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日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名

  • 2024.4.25
日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名
日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名

Text by 石井彰(編集部)

パリ五輪への出場権をかけたU23アジアカップ。日本代表は22日に行なわれた韓国戦で0-1と敗れてしまい、グループ2位で決勝トーナメントへと進むことになった。

ノルマとなるベスト3に入るためには絶対に突破しなければならない準々決勝の相手は、この大会をホストしているカタール。サウジアラビアとともに豊富な資金力をベースに強化を進めてきた強敵だ。

今回はそのカタールの歴史上「最高のフットボーラー6名」をセレクトしてみた。

マンスール・ムフター

カタール代表成績:81試合42ゴール

生年月日:1955年

なんとカタールリーグで7回もの得点王に輝いたという天才ストライカー。詳しい生年月日は定かではないが、1976年にカタール代表でデビューするとすぐさまエースとして重要な選手となった。

アル・ラーヤンを5回のリーグ優勝に導き、カタール代表では81試合に出場して42ゴールを奪取。これはアルムアズ・アリに更新されるまで長く最多記録であった。

カタール代表ではディノ・サニ監督との対立によって引退に追い込まれたという歴史もあるが、それでも14年にわたって活躍しリーグの成長にも大きく貢献した。

なおカタール・スターズリーグでは彼の功績をたたえて得点王のタイトルを「マンスール・ムフター賞」と名付けている。

ハッサン・アル・ハイドゥース

日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名
日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名

カタール代表成績:183試合41ゴール

生年月日:1990年12月11日

フィールドプレーヤーでありながら、カタール代表で183試合に出場してきた鉄人ミッドフィルダー。アル・サッドの下部組織で育ち、16歳で五輪代表に飛び級選出されるなど天才として名高い選手だった。

北京五輪予選の日本代表戦でデビューしていきなりゴールを決め、勝利に貢献。それからメキメキと頭角を表し、クラブでもA代表でも常に欠かせない選手となった。サイドでもボランチでもトップ下でも、あるいはストライカーでもプレーできる器用さとリーダーシップでどんな監督にも愛された。

2019年と2023年のアジアカップ優勝、そして2022年のワールドカップ出場を成し遂げたあと、今年カタール代表から引退。33歳ながら180cap以上を記録するという凄まじい記録を残した。

アブドゥルカリーム・ハッサン

日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名
日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名

カタール代表成績:133試合15ゴール

生年月日:1993年8月28日

左サイドバックのポジションを本職としながら、2018年にはカタール人選手として二人目となるAFC年間最優秀選手賞を獲得したアブドゥルカリーム・ハッサン。

カタール国立の育成機関アスパイア・アカデミーを卒業し、アル・サッドで若くしてレギュラーを奪取。2017-18シーズンにはベルギーリーグのオイペンでもプレーした経験を持っている。

圧倒的なスピードと鋭い左足のキック、そしてゴールも決められる能力を備えた大型ディフェンダーで、17歳からA代表でプレー。27歳にしてカタール代表100試合出場を成し遂げるなど長く主力として活躍した。

2022年のワールドカップ後にはSNSでの発言が問題になって代表を追放され、アル・サッドからも退団を余儀なくされたものの、その後クウェートとイランでプレーを続けている。

ハルファン・イブラヒム

日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名
日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名

カタール代表成績:90試合21ゴール

生年月日:1988年2月18日

そしてアブドゥルカリーム・ハッサンの前に「カタール人選手として初めてAFC年間最優秀選手賞に輝いた」のがハルファン・イブラヒム。しかも2006年当時はまだ18歳であり、その年代で傑出した存在だった。

そのプレーはまさに天才。圧倒的な技術を生かしたドリブルは「カタールのマラドーナ」「ハルファリーニョ」とも呼ばれ、数々のディフェンダーを恐怖に陥れた。また得点力にも優れ、カタールリーグでは4回の2桁ゴールを記録している。

残念ながらプレースタイルもあって怪我が多く、キャリアの中で2回の前十字靭帯断裂を経験。そのため2020年に若くしてサッカー選手としての人生を終えることになった。

セバスティアン・ソリア

日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名
日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名

カタール代表成績:123試合39ゴール

生年月日:1983年11月8日

帰化選手でありながらもカタール代表で123試合もの出場記録を誇り、その中で39ゴールを決めたストライカー。40歳になった今もカタールSCでプレーを続けている。

ウルグアイで生まれたものの2004年にカタールへ渡り、アル・ガラファに加入。2006年には早くもカタールの国籍を取得してU-23代表に選出され、次年度にはフル代表にもデビューした。

2007年と2011年のアジアカップで日本代表相手にゴールを決めており、いわゆる「日本キラー」としても知られるが、実際のところはその2試合ともカタール代表は勝っていない。

アクラム・アフィーフ

日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名
日本代表、U23アジア杯で対決!カタールの「歴代最高のレジェンド選手」6名

カタール代表成績:112試合37ゴール

生年月日:1996年11月18日

まだ27歳という年齢であるが、すでにこのオールタイムベストに含めるべき存在となっているアクラム・アフィーフ。現代のカタール代表はまさに彼のチームと言っても過言ではない。

国立の育成機関アスパイア・アカデミーからセビージャに留学していた経験を持ち、ベルギーリーグのオイペンでプロデビュー。さらにビジャレアルやスポルティング・ヒホンでのプレーを経験し、2018年に帰国した。

アル・サッドではチャビ・エルナンデスとチームメイト、そして後に監督と選手という関係にもなり、そこでエースとして大活躍。圧倒的なドリブル突破と冴えわたる得点力が魅力で、前線の様々なポジションをこなす応用力も。

父親はタンザニア生まれの元ソマリア代表選手であったハッサン・アフィーフで、兄のアリ・アフィーフも元カタール代表DFというサラブレッドでもある。

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