1. トップ
  2. エンタメ
  3. 蔚山現代、横浜F・マリノスとの雨中決戦敗れACL決勝逃す 数的有利活かせず延長120分+PK戦で敗退

蔚山現代、横浜F・マリノスとの雨中決戦敗れACL決勝逃す 数的有利活かせず延長120分+PK戦で敗退

  • 2024.4.25

蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)が横浜F・マリノスとの激闘の末敗れ、ACL決勝進出を逃した。

蔚山は4月24日、敵地・横浜国際総合競技場で行われた横浜F・マリノスとのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦で2-3(2戦合計スコア3-3)とし、PK戦で4-5と敗れた。

去る17日のホーム第1戦では1-0と先勝した蔚山。前回からメンバー変更はMFコ・スンボム(30)に代えてMFマテウス(28)の1枚のみ。そのほかは第1戦決勝ゴールのMFイ・ドンギョン(26)をはじめ、FWチュ・ミンギュ(34)やGKチョ・ヒョヌ(32)などベストな布陣でアウェイに乗り込んだ。

ただ、前半は序盤から横浜FMの攻勢を受けると13分に失点。FWヤン・マテウス(25)の突破からペナルティエリア内でボールがこぼれると、DFキム・ヨングォン(34)とDFファン・ソッコ(34)がお見合いとなる形に。そこに反応した植中朝日が右足を振り抜き、2戦合計1-1の同点に戻される。

また、20分にはペナルティエリア手前でフリーとなったFWアンデルソン・ロペス(30)の左足シュートが決まると、29分にはFW植中朝日(22)の追加点も決まり、早々に0-3(2戦合計1-3)と離されてしまう。

すると、ホン・ミョンボ監督は34分にイ・ギュソン(29)を下げ、スウェーデン代表経験のあるMFダリヤン・ボヤニッチ(29)を投入。直後の36分、イ・ドンギョンのコーナーキックからMFマテウス(22)がヘディングシュートを決め頭で押し込み1点を返し反撃に出る。

そして38分、ボヤニッチのパスで抜け出したオム・ウォンサンがPA内で切り返した際、スライディングを試みたDF上島拓巳(26)の手に当たりPKを獲得。上島はレッドカードで一発退場となり、PKはボヤニッチが冷静に沈め2-3。2戦合計3-3と、勝負を振り出しに戻しハーフタイムを迎えた。

オム・ウォンサン
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)

後半は開始早々の2分、ボヤニッチのシュートが決まり蔚山が勝ち越したに見られたが、VARの結果ゴール前の選手がオフサイドと判定され得点取り消しに。横浜FMも17分、DF永戸勝也(29)のクロスをヤン・マテウスが頭で押し込みネットを揺らすも、こちらもVARでオフサイドと判定されノーゴールとなった。

以降は数的有利の蔚山が攻勢を強める展開も、横浜FMも途中出場のDFエドゥアルド(30)を中心にゴールを割らせず。蔚山はFWアーダーム・マルティン(30)、MFイ・チョンヨン(35)、コ・スンボム、MFキム・ミヌ(34)を投入し敵陣に迫るが得点は生まれず。試合は延長戦へ突入する。

延長戦も蔚山優勢の展開。蔚山は延長前半5分から出場のFWケルビン(26)を中心に敵陣へ迫り、横浜FMもMF天野純(32)を投入し勝負に出る。延長後半10分にはコーナーキックのこぼれをキム・ミヌが押し込むも、オフサイドの判定で得点は幻となった。

結局、120分間でも決着つかず勝負はPK戦へ持ち込まれた。

横浜FMゴール裏側で行われたPK戦は両者4人目まで成功した後、5人目のキム・ミヌが失敗。最後、5人目のエドゥアルドが成功させた横浜FMが、クラブ史上初のACL決勝進出を決めた。

なお、勝利した横浜FMは来る5月のACL決勝でアル・アインと対戦する。

(取材・文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)

元記事で読む
の記事をもっとみる