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SNSで大人気!サラダ王子が提唱する 「世界の最新論文から導き出した、細胞レベルで健康になる、正しい食事法」

  • 2024.4.25
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時計回りに、葉物野菜、切り干し大根とごぼうのトマトスパイス煮込み、アボカド、紫キャベツのマリネ、にんじん、低温調理した鶏むね肉、半熟卵、ミニトマト、炊飯調理したじゃがいも&さつまいも、季節の野菜のグリル、枝豆ひじきの生姜バルサミコ、3種のきのこと蓮根の和風マリネ。 撮影=鈴木泰介
時計回りに、葉物野菜、切り干し大根とごぼうのトマトスパイス煮込み、アボカド、紫キャベツのマリネ、にんじん、低温調理した鶏むね肉、半熟卵、ミニトマト、炊飯調理したじゃがいも&さつまいも、季節の野菜のグリル、枝豆ひじきの生姜バルサミコ、3種のきのこと蓮根の和風マリネ。 撮影=鈴木泰介

「サラダ王子」という肩書で、SNSや講演会で栄養学に関する最新論文を紹介しながら、現在の食生活を見直そうと提唱している鍼灸師の田代健斗さん。定期的に開催している「はじまりのサラダ会」も常に予約でいっぱいです。

「栄養学に興味を持ったのは、鍼灸で体調を整えても再来院される患者さんを診ていて、食事や生活習慣を変えない限り根本治療にはならないと感じていたことと、僕自身もストレスが溜まると腹痛や片頭痛に襲われ、肌荒れなどの不調にも悩まされていたからでした。

2017年にハーバード大学とロンドン大学が行った『野菜や果物の消費率と死亡率』のメタ分析では『1日に200gの野菜や果物を増やすごとに、全死因の死亡率が10%下がった』『野菜や果物は1日800gまで食べることで、さらにメリットが得られる』と報告されていることを学び、それならば、最高の健康効果を求めて1日に800gの野菜をいただこう、そのためにはどうしたらよいかを研究しました。

その結果、昼食にはホエイプロテインとココナッツオイルを加えたグリーンスムージーと半熟卵を2個、夕食には低温調理した鶏むね肉に葉物野菜と蒸した後で冷やしたじゃがいもとさつまいもやマリネ類を盛り合わせたサラダを食べる生活を始めました。

グリーンスムージーとサラダ生活をしばらく続けたところ、腹痛や片頭痛、肌荒れに悩まされることもなくなり、体重も落ちて贅肉がつくこともなくなりました。

健康維持に大切なのは、栄養の質とバランス。酸化していないタンパク質や脂質、体脂肪になりにくい糖質を摂り、ビタミン、ミネラル、食物繊維をたっぷり摂ることです」と田代さん。

そんなこだわりを詰め込んだのが「はじまりのサラダ」。なんと、ひと皿に約30種類の食材が入っています。葉物野菜や緑黄色野菜、海藻、いも類などの野菜が600~800g、プラス質の良いタンパク質と脂質と糖質が摂れる究極のサラダです。

しかしこのサラダ、毎日9時~21時まで忙しく働く田代さんが、夜、簡単に準備できるよう考案した究極の「作り置きサラダ」でもあるんだそう。休日に5〜6日分を用意して、平日は器に盛りつけるだけ。わずか10分程度で完成するのだとか。

※本レシピは、サラダ王子/鍼灸師 田代健斗著の『はじまりのサラダと栄養学「食べる」の本質を解いた新しい食事法』から一部抜粋・編集しました。

「はじまりのサラダ」

時計回りに、葉物野菜、切り干し大根とごぼうのトマトスパイス煮込み、アボカド、紫キャベツのマリネ、にんじん、低温調理した鶏むね肉、半熟卵、ミニトマト、炊飯調理したじゃがいも&さつまいも、季節の野菜のグリル、枝豆ひじきの生姜バルサミコ、3種のきのこと蓮根の和風マリネ。 撮影=鈴木泰介
時計回りに、葉物野菜、切り干し大根とごぼうのトマトスパイス煮込み、アボカド、紫キャベツのマリネ、にんじん、低温調理した鶏むね肉、半熟卵、ミニトマト、炊飯調理したじゃがいも&さつまいも、季節の野菜のグリル、枝豆ひじきの生姜バルサミコ、3種のきのこと蓮根の和風マリネ。 撮影=鈴木泰介

「まず、たっぷりの葉物野菜を用意して、鮮度が保てるように重曹水で漬け置き洗いをして冷蔵庫にストック。タンパク質は脂肪分が少ない鶏むね肉を選び、低温調理をして冷蔵庫にストック。さらに半熟卵をプラス。糖質は、じゃがいも&さつまいもを炊飯調理して冷蔵庫にストック。脂質はフレッシュなアボカドと、ドレッシングとして使う酸度の低いエキストラバージンオリーブオイルを。これだけ準備おけば5〜6日は毎日サラダが食べられて、体調も良好に変化します」と田代さん。

いも類のデンプン質は、冷えると食物繊維と同じような働きをし、腸内で痩せやすい体質をつくる短鎖脂肪酸を生み出してくれるんだとか。キレイに痩せたい人には特におすすめという、「じゃがいも&さつまいもの炊飯調理方法」を教えていただきました!

じゃがいも&さつまいもの炊飯調理方法

■材料(5〜6日ストック分)

じゃがいも……4〜5個

さつまいも……2本

水……適量

炊飯器(または圧力鍋)

■作り方

1 じゃがいもとさつまいもは皮付きのまま洗って汚れを落とし、重曹水に12分漬ける。じゃがいもの芽や緑の部分は取り除く。

2 炊飯器の内釜にさつまいもを並べ、さつまいもの1/4の高さまで水を注ぐ。じゃがいもを上にのせる(じゃがいもは水分が多すぎると崩れてしまうので、上にする)。

炊飯器の内釜にさつまいもを並べ、さつまいもの1/4の高さまで水を注ぐ。 撮影=鈴木泰介
炊飯器の内釜にさつまいもを並べ、さつまいもの1/4の高さまで水を注ぐ。 撮影=鈴木泰介

3 普通に炊飯する。

4 炊飯が終わったら保温を切り、蓋を閉めたまま1〜2時間、放置する。

炊飯が終わったら保温を切り、蓋を閉めたまま1〜2時間、放置する。 撮影=鈴木泰介
炊飯が終わったら保温を切り、蓋を閉めたまま1〜2時間、放置する。 撮影=鈴木泰介

5 粗熱が取れたら、ペーパータオルで水を拭き取り、保存容器にペーパータオルを敷き、冷蔵庫に入れて保存する。

保存容器にペーパータオルを敷き、冷蔵庫に入れて保存する。 撮影=鈴木泰介
保存容器にペーパータオルを敷き、冷蔵庫に入れて保存する。 撮影=鈴木泰介

レシピ提供=サラダ王子/鍼灸師 田代健斗

取材・文=丸山佳子

撮影=鈴木泰介

【著者プロフィール】

田代健斗

鍼灸マッサージ整骨院院長。鍼灸師、柔道整復師の国家資格を活かし、年間2000人以上の患者を治療。はじまりのサラダ社を主催し、各地でサラダと栄養学の講演会を行い、病気にならない正しい食事法と栄養の知識の大切さを啓蒙する活動を精力的に行っている。「MeTASU」のブランドプロデューサーとして企画開発に携わり、自らの昼食にしているグリーンスムージーを第一弾の完全栄養食品「まかないスムージー」として2024年4月に販売開始。著書に『はじまりのサラダと栄養学「食べる」の本質を解いた新しい食事法』がある。

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