パームスプリングス国際空港というところなのだけれど、発着数の多い空港のほうが選択肢が多く、価格も抑えやすい。ということで、成田空港→LAXを選択。

筆者はたまたまマイルが溜まっていたので、ANAでマイル利用の特典航空券を購入。エコノミークラスの直行便で往復約8万円ほど。マイルを貯めていないという人には、JAL系列の中距離MCCであるZIPAIRがおすすめ。ZIPAIRなら成田空港〜LAXまで片道47,000円から(2024年4月現在)。1日1本と時間が限られていること、受託手荷物や機内食は別途購入が必要ということに気をつければ、コーチェラ期間は通常オフシーズンのため、価格を抑えて渡航が可能。

ANAの機内エンターテイメントには、今回のコーチェラの目的のひとつであったルセラフィムのアルバムがラインナップ。推しの音楽を聴きながら現地へ向かうことができた。

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ロサンゼルス中心地からコーチェラ会場までは、車で3時間ほどの距離。主な移動手段は、価格の安いものから次の5通り。

レンタカー

一般の高速バス(30〜40ドル)

コーチェラ公式の空港バス(131ドル)

飛行機(ロサンゼルス国際空港〜パームスプリングス国際空港)

タクシー(片道200~400ドル)

異国でレンタカーを長距離運転すること、タクシーを優雅にハイヤーすることは現実的ではないとすると、候補はバスか飛行機。筆者が調べた時点で、飛行機は片道250ドル前後(約39,000円、予約時期によって変動する可能性あり)。コーチェラ公式の空港バスが131ドル(約20,000円)、そして一般の高速バスが30〜40ドルほど(約4,700〜6,200円)。ということで最も手頃な高速バスを利用することに。往復で70ドル(約10,800円)だった。

高速バスの場合は、ロサンゼルス国際空港から、ロサンゼルス市内のバス停まで移動する必要がある。筆者が利用したのは「FlixBus」という大手バス会社。予約はオンラインサイトからでき、クレジットカードで簡単に支払いできた。

高速バスはWifi、充電ポート、トイレ付き。大きなスーツケースも預けることができる。見るからにコーチェラに参加するんだろうなという人と、そうではなさそうな利用者と、半々くらいだった。

コーチェラ公式バスの利点は、空港からフェス会場、もしくは近くの指定ホテルまで直行で行けること。片道約2万円するだけあって、イスはふかふか、ゆとりがあって快適とのこと。乗客はみなフェス参加者ということで安心感もあり、寝過ごす心配もない。懸念点は、出発時間と発着場所(空港)が限られることと、価格面。

コーチェラのついでにLA市内で観光をしたかったこともあり、筆者は高速バスを選択。高速バスもとくに不自由しなかったけれど、より楽な移動と快適さをとるのか、それぞれの発着時間や予算と相談して決めるのがよさそう。

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最大3日間のフェス、どこに泊まればいいのか?という問題。日本でいうところの、苗場スキー場で開催されるフジロック(FUJI ROCK FESTIVAL)を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思うのだけれど、会場でキャンプをすることもできるし、会場からちょっと離れたホテルに泊まることもできる。最も安上がりな車中泊・キャンプから、周辺の高級リゾートホテルまで価格もピンキリ。

旅行客としてキャンプはハードルが高いため、ホテルを探すとすると、重要なのがエリア選び。今回、この地を知る人におすすめされて選んだのが、パームスプリングスというエリア。フェス会場からは車で1時間ほど離れたこのエリアは、普段はリゾート地としても知られているところで、宿泊施設がたくさんあり、価格もいろいろなかから選びやすい。コーチェラ会場から1時間かかるけれど、シャトルバスも通っている(シャトルバス経路のなかで、最も遠いエリアになる)。

ということで、パームスプリングスでホテルを3泊予約。もともと物価の高いリゾート地、かつコーチェラ需要で価格がアップ、さらに円安の打撃を受けるなか、ホテルの相場は1泊200〜300ドル(30,000〜47,000円)。今回はairbnbで見つけた、一泊一部屋27,000円の2つ星ホテルに。このエリアではほぼ最安値だったのだけれど、部屋は広くて水回りも清潔、山々を望む絶景プールがあって、落ち着いた雰囲気ですごくおすすめできる宿。フロント機能がないこと、レストランがないので食事は自分で調達することなどだけ注意して。

宿泊したホテル:ミコノス・デザート・スイート(Mykonos Desert Suites)

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