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共働きなのにママの負担が94%?実は小学校受験はパパが関わると有利な理由

  • 2024.4.25

小学校受験は、受験する子ども本人が、まだ5歳や6歳。そのため、受験対策には、親が大きく関わることになります。ひと昔前だと、「専業主婦であるママが、小学校受験対策の全てを担う」が一般的だったでしょう。ですが、時代はもう令和。厚生労働省の「2021年 国民生活基礎調査」の結果によると、「18歳未満の子供がいる世帯の母親が、仕事をしている割合は75.9%」と、過去最高を更新しています。(参考:リセマム)働くママがこれだけ増えた今、小学校受験の夫婦の役割分担はどうなっているのでしょうか?今回は、小学校受験を経験したママ931人にアンケートを取って、「小学校受験に、パパはどのように関わっていたのか」調査してみました。

小学校受験、94%がママ主体でサポート

ママとパパ、どちらが主体となってサポートしていたか

小学校受験を経験したママ931人に、「ママとパパ、どちらが主体となってサポートしていたのか」アンケートを取ったところ、94.4%(879人)がママと回答。「パパが主体となっている」と答えたのは、たったの5.6%(52人)でした。

パパは、協力してくれた?

パパはどの程度、協力的だったか

さらに、「パパはどの程度、協力的だったか」についてアンケートを取ったところ、「協力的だった」と答えたママは、64%。「協力的ではなかった」と答えたママは、36%でした。協力的だったとは言っても、「ママが言えば協力した」が45%で一番多い回答に。パパが自主的に協力した家庭は少なかったようです。「ほぼ協力しなかった」と答えたママが22%もいるのは、衝撃的ですよね。

行動するのはママばかり……

パパが協力的ではなかったご家庭に、お話を聞いてみました。〈アンケートに寄せられたコメント〉「受験させたいと言い出したのは夫なのに、行動するのは私ばかりだった」「夫は、何を協力すれば良いのかわからなかった様子。私もいちいち教えるのが面倒で、私がやったほうが早いし、確実だと思ってしまう」「たまに勉強を見てくれても、子どもにイライラしてすぐ終えてしまう。 良い解決策を教えて欲しい」パパが協力的ではないことに「共働きなのに……と余計にイライラが募った」という意見もありました。夫婦間でうまく連携が取れなかったご家庭も多く、ママに負担が偏っていたようです。

パパがいてくれて、助かった

反対に、パパが協力的だったご家庭にも、お話を聞いてみました。〈アンケートに寄せられたコメント〉「平日は私が見ていたが、休日のお勉強は夫が見てくれていた。朝早くに、誰もいない公園で運動特訓をすることも。共働きで、下の兄弟がまだ幼かったのでとても助かった」「パパは、朝の勉強を担当していた。苦手分野の練習プリントを用意したり、お風呂に入りながら季節を覚えたり。私がお勉強を見るよりも、パパの方がイライラが少なかった」パパとママで、うまく役割分担をしている家庭が多かったです。夫婦で協力することで、「子どもへのイライラが分散された」という声が多くありました。では、どうすればパパが協力的になってくれるのでしょうか?

小学校受験、パパの協力を得る方法

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①塾の先生に、喝を入れてもらう

意外に多かったのが、塾の先生から直接言われることで「パパのスイッチが入った」という声。塾の説明会などで、先生から「小学校受験は父親の関わりがいかに大切であるか」について叩き込まれたことで、パパの意識が変わり、協力的になったようです。実際、ママが小言を言うよりも、第三者からバシッと言われる方が、心に響くもの。塾の説明会などには、パパにも参加してもらって、うまく巻き込んでいくのが良さそうです。

②夫婦で話し合う

当たり前のことですが、これがいちばん大切なこと。アンケートでも、「日頃から教育方針を話し合っていた」「学習計画を一緒に立てた」など、夫婦で会話し、情報を共有している声が多かったです。私も、息子たちの受験のときは、毎晩のように、その日の学習の様子を夫に報告していました。「息子には将来どうなってほしいか」など、教育方針についても頻繁に話し合うことで、仕事で忙しい夫にも積極的に関わってもらうように心がけていました。

小学校受験には、パパが関わった方が有利?

実は、私立小や国立小には、パパが教育活動に関わる機会がたくさんあります。例えば、学校のお手伝いや、ボランティア、さらには「父親会」なるものが存在する学校も。息子が通う国立小でも、父親の見守りサポートや、父親が参加する課外活動なども盛んに行われています。そのため受験でも、父親と子どもの関係が重要視されることが多いようです。例えば、面接で、父親に対して「お父様はお子さんと普段どのように関わっていますか?」と質問されることも、本当によくあること。実体験に基づいた具体的なエピソードを話すには、日頃からの関わりが欠かせません。

「パパだからできること」を始めてみよう

小学校受験にはパパの協力が大切……とは言っても、仕事で夜遅く帰るパパに、平日のお勉強を見てもらうのは、現実的ではありませんよね。でも、「休日に虫や花の観察や外遊び(ボールや縄跳び)をする」なら、無理なく始められるのではないでしょうか。子どもの受験のために、パパだからできることは何か。あなたは、夫婦で話し合っていますか?みなさまの意見もお聞かせください。

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Instagram:すみれ(@suuuumam0513)

著書:「【幼児教室では身につかない】小学校受験 家庭でできる22のこと」(Amazon kindle)

ブログ:お金をかけずに頭のいい子を育てる方法

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